青春の殺人者 デラックス版
2014/08/09 ( Sat )
![]() | 青春の殺人者 デラックス版 [DVD] (2001/11/22) 水谷豊、内田良平 他 商品詳細を見る |
(監督)長谷川 和彦
(原作)中上 健次
(主演)水谷 豊
今回の“第3回夏のきもだめし企画”の企画なのですが
なかなか、ピンとくる作品が少なく、あっても貸しだし中の為
自分の手持ちの作品を再見することにしました。
以前、
“ある日、母が帰ると、父の死体の前で息子が立っており・・・
夫が殺されたというショックから立ち直った
母(市原悦子)はどこか嬉々とした表情で
息子・順(水谷豊)に
「二人で暮らそう」ときりだし始めます。
この市原悦子の半ば狂った演技と台詞
そして殺されるシーンは
個人的には日本映画で一番怖いシーンだと思います。”
と書きました。
観返しましたが・・・やっぱり怖気が走るほど怖い。
日本映画でいちばんかどうかは
今では『鬼畜』『震える舌』を見直した後ですと、微妙なところですが
確実に、このシーンだけで十分に精神が削られます。
あと、親のあり方。
もちろん、100%正しい親なんでいないし、いたらいたで迷惑だとは思うのですが
ある意味、理解があるようで、子どもを支配していまうような“愛情”のかけ方。
昔は、子どもの側でしか見えなかったものが
親の立場でみて「ううむ・・・」と唸ってしまいました。
ラストの予想を超えた行動も
今となってはわからなくもない・・・無責任極まりないですが。
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