八つ墓村

八つ墓村 [DVD]八つ墓村 [DVD]
(2002/04/21)
萩原健一、山崎努 他

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八つ墓村」(感想
(監督)野村 芳太郎
(原作)横溝 正史
(主演)渥美 清 萩原 健一 山崎 努

JALの空港グランドサービス(AGS)で発着誘導員をしている青年
寺田辰弥は、奇妙な新聞尋ね人欄に出会う。
父の顔を知らず、母・鶴子の面影だけをもって生きてきた辰弥だったが
その記事をきっかけに母方の祖父・井上丑松に初めて会うが、丑松はその場で毒殺される。
弁護士から、生まれ故郷の豪農・多治見家(東屋)の後継者であると聞かされる。
そして、多治見の分家にあたる森家(西屋)に嫁いだ美しい未亡人・森美也子の案内で
生まれ故郷へと向かう。
鳥取と岡山の県境にあるその村は通称“八つ墓村”と呼ばれていた・・・

今回のプログ・DE・ロードショー 夏の納涼企画3作目はこちら。
・・・・って気がついたら、野村芳太郎監督作品3タテ(笑)

何が怖いかって、自分たちの世代では
志村 けんの「八つ墓村の祟りじゃ~」
(正確には八つ墓明神かな?)とギャグの方が伝播していたのですが。
当時の子どもたちからすると、ギャグにしないと耐えられない
それくらい予告も怖かった記憶があります・・・

小学校の頃、TVで本編を観てみたら
主人公・辰弥の父と目されている多治見要蔵(山崎努)が
とんでもなく怖い。
悪夢に出てくるレベルですよ。

桜の木をバックに猟銃と日本刀を持って疾走する殺人鬼って
遭遇した段階で死を覚悟してしまいます。
不釣合いなほど美しい音楽。
本人が無言なだけに・・・余計に怖い。

本編なんですが、
原作との相違点も非常に多いのが特徴です。
まず名前からして田治見家だったり
込み入っていた連続殺人のトリックも
あまり重視されていません。

登場人物も削除・集約されたり
ラストも全くと言って違っているのですが。

映画としては
これでいいんじゃないかな・・・と思いました。

八つ墓村 (角川文庫)八つ墓村 (角川文庫)
(1971/04/26)
横溝 正史

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原作の終わり方をすると
「ここまで凄いことになっておきながら、この終わり方?」という一抹の
疑問が残るのですが。

映画はある意味、きちんとした因果応報というのか。
あのラストがふさわしい、そんな印象を受けます。
・・・それにしても、渥美清扮する金田一耕助。

主人公が犯人から鍾乳洞の中を逃げ回っているのに
安全な場所で過去を解き明かし、村人や警察の人たちに
聞かせてるのってどうなの?(笑)

昔、マンガの『金田一少年の事件簿』『名探偵コナン』が
なかった頃、「金田一って意外と、防御率最低の探偵だよな~」とか
言ってたのを思い出しました。
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テーマ:DVD - ジャンル:映画

17 : 00 : 00 | 映画・アニメ・DVD・TV感想 | TB(1) | Comment(8) | UP↑

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コメント
おぉ~!!! (もう、私の声は、かすれ気味です)
>・・・・って気がついたら、野村芳太郎監督作品3タテ(笑)

素晴らしい監督で、私は日本人で多分2番目に好きな人です♪
(1番は熊井啓監督)

実はこの作品、来週CSのオンエアがあるので、録画して再見する予定です☆
なので、その後にゆっくりとお邪魔いたしますね~。

とりあえず、昔々の感想文はこちらです(笑)
お忙しかったらスルーして下さいね~。
http://saisenseisuki.blog97.fc2.com/blog-entry-330.html
by: miri * 2012/08/26 17:30 * URL [ 編集] | UP↑
今度は八墓村ですか!
この作品は、残念ながら観たことがありませんが、怖いですよね~。例のふん装のインパクトだけで、子供はホント震え上がりますよ。ギャグにしないと耐えられないという気持ち、わかります!

これは金田一が主人公ではないということで驚きました。確かに、毎度のごとく犯人を止められない作品なので、金田一以外を主人公にした方が恐怖倍増でいいかも(笑)

レビュー三本目、ありがとうございました♪
by: 宵乃 * 2012/08/27 11:44 * URL [ 編集] | UP↑
こんばんは。

> 素晴らしい監督で、私は日本人で多分2番目に好きな人です♪
自分も好きな監督さんです。
芥川也寸志氏の音楽も素晴らしいですよね・・・

> (1番は熊井啓監督)
『黒部の太陽』を何故か観た記憶があります。
あとは『海と毒薬』くらいしかみたことがないので
今度、探してみます。

> 実はこの作品、来週CSのオンエアがあるので、録画して再見する予定です☆
> なので、その後にゆっくりとお邪魔いたしますね~。
by: きみやす * 2012/08/27 23:13 * URL [ 編集] | UP↑
コメントありがとうございました。
> これは金田一が主人公ではないということで驚きました。確かに、毎度のごとく犯人を止められない作品なので、金田一以外を主人公にした方が恐怖倍増でいいかも(笑)

ですねぇ(笑)「探偵の仕事、役やってくれよ!!」とか思いながら
鍾乳洞を逃げ回るなんて、これまた悪夢ですね。
by: きみやす * 2012/08/27 23:52 * URL [ 編集] | UP↑
こんばんは☆
鑑賞しました。
フィルムの感じが、いかにも野村芳太郎って感じで、懐かしかったです。
しかし、長い、長過ぎて、多分、初見時のオンエアは
カットが多かったのではないかな~と思いました。

>小学校の頃、TVで本編を観てみたら

これは、もしかして、私の記事と同じ時ではないでしょうか?
私は18歳でした・・・違うかな?

>桜の木をバックに猟銃と日本刀を持って疾走する殺人鬼って

ごめんなさい、今回これを見て、
私はゲラゲラと声を出して笑ってしまいました・・・。
どうして笑ってしまったのか?
自分では分かりませんが、どうにもこうにも怖くなかった・・・のです。

怖かったのは、消音の中の、奴の蛮行の数々ですね・・・
仰る通りに
>不釣合いなほど美しい音楽
これがね・・・。

あとは昔も同じ、最後のあの修羅顔で追いかける姿と声にならない声・・・と、
今回つくづく思ったのが、金田一がノンビリと説明しているのを
妙に静かに納得して聞いている村人たちの180度の変わりよう、でした。

>原作との相違点も非常に多いのが特徴です。

見始めてすぐに、あぁそういえばこの作品には
「お兄さま」と甘える、典子が出て来なかったな~と思い出しました。
要するに全然違う話に近くなっていますので、
それはそれで仕方なかったかな?と思いました。

>映画としては
>これでいいんじゃないかな・・・と思いました。

この通りだと、私も思います。

>ですね。本当に裕福な未亡人って感じが良くでていて
>少々、山本陽子が霞んでしまった気がします・・・

美也子はあれで良いと思ったのですが、
山本陽子は「春代」という女優ではないですよね~(笑)。

>薄幸の母親といった感じで良かったと思います。

まぁ全盛期を思うとアレですけど、
この作品内では、上手に使ってもらって良かったですね!

>殺人を止めるとかいう意識はあまり感じられませんでしたね。

あまり、ではなく、全く、ですよね~(爆)。

>あとは、多治見家の屋敷があんな風になるので
>「名探偵、全員集めて、さてと言い」という場所がなかったんでしょうかね。

原作では、全部終わってから、大団円だったので、
ちょっと時系列が違ったせいもあるのでは?と思いました。

>これはあの山から屋敷を見やるシーンでそう思いました。

今回も、この映画としての主人公は、やはり彼らだと思いました。

>ただ、32人殺しても果たせない“祟り”
>多治見の一族を滅ぼすことでしか解消できなかったのですかね・・・

この件については、今回の鑑賞で、ネットであれこれ読みましたが、
やはり「典子」と「辰弥」が結ばれてこそ、の筋道だったようで、
典子が出てこない本作は、やはり片手落ち、
原作とは全く違う作品だったのだな~と分かりました☆
(里村慎太郎も出ていなかったですよね?
 ・・・それではやはり、全く違う話ですわ、ほほほ)

こちらさまをご参照くださいませ~。

http://www.yokomizo.to/note/yatsuhaka.htm

やはり金田一などの横溝作品は、
原作を読んだ時の、あの「恐ろしさ」が、一番で
いつまでも続くのだな~と思いますし、
特にこの「八つ墓村」は映像化の難しい作品なのだと、しみじみ思いました。

今回、きみやすさんの記事がなければ、録画しても
なかなか先にしか見られなかったと思いますので、
こんなに早く鑑賞でき、色々と懐かしかったり、
有難かったです☆

なお、先日お話ししていた「サンダカン八番娼館 望郷」も
再見出来ました。有難うございました。

長くなりまして、申しわけありませんでした~。
by: miri * 2012/09/01 21:51 * URL [ 編集] | UP↑
miriさん こんばんは
> フィルムの感じが、いかにも野村芳太郎って感じで、懐かしかったです。
> しかし、長い、長過ぎて

確かに・・・長かったですね。
市川作品とはその辺も違う感じがしますね。

> これは、もしかして、私の記事と同じ時ではないでしょうか?
> 私は18歳でした・・・違うかな?

そうですね。おそらく、そのぐらいだと思います。


> ごめんなさい、今回これを見て、
> 私はゲラゲラと声を出して笑ってしまいました・・・。
> どうして笑ってしまったのか?
> 自分では分かりませんが、どうにもこうにも怖くなかった・・・のです。

そうですか!? 自分は結構「おお~」とか思いながら観てました。

個人的には“ジョニー大倉”が演じた時は
「おいおい。新喜劇かよ」とツッこんだ記憶があります。

> >不釣合いなほど美しい音楽
> これがね・・・。

芥川也寸志の音楽は本当に凄いですね。
『鬼畜』『事件』『八つ墓村』のサウンド・トラックがあるらしいのですが
購入するかどうか迷うところです(笑)

> あとは昔も同じ、最後のあの修羅顔で追いかける姿と声にならない声・・・と、
> 今回つくづく思ったのが、金田一がノンビリと説明しているのを
> 妙に静かに納得して聞いている村人たちの180度の変わりよう、でした。

村人達も良く考えると変ですよね。
32人も虐殺した家を排斥もせず、前半に大地主として
扱っているのも変な感じですね。

> 見始めてすぐに、あぁそういえばこの作品には
> 「お兄さま」と甘える、典子が出て来なかったな~と思い出しました。
> 要するに全然違う話に近くなっていますので、
> それはそれで仕方なかったかな?と思いました。

そうなんですよね。可愛い女性と結ばれ、小判まで手に入れる。
何か違う気が・・・

それだと、渥美清が最後に言及しなかった
無意識の内の“血の復讐”の方が収まりが良いような気がします。

> あまり、ではなく、全く、ですよね~(爆)。

ですねぇ、単にフィールドワークに来た学者のようでしたね。

> 今回も、この映画としての主人公は、やはり彼らだと思いました。

> この件については、今回の鑑賞で、ネットであれこれ読みましたが、
> やはり「典子」と「辰弥」が結ばれてこそ、の筋道だったようで、
> 典子が出てこない本作は、やはり片手落ち、
> 原作とは全く違う作品だったのだな~と分かりました☆

> (里村慎太郎も出ていなかったですよね?
>  ・・・それではやはり、全く違う話ですわ、ほほほ)

確かに、あの辺のエピソードはバッサリと
省略されてましたねぇ。

> 特にこの「八つ墓村」は映像化の難しい作品なのだと、しみじみ思いました。

原作の登場人物・密度が多い分、どこに焦点を置くべきか
悩む作品なのかもそれませんねぇ。

> なお、先日お話ししていた「サンダカン八番娼館 望郷」も
> 再見出来ました。有難うございました。

今日、借りに行ったのですが、貸し出し中でした

> 長くなりまして、申しわけありませんでした~。

いえいえ。いつも楽しいです。
ありがとうございました
by: きみやす * 2012/09/02 06:39 * URL [ 編集] | UP↑
こんにちは!
もうこちらにコメントしてから約3年も経ってるんですね…。時の経つのが早すぎて怖い!!

やっと観られたんですが、この作品はミステリーと言うよりオカルト映画だったような気がします(金田一はミスリード 笑)
ホント、”桜の木をバックに猟銃と日本刀を持って疾走する殺人鬼”のシーンや、落ち武者が殺されるシーンは怖すぎですよね。
美也子の変貌はちょっと笑えたけども、子供の頃に観たらトラウマになりそう。

>不釣合いなほど美しい音楽。

感想には書き忘れましたが、これも印象に残りました。背景の自然も美しく、金田一は村に溶け込んでいて(笑)、こんな凄惨な事件が起こっても他所からきた人は「なんて素敵な場所なんだ!」と思いそうです。
とりあえず、インパクトは絶大な作品でした。
by: 宵乃 * 2015/06/19 16:48 * URL [ 編集] | UP↑

宵乃さん こんばんは。
> もうこちらにコメントしてから約3年も経ってるんですね…。時の経つのが早すぎて怖い!!
・・・いや、本当に、それが一番怖いかもしれません(笑)

> やっと観られたんですが、この作品はミステリーと言うよりオカルト映画だったような気がします(金田一はミスリード 笑)
本当に、この金田一はフィールドワークしてる印象が強くて・・・
探偵としての仕事はあんまりしていない感じがしますね~~。

> ホント、”桜の木をバックに猟銃と日本刀を持って疾走する殺人鬼”のシーンや、落ち武者が殺されるシーンは怖すぎですよね。
子供心にかなり、ビビったのですが(笑)。
大人になってみても怖さで呑まれたようになり、逃げる間もなく死んでしまいそうです。

冷静に考えると、あれだけのことをした人の一族が、それなりに権勢をふるっているというのも
疑問が残りますね・・・。

> 美也子の変貌はちょっと笑えたけども、子供の頃に観たらトラウマになりそう。
確かに、今見ると、「やりすぎだろ!」とツッコミを入れてしまいますが
あの鍾乳洞の中で追いかけられると、あんな風に見えてもおかしくないかもしれませんね・・・。

> >不釣合いなほど美しい音楽。

> 感想には書き忘れましたが、これも印象に残りました。背景の自然も美しく、金田一は村に溶け込んでいて(笑)、こんな凄惨な事件が起こっても他所からきた人は「なんて素敵な場所なんだ!」と思いそうです。
> とりあえず、インパクトは絶大な作品でした。

本当に、miriさんが指摘されているようにこの映画はミステリではなくオカルト(もしくはホラー映画)なのかもしれません。
最後に落ち武者たちが画面に登場するのも
彼らの長きにわたる怨みが復讐によって完遂したのを描いている気もします。
by: きみやす * 2015/06/23 19:01 * URL [ 編集] | UP↑

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