ささやかな手記

ささやかな手記」(感想
(著)サンドリー・コレット

目覚めると、鎖をつけられ、地下室で監禁されていた―。
ある事情から、人目を避けて南フランスの田舎の民宿に滞在していたテオは
周囲の山中を散策していたところ、廃屋めいた家に暮らす老兄弟によって囚われの身となってしまう。
地下室の先住者リュックは、彼にこう告げる…「地獄にようこそ」。

ストーリーはとてもシンプルですが
『ミザリー』とは違い、ただ、単に労働力として老人たちに監禁される〈俺〉。
普通の人間よりもタフである経験をしているはずの彼の人間としての尊厳、抵抗する意志が
失われていく過程がこれでもかと描かれていて、凄いです。

不条理感では『プリズナーNo6』に近い所もありますが
あの作品にあった、知恵比べの要素は非常に少なく
純粋に過酷な労働により、単純に疲弊していく
人ではなく<犬>と呼ばれることを徐々に受け入れていく様だったり

最後の〆方もまさか、こんなに詩情を感じさせるものになるのにも
驚きました。
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テーマ:読んだ本 - ジャンル:本・雑誌

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