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震える舌

あの頃映画 「震える舌」 [DVD]あの頃映画 「震える舌」 [DVD]
(2011/11/23)
渡瀬恒彦、十朱幸代 他

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震える舌」(感想
(監督)野村 芳太郎
(原作)三木 卓
(主演)渡瀬恒彦 十朱幸代

今回のプログ・DE・ロードショー 夏の納涼企画・その2作目は
この作品です。

平和な家庭に忍び込んだある異変。
それは幼い娘のいつもと違う行動として現われ
開口不全・歩行困難、そして、激しい発作を引き起こす。
困惑する両親を尻目に“破傷風菌”は娘の体を蝕んでいく。

病気との想像を絶する闘い、疲労困憊し感染への恐怖に取りつかれる夫婦―。

子供の頃、何とはなしにTVで観た記憶があるのですが?・・・
開始30分ぐらいで挫折・・・耐え切れませんでした。

大人になった今、意を決して観たのですが
それでも、しんどい。

むしろ、親の立場、子の立場、両方の部分がわかるだけに
余計にこたえます。

昔と同様、開始30分程でDVDの残時間を計算し
「・・・本当にあと耐えられんのか?」と
思いました。

闘病映画ではあるのですが
監督自ら予告編で語っているように“恐怖映画”の手法を使って
撮影されているので
(おそらくは『エクソシスト』等も参考したであろう、少女の使い方)
正直、観せ方がえげつないです。

医療機器や病院の内装・外観。
光や音によって発作がおきてしまう為に光を遮断した病室。

子どもの声や配膳台が動くだけで
“あの”発作を見せられるかと思うと

緊張。弛緩。緊張。緊張。緊張。といった具合で
夫婦二人の何十分の一かの苦しみをうかがい知ることが出来ます。

娘の身を案じながらも感染の恐怖にも苛まれる二人
渡瀬恒彦演じる夫の憔悴具合。
十朱幸代演じる母親が精神に変調をきたしていき
「産まなきゃ良かった」と口にする辺りの赤裸々さ。

あと開口不全で噛み締めすぎて口から流れ出る血。
血の量なんてそこら辺のホラー映画からしたら少ないはずなのに
心底、こたえます。

咽喉が塞がろうとするため男性医師が
「この子の歯、乳歯?永久歯?乳歯だね。また生えてくるからいいよね」と
有無を言わさず、前歯を折り、それを取り出す一連の場面等
かなり精神力な体力(?)が必要です。

そんな中でも主治医である女医・能勢先生の
懸命に治療に臨む姿勢に、感銘を覚えます。

原作は
震える舌 (新潮文庫 草 189-1)震える舌 (新潮文庫 草 189-1)
(1980/04)
三木 卓

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同名小説。


優れた、闘病小説でありながらも

“発作が、緩解しはじめた。昌子はそのまま人間を通り過ぎて物体になった”

と書けてしまう作家というもの恐ろしさ。
家族が崩壊していく様を(苦悩はあるであろうが)書ける
業の深さにも、正直、慄然としてしまうところがあります。
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テーマ:DVD - ジャンル:映画

08 : 30 : 00 | 映画・アニメ・DVD・TV感想 | TB(0) | Comment(12) | UP↑

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コメント
ぎょえっー!!!
またまた失礼いたしました☆

きみやすさん、こんにちは☆
この映画・・・今回はご覧になったのですよね~???

凄い・・・最後まで見た、きみやすさんが・・・こわい・・・
と言ったら叱られますよね? ごめんなさい☆

私、色々な事情で、ノートから転記していない作品が
いくつかあるのですが、この作品が筆頭です。

正直言って、これを見てから、どろんこを見ると「破傷風菌がいる」と思い、
子供が産まれたら、破傷風の予防接種をしなくては、と焦り、
野村芳太郎の作品だけど・・・。

>子どもの声や配膳台が動くだけで
>“あの”発作を見せられるかと思うと
>緊張。弛緩。緊張。緊張。緊張。といった具合で
>夫婦二人の何十分の一かの苦しみをうかがい知ることが出来ます。

あぁ・・・もうなんもいえねぇ・・・。
by: miri * 2012/08/25 11:01 * URL [ 編集] | UP↑
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by: * 2012/08/25 11:23 * [ 編集] | UP↑
もうひとつあったー!
すみません、気づくの遅れました。
これはこれで恐ろしい作品ですね。よく連続でこれを…。そのタフさに驚かされます。
二つとも変化球で、肝試し企画でこういう作品を知ることになるとは思いませんでした。やはり想像の産物より現実や人間の方が怖いのかなぁ。
正直、この作品は恐ろしくて観られそうにないです…。
トラウマ映画への挑戦、お疲れ様でした!
by: 宵乃 * 2012/08/25 15:50 * URL [ 編集] | UP↑

miriさん こんばんは(2回目)

> 凄い・・・最後まで見た、きみやすさんが・・・こわい・・・
> と言ったら叱られますよね? ごめんなさい☆

いえ。大丈夫です。
というか、自分も知っている人間が「『震える舌』観た」と言ったら正直、ヒキます。

> 正直言って、これを見てから、どろんこを見ると「破傷風菌がいる」と思い、
> 子供が産まれたら、破傷風の予防接種をしなくては、と焦り、

自分も家内に「うちの子供たち、3種混合ワクチン、受けているよね?ね?」と
映画を中断して、確認に行きました。

> 野村芳太郎の作品だけど・・・。

本当に、自我と家族の関係をここまで書ききる監督は
いないと思いました。

その他のエンタテイメント作品も『事件』『疑惑』も好きですが

この作品を、もう一度見返すことはないと思います。

少々話はそれますが『鬼畜』にしてもこの作品にしても
正直、miriさんのリアクションで結構、助かっています。
もしそれがなかったら、自分一人で・・・と
鬱々と考えてしまいそうだったので。
ありがとうございました。

by: きみやす * 2012/08/27 22:20 * URL [ 編集] | UP↑

宵乃さん こんばんは(2回目)

> すみません、気づくの遅れました。
> これはこれで恐ろしい作品ですね。よく連続でこれを…。
いえ、正直、自分が映画を観て奪われた体力・気力を計算を読み違えていただけです。
単なるバカです。

> 二つとも変化球で、肝試し企画でこういう作品を知ることになるとは思いませんでした。やはり想像の産物より現実や人間の方が怖いのかなぁ。

見たくもない現実の姿を直視させられる作品といった方がいいかも
しれませんねぇ。

> 正直、この作品は恐ろしくて観られそうにないです…。

それがいいと思います。
自分も、もう再鑑賞する自信はないです・・・
by: きみやす * 2012/08/27 22:26 * URL [ 編集] | UP↑
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by: * 2012/08/28 14:18 * [ 編集] | UP↑
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by: * 2012/08/28 14:21 * [ 編集] | UP↑

 きみやすさん、こんばんは

これ去年の「肝試し大会」の後に再見(3回目)したんですけど、1,2回目とかなり見方が変わった作品です。

以前は破傷風に罹った子供とその周囲を描いた作品だと思っていたのですが、
今回観直した時の感想は、破傷風を題材にした「夫婦の物語」なんじゃないかと。
と言うのは、あの夫婦、自分達夫婦と余りにそっくりだったんですよ。
喋り方とか考え方とか、僕も多分必死に手を洗いますね。(残念ながら容姿は似ても似つきませんが~笑)

漁師は「板子一枚下は地獄」と言いますが、夫婦も日常と破綻を遮っているのは、有って無いような薄い壁しかないんだなと実感しました。
by: 鉦鼓亭 * 2013/01/13 00:16 * URL [ 編集] | UP↑

鉦鼓亭さん おはようございます。

> 今回観直した時の感想は、破傷風を題材にした「夫婦の物語」なんじゃないかと。
そうですね。
極限状態における夫婦の姿を
これでもかと描いている作品のような気がします。

> 漁師は「板子一枚下は地獄」と言いますが、夫婦も日常と破綻を遮っているのは、有って無いような薄い壁しかないんだなと実感しました。

本当に、そう思います。
我々の日常なんて何が原因で壊れるかわかりませんよね。
“薄い壁”が破れたときに、何を頼りにするのか。
ありきたりな答えですが、そこはやはり信頼。
相手を尊重し、裏切らない。
そこに尽きるような気がします。
by: きみやす * 2013/01/13 07:44 * URL [ 編集] | UP↑
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by: * 2013/01/27 01:52 * [ 編集] | UP↑
お久しぶりです
お元気でしょうか?
今年も暑い上に異常気象が続いていて、油断できませんね。

5年以上も前の記事にコメント失礼します。でもインパクトある作品だから、まだ覚えていらっしゃるんじゃないかなぁと…。

きみやすさんの仰る通り、見るのに凄まじい精神力が必要な作品でした。まさかこれをTVでオンエアしていたとは…。ヘタなホラーよりもトラウマ率が高そうです。

エクソシストのようでしたが、背骨が折れることもあると言われると…。それを演じる少女の演技力も相まって壮絶です。出演者全員真剣でしたよね。

原作に沿っているのか気になるところもところどころありました。母親のことやラストなど…。
よく映画化したな、というのが一番の感想です。
by: 宵乃 * 2018/08/06 14:48 * URL [ 編集] | UP↑
お久しぶりです。
ご無沙汰しております。 返信遅くて申し訳ございません。

> 5年以上も前の記事にコメント失礼します。でもインパクトある作品だから、まだ覚えていらっしゃるんじゃないかなぁと…。

> きみやすさんの仰る通り、見るのに凄まじい精神力が必要な作品でした。まさかこれをTVでオンエアしていたとは…。ヘタなホラーよりもトラウマ率が高そうです。

仰る通りで、この作品は再見できないし、したくない作品の一つです(笑)。
この当時の観てる映画って、自分でももう一回観れないですね。
精神的にも、体力的にも(笑)

> エクソシストのようでしたが、背骨が折れることもあると言われると…。それを演じる少女の演技力も相まって壮絶です。出演者全員真剣でしたよね。

> 原作に沿っているのか気になるところもところどころありました。母親のことやラストなど…。
> よく映画化したな、というのが一番の感想です。

原作では、映画みたいに奥さんとの葛藤はあまり少なかったです。
ただ、“娘”に対しての愛情よりも、書く題材としてみている感じの方が強いという
ある意味こちらもホラーでした・・・
by: きみやす * 2019/03/18 21:52 * URL [ 編集] | UP↑

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