呪術の王国―憑鬼25話
2013/05/06 ( Mon )
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「呪術の王国―憑鬼25話」(感想)
(著)ソーマデーヴァ
インドからの贈物。
謎解きの楽しさと人生の知恵の宝庫
三超軍王と憑鬼が織りなす25話から我々は数々の知恵を学ぶ。
古代インドの呪術的世界に繰り広げられた数々の秘話―。(帯より)
インド版説話集と言えばいいのか。
謎の婆羅門からある憑鬼を連れて来るよう頼まれた王
“三超軍”は憑鬼を背に何度も向かおうとするが
そのたびに憑鬼の口にする物語を聞かされる。
物語の“元型”ともいえるそれらの最後には
必ず、謎が用意され
“この話で一番、幸せなものは誰か”
“この話で一番、不義なものは誰か”などなど
流石に、24話(25話目は大団円)も続くと
話としては、中だるみが起きそうなのですが。
最後の質問とそれに対する三超軍王の回答によって
物語の緊張は何とか保たれている印象はあります。
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