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妻の沈黙

妻の沈黙 (ハヤカワ・ミステリ文庫)妻の沈黙 (ハヤカワ・ミステリ文庫)
(2014/08/08)
A S A ハリスン、A. S. A. Harrison 他

商品詳細を見る
妻の沈黙」(感想) 
(著)A S A・ハリスン 

不動産開発業で成功を収めた夫トッド。
彼を支えるサイコセラピストの妻ジョディ。
二十年以上連れ添ってきた二人の生活に、ある日亀裂が入った。
トッドの浮気相手が妊娠したのだ。
まだ見ぬ我が子に心を奪われはじめるトッドと、すべてを知りながら何も言わないジョディ。
二人のあいだの緊張が最高潮に達したとき、事件が起きる――。
誰にでも起こりうる結婚生活の顛末を、繊細かつ巧妙に描いたベストセラー・サスペンス!

いやー。 二十年以上連れ添ってきた夫婦に起こった小さな波乱。
それから、静かに静かに緊張感が高まっていくさまが、見事です。
そして、その緊張感と共に、まっとうだと思っていた登場人物たちの姿が少しずつ
ずれて行き、結末になだれ込んでいきます。

友人に離婚歴2回でちょうど、自分の年齢の半分の女性と再婚した男が居るのですが
彼が、これを読んで深く“夫”に共感したと言っていました。
(社会的に成功を収めつつも、自分が悪者になるのを極力避けたがり
自分ではどうしようもない外的な要素のせいで“仕方なく”行動してしまうと思い込む所なんか
そっくりだと言ってました)

そして(彼と同じく数回の離婚歴がある)トッドの弁護士(男)が
離婚を切り出した時の言動と、ジョディの間に正式な婚姻関係がないことを知った時の
言動の差が一番笑えたとの事でした。
(日本の法律とはこの辺は違うようですが・・・)

(大多数の)読者は、本当に妻ジョディに共感しながら読むと思うのですが
この物語の結末は単純に言い表せないところが
非常に魅力です。

トッドやジョディのバックボーンにも触れ
「ああ、なるほど」と思うことも非常に多くて
こんなに巧い作家さんが、出版の前に急逝されておられるらしく
次の作品が読めないのが非常に残念です。
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テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌

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