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痴人の愛

痴人の愛 (1949年) (新潮文庫)痴人の愛 (1949年) (新潮文庫)
(1949)
谷崎 潤一郎

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痴人の愛」(感想
(著)谷崎 潤一郎
模範的なサラリー・マンである譲治は
カフェで見初めた美少女“ナオミ”を自分好みの女性に育て上げ妻にする。

成熟するにつれて妖艶さを増すナオミの回りにはいつしか男友達が群がり
やがて“譲治”自身もナオミの肉体と精神に翻弄されていく・・・

再読。
ある種の傾向のある男性にとっては
非常に嬉しい物語だな~ぐらいにしか
初読の時は思わなかったのですが。

改めて読んでみて
淡々と書かれているにもかかわらず
最後の印象が強く残りました。

自分は、コーネル・ウールリッチ・(ウィリアム・アイリッシュ)の悪女ものが
好きではあるのですが

この作品はその系列である
ファム・ファタールものとは言えないのでは?という感じを受けました。

ナオミは意図を持って譲治を陥れた訳ではなく
文字通り、自然とお互いの関係が変質していき、立場の逆転
そして、ラストが語られます。

これは破滅なのか?
それとも彼の望んだ結末なのか。

ラストで西洋人(作中ママ)から譲治→「ジョージ」と呼ばれるのは何故なのか?
大正という時代の中で
確実に、それまでの時代では存在しえなかった夫婦関係を築く二人。

彼らをどう感じ、評価するのか?
それは各々の読者のゆだねられており

ラストで主人公が口にするように
どう思われても仕方がない

家族の最小単位の一つ“夫婦”のことであるから
結局、読者といえども“他人”が口出しすることでもないということなのかな?という
結論に達しました。

ただ、性欲という重要なファクターが減った場合
この夫婦はどうなるのか。

著者のように「細君譲渡」等するのか否か。
そういったことを色々と考えてしまいました。

また十数年ぐらいたって読み返してみたいです、
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テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌

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