イット・フォローズ
2016/08/19 ( Fri )
「イット・フォローズ」(感想)
(監督)デヴィッド・ロバート・ミッチェル
(主演)マイカ・モンロー
今回のブログDEロードショーは“夏の第5回きもだめし大会”です。
5回目かぁ、ずいぶん楽しませていただいている企画です。
ただ、今回も近所のレンタル屋のホラーコーナーで迷っていたのですが
「スプラッタに行くしかないのかな・・・」と悩んでいたところ
知り合いの店員さんが教えてくれたのがこの作品でした。
予告を観ていただくとわかるのですが
低予算を逆手にとって
“それ”との戦いを描いています。
ルールも面白いです。
①“それ”はゆっくりと歩いてくる。
②“それ”は人にうつすことができる。
③“それ”はうつされた者にだけにだけしか見えない。
④“それ”は様々な人間の姿になり変わる。
⑤ “それ”はうつした相手が死んだら自分に戻ってくる。
⑥“それ”に捕まったら必ず死が待っている。
いやー。特に⑤が気が効いています。
「これ、無理ゲーじゃね?」といいたくなります。
体よく、相手にうつしても、その相手が死んだら、自分の所に戻ってくる・・・
『リング』を彷彿とさせます。
あれって、貞子の怖さ(今では笑いにしかならないのが残念ですが・・・)
よりも、ラストの選択が読み手や観客に問いかける部分が怖いんですよね・・・
・・・ああ、ある別の怖い映画、思いだしてしまいました。
それはさておき
低予算だからこそ、①③④のルールが俳優さんで
“それ”を表現できますし
(クリーチャー等をあえて出さないことでリアリティが増します)
③で、孤独感と恐怖感も倍増できます。
あと、音楽が純粋に良かった。サントラ欲しくなりました。
ネタばれの為 追記に
(監督)デヴィッド・ロバート・ミッチェル
(主演)マイカ・モンロー
今回のブログDEロードショーは“夏の第5回きもだめし大会”です。
5回目かぁ、ずいぶん楽しませていただいている企画です。
ただ、今回も近所のレンタル屋のホラーコーナーで迷っていたのですが
「スプラッタに行くしかないのかな・・・」と悩んでいたところ
知り合いの店員さんが教えてくれたのがこの作品でした。
予告を観ていただくとわかるのですが
低予算を逆手にとって
“それ”との戦いを描いています。
ルールも面白いです。
①“それ”はゆっくりと歩いてくる。
②“それ”は人にうつすことができる。
③“それ”はうつされた者にだけにだけしか見えない。
④“それ”は様々な人間の姿になり変わる。
⑤ “それ”はうつした相手が死んだら自分に戻ってくる。
⑥“それ”に捕まったら必ず死が待っている。
いやー。特に⑤が気が効いています。
「これ、無理ゲーじゃね?」といいたくなります。
体よく、相手にうつしても、その相手が死んだら、自分の所に戻ってくる・・・
『リング』を彷彿とさせます。
あれって、貞子の怖さ(今では笑いにしかならないのが残念ですが・・・)
よりも、ラストの選択が読み手や観客に問いかける部分が怖いんですよね・・・
・・・ああ、ある別の怖い映画、思いだしてしまいました。
それはさておき
低予算だからこそ、①③④のルールが俳優さんで
“それ”を表現できますし
(クリーチャー等をあえて出さないことでリアリティが増します)
③で、孤独感と恐怖感も倍増できます。
あと、音楽が純粋に良かった。サントラ欲しくなりました。
ネタばれの為 追記に
ホラー映画のお約束を逆手にとってあって
そういうこと(笑)をしているとまっさきに犠牲者になるはずが
物語の発端に組み込まれていたり
基本バカなことが多い仲間がわりと有能だったり
ヒロインが結界として使った策が裏目にでたり
“それ”自体も頭がよかったり
なかなか想定の上を行ってくれる部分が多かったです。
そして、フォローの意味通り
“ついてくる感”が非常にイヤな感じです。
ただ、納得のいかない点もいくつかあって
“それ”に物理攻撃が効くのか、効かないのか、よくわからないところや
(銃で撃っても、一旦は止まるがすぐ攻撃してきたり)
回復がとても早いのかわかりませんが・・・
“それ”が変化する人間に何かの法則性があるような、ないような?
父親や母親のようなものに変化することや
真っ裸な時と服を着ている時に何か意味があるのか?
もやもやするところもいくつかあります。
ネットで感想を観ていると、“それ”はSTD(性行為感染症)の
メタファーではという解釈が一番納得いっていたのですが
この作品を絶賛していたタランティーノが
監督本人に問うたところ、STDではなく
“死”そのもののメタファーと答えたそうです。
・・・なるほどと思うものの、タランティーノもそこは聞かなくてもいいような気がしますよね。
あーだ、こーだ考えるのが、ラストを含めて楽しいのでは、と思います。
でも、面白い作品でした。
改めてこの企画と教えて下さった店員さんに感謝です!!
そういうこと(笑)をしているとまっさきに犠牲者になるはずが
物語の発端に組み込まれていたり
基本バカなことが多い仲間がわりと有能だったり
ヒロインが結界として使った策が裏目にでたり
“それ”自体も頭がよかったり
なかなか想定の上を行ってくれる部分が多かったです。
そして、フォローの意味通り
“ついてくる感”が非常にイヤな感じです。
ただ、納得のいかない点もいくつかあって
“それ”に物理攻撃が効くのか、効かないのか、よくわからないところや
(銃で撃っても、一旦は止まるがすぐ攻撃してきたり)
回復がとても早いのかわかりませんが・・・
“それ”が変化する人間に何かの法則性があるような、ないような?
父親や母親のようなものに変化することや
真っ裸な時と服を着ている時に何か意味があるのか?
もやもやするところもいくつかあります。
ネットで感想を観ていると、“それ”はSTD(性行為感染症)の
メタファーではという解釈が一番納得いっていたのですが
この作品を絶賛していたタランティーノが
監督本人に問うたところ、STDではなく
“死”そのもののメタファーと答えたそうです。
・・・なるほどと思うものの、タランティーノもそこは聞かなくてもいいような気がしますよね。
あーだ、こーだ考えるのが、ラストを含めて楽しいのでは、と思います。
でも、面白い作品でした。
改めてこの企画と教えて下さった店員さんに感謝です!!
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