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嗤う伊衛門

嗤う伊衛門」(感想
(著)京極 夏彦

嗤う:あざける。嘲笑する。

岩を裏切り、毒を飲ませ、
別の娘と婚礼しようとする極悪人である南北版の伊右衛門を、著者は大胆にも、
不器用で実直な侍として描く。
また、疱瘡(ほうそう)を患い、顔は崩れ、髪も抜け落ち、腰も曲がるほど醜くなっていると表現されている
岩の人間としての凛とした美しさが際立つ作品です。

自分はこの著者とは相性の良い作品とそうでない作品の差が激しいので
好きな作品と苦手な作品に分かれるのですが

この作品も作中、前半部は大好きなんです(笑)
特にこの“伊右衛門”と“岩”双方の登場人物が・・・
不器用な二人のやりとり。
「あの作品をこう料理するか・・・」と本当にびっくりします。

岩というある意味、被害者として百数十年も描かれてきた人間を
そうではなく、その病気・外見すら受容して生きていく強い人間として描き
(そのなかで、垣間見える女心がとても可愛らしい)

・・・自分は頑なな女性が大好きなんですよ(笑)

タイトルにもなっている
伊右衛門が“嗤う”のはどこなのか。
様々な人間の情と欲と愛を動かせながら
後半はどうしても本家の話の大きな流れを変えずに進行していきます。

(・・・ただ、ラストはなぁ・・・ああいう方法しかないとはいえ・・・)
なんか、悲しいです。

読んでいくうちに、妖怪・怪異の類でなく
きちんとした人間の業によってすべての悲劇が解かれる
推理小説にもなっているのに
気がつくのに時間がかかりました。
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テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌

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