アンダーグラウンド・マーケット
2015/04/16 ( Thu )
![]() | アンダーグラウンド・マーケット (2015/03/20) 藤井太洋 商品詳細を見る |
(著)藤井太洋
二〇一八年、日本は二つの経済構造を持つ国になっていた。
移民の流入とともに浸透したデジタル仮想通貨「N円」での取引は、税務当局に捕捉されない無税の地下経済圏を生み、表の社会が無視できなくなる規模に成長していたのだ。
その一方、「公平な税制」の名目で引き上げられた税金は社会を二つの階級に引き裂き
企業の正社員にならなければ地下経済に生きるしかない状況を生んでいた。
木谷巧は、そんな企業の外で働いて生きる「フリービー」と呼ばれる存在。
ITエンジニアとしての技能を活かして、中小企業の商売をN円の無税取引に改造する仕事で報酬を得ていたのだが・・・
仮想通貨と消費税の導入。
それにより、日本を取り巻く環境、格差もはや生活のスタイル・生き方そのものにまで
大きな変化をもたらした。
主人公たちは地下経済と表経済の狭間で
若いながらも、自分たちの決めた流儀をもちながら
生き抜いていますが
個人的には、まだ読みたい。
この1冊で終わらせるには非常にもったいないそんな印象を強く受けました。
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