黒い十人の女

黒い十人の女」(感想
(監督)市川 崑
(主演)船越 英二

「勝負映画」三作目はこの作品。

個人的には『スティング』『雲霧仁左衛門』(山崎努版) 『ラウンダーズ』 『疑惑』
『燃えよドラゴン』『ブラックレイン』『新幹線大爆破』『ひとごろし』『インファナル・アフェア』
『ロッキー』『青い春』『太陽を盗んだ男』『AKIRA』という作品も浮かんだのですが。

あえて、恋愛映画で「勝負映画」といえばやはりこの作品かなと思いました。

妻がありながら、ほかに9人の愛人を持つ男、テレビプロデューサー風松吉。
やがて女たちは結束し、松吉を殺害しようと企てるのだが…。

もう、ヒロインたちの名前だけでも笑ってしまいます。
今でも世に氾濫するいわゆるハーレムものを
1961年の時点でブラックユーモアに仕上げてしまう凄さ。
女優さんたちも本当に綺麗でそれぞれ魅力的です。

魅力の“魅”に鬼が入っているのにも納得です。


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テーマ:映画感想 - ジャンル:映画

20 : 00 : 00 | 映画・アニメ・DVD・TV感想 | TB(1) | Comment(8) | UP↑

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コメント
いい作品を選びましたね!
そうか~、恋愛で勝負映画っていったらこれがありましたよね!
ブラックなハーレムもの…まさにその通りで思わず笑ってしまいました。ヒロイン達の名前は忘れてしまったけど…。
でもホント、今でも斬新な作品かも。

>魅力の“魅”に鬼が入っているのにも納得です。

まったくもって納得です!
3本目もありがとうございました♪
by: 宵乃 * 2015/09/21 07:13 * URL [ 編集] | UP↑

宵乃さん こんばんは!!
> そうか~、恋愛で勝負映画っていったらこれがありましたよね!
> ブラックなハーレムもの…まさにその通りで思わず笑ってしまいました。ヒロイン達の名前は忘れてしまったけど…。

えーとヒロインたちの名前ですが
1)石ノ下 市子
2)風 双葉
3)三輪子
4)四村 塩
5)後藤 五夜子
6)虫子
7)七重
8)八代
9)櫛子
10)十糸子

> でもホント、今でも斬新な作品かも。
主人公の風 松吉って名前も。風のように捉えどころがなく。
当時のテレビ・プロデューサーという職業に対する監督の皮肉、敵意みたいなものも感じられて
おもしろいです。

> 3本目もありがとうございました♪
こちらもありがとうございました!!
映画を観ている時も楽しいのですが、どの作品を観ようか。
あーだこーだ考えている時も幸せでした。
企画を考えていただいた方にも感謝申し上げます。
by: きみやす * 2015/09/24 21:18 * URL [ 編集] | UP↑
こんにちは
黒い十人の女、タイトル通り面白そうですね。
調べると和田夏十のオリジナル・シナリオではないですか!彼女を知ったのはつい何年か前で、いつか手掛けた作品を観たいものだと網を張っていました。
まさにチャンス到来!

映画館にきていた「セッション」。
随分迷いましたが観ませんでした。きみやすさんや鉦鼓亭さんの感想を読み、やはり予想通りの作品だと納得した次第です。

最後に松吉に関する我が家のエピソードをおひとつ。
宅急便がない頃、義母から来る小包の中にカタカナだけで綴られた手紙が必ず添えられていました。(彼女は学問を受ける機会がなかったので)。それにもかかわらず手紙を書いてくれる母に、息子への深い愛情を感じました。
不思議なことに、名前だけは松江と漢字で明記されていたのです。
何年か後に謎が明かされます。
ある日義母の本名は伊勢松なのだと夫から聞き知りました。義母は伊勢松という響きが男っぽくて嫌いで勝手に松江と変え、周囲にはそれでずっと通していたらしいのです。
可愛げのある話に、義母との距離がまた縮まりました。
今、その義母は写真の中で笑っています。


by: しずく * 2015/09/29 09:49 * URL [ 編集] | UP↑

しずくさん こんばんは。
> 黒い十人の女、タイトル通り面白そうですね。
> 調べると和田夏十のオリジナル・シナリオではないですか!彼女を知ったのはつい何年か前で、いつか手掛けた作品を観たいものだと網を張っていました。
> まさにチャンス到来!

その当時、1962年の時代背景を考えると女たちの行動は非常に興味深く
主人公の名前の通り飄々と言うか、ふわふわと生きる男が最後にどうなるのか。
映画監督とその妻からすると、テレビに対する思い(危機感・皮肉がこめられているようにも感じます)

> 映画館にきていた「セッション」。
> 随分迷いましたが観ませんでした。きみやすさんや鉦鼓亭さんの感想を読み、やはり予想通りの作品だと納得した次第です。
・・・・改めて、人に何かを勧めるって本当に難しいなと思った作品でもありました。

受け手の感受性といいますと非常に乱暴といいますか
・・・やはり、その人の歩んできた人生や好み、その時の体調や精神状態によって変わるからですね。
同じ作品でも違った感じを自分自身ですら受けますので、なんとも難しい所です。


> 最後に松吉に関する我が家のエピソードをおひとつ。
> 宅急便がない頃、義母から来る小包の中にカタカナだけで綴られた手紙が必ず添えられていました。(彼女は学問を受ける機会がなかったので)。それにもかかわらず手紙を書いてくれる母に、息子への深い愛情を感じました。
> 不思議なことに、名前だけは松江と漢字で明記されていたのです。
> 何年か後に謎が明かされます。
> ある日義母の本名は伊勢松なのだと夫から聞き知りました。義母は伊勢松という響きが男っぽくて嫌いで勝手に松江と変え、周囲にはそれでずっと通していたらしいのです。
> 可愛げのある話に、義母との距離がまた縮まりました。
> 今、その義母は写真の中で笑っています。

うわぁ・・・。お義母様、可愛らしいし、息子さんの事を思う気持ちも含めて、素晴らしいですね。
最後の一行もビシッと決まっていて、いい短編を読ませていただいた気がします。
ありがとうございます!!
by: きみやす * 2015/09/29 22:36 * URL [ 編集] | UP↑
遊んで一首
>魅力の“魅”に鬼が入っているのにも納得です

面白い感性にぐぐっと来てつい詠んじゃいました。漢和辞典でつくりとかを調べてみると面白い発見などがありましたが、結構最初に感じたものに近かったです。

※物の怪に心奪われその姿未だわからぬを魅せられしかな

by: しずく * 2015/09/30 17:25 * URL [ 編集] | UP↑

しずくさん 素敵な一首ありがとうございました。

遊んでとはお書きになられていますが
すごく、腑に落ちるといいますか、自分の思っていること。
そして、それ以上のことまで表現して頂いた感じで、ありがとうございます。

※物の怪に心奪われその姿未だわからぬを魅せられしかな

いいですねぇ。
恥ずかしながら
“魅”の鬼の部分にばかり意識がいっていたのですが
“未”の方には全く考えていませんでした・・・。
未だ(いまだ)という言葉に「そうか~」って感じです。

人が何かに惹かれるとき(魅せられるとき)に わからないからというのはとても大きい要素ですよね・・・。
わからないからこそ、わかりたいという欲求を生み出す。

そして、まず、“物の怪”という言葉で一瞬、ぎょっとさせておいて
心奪われた対象に対する思いとも
制動のつかない、その惹かれる・好きという感情そのものにもかかっている上手さに
しみじみと感動しました。

繰り返しになりますが、ありがとうございました。


by: きみやす * 2015/10/01 21:03 * URL [ 編集] | UP↑
再見しました
今回は風さんにも注目して、一夫多妻制の国に生まれてればよかったのにと思いながら観ました(笑)
本当に風のようにふらふらした男で、翻弄される女達の歯がゆさなども伝わってきます。
そして、やはり女優陣も魅力的で、このキャスティングだからこそだとつくづく思いました。
上のコメントの"魅”の字にかんするやり取りも参考になります。未だわからぬですか~、ホント納得ですね!
by: 宵乃 * 2015/12/13 12:05 * URL [ 編集] | UP↑
記事、読ませていただきました。
宵乃さん こんにちは。
> 今回は風さんにも注目して、一夫多妻制の国に生まれてればよかったのにと思いながら観ました(笑)

男はやはり、心の奥底でこういう欲求はあると思います(笑)
ただ、戦国の世やよほど強い欲求がないと
もう、面倒くささの方が先に出る年齢になりました。

> 本当に風のようにふらふらした男で、翻弄される女達の歯がゆさなども伝わってきます。

だからこそ、持続できる人間はマメでありながら、ある程度のところで相手の気持ちに気がつかないフリができないと持たないでしょうね。
・・・『アメリカン・ビューティー』の彼のように
父に戻ることもできない。ある意味アダルトチルドレンだからこそ、続けられた気がします。

しずくさんから教えてもらったことですが、脚本家が奥さまで
監督も浮気していたことがあるようで
そう考えるとあの結末は納得できますね。

監督がどんな気持ちで撮影していたかは考えたくありませんが(笑)

> そして、やはり女優陣も魅力的で、このキャスティングだからこそだとつくづく思いました。
> 上のコメントの"魅”の字にかんするやり取りも参考になります。未だわからぬですか~、ホント納得ですね!

ありがとうございます。また、宵乃さんの方にもお邪魔させていただきます。
by: きみやす * 2015/12/13 13:00 * URL [ 編集] | UP↑

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映画「黒い十人の女」観ました
どこかモダンな雰囲気のある映画だった。 製作:日本’61 監督:市川崑 ジャンル:★サスペンス/コメディ【あらすじ】9人もの愛人を持つTVプロデューサーの風松吉。そんな夫に愛想を尽かしレストラン経営で気を紛らわす双葉だったが、夫を完全に無視することが出来ないでいた。彼女と同じ気持ちでいた愛人たちは、いつしか”彼が死ねばいい”とこぼし始める。それを知った風は、何故自分を殺したがるのか... 忘却エンドロール[2015/09/21 07:08]
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