GO

GO」 (感想
(著) 金城 一紀

最初に本屋で平積されているのを見て
手に取り、最初に思ったのは

「語ることのある奴は強えぇ」。

単純にまず、その“語る事柄のある”人間特有の言葉の強さ。
その勢いも含め、羨ましかった。

反面、ちょっと狡くも感じた。
誤解を恐れずに言うと、一時期のオスカー賞の選考基準を
思い起こさせるというか。

マイノリティであることのみに意義があるというのも
ちょっと違う気がするんですよね。

(うーん。上手く言葉に出来ないなぁ)

そして、作品と著者が近すぎる印象も受けました。
(ほぼ自伝的小説だから仕方ないんだろうけど・・・)
あとは語りたいことの多さ。

それがこの作品の大きな魅力でもあるので
なんとも言えませんが

良くも悪くも金城一紀という人物が
その当時持っていた
その、ほとんどのものを
ぶち込んだ作品であることは確かだと思います。

合う人、合わない人極端に分かれそうですが

自分たちの思っている“普通”であったり
よく言われるアイデンティティの確立が
本当に早く行わなければならない現実の過酷さ。

自分の帰属していたコミュニティーからの離脱。
そうすることによって、少年は自分の円から外に出て
生きていく方法を模索し始める。

そこで知り合う一人の少女・・・

綺麗言を言う気はないが
物語の中盤で語られる言葉の重さ。

最初に読んだ当時は
主人公の視点でで読んでいたのですが・・・

今となってみると双方の父親の視点でも
読めてしまって。
なかなか、単純にどうこうと
言えなくなってきました。

うすっぺらい“友愛”の言葉じゃなく。
本人たちのもつ皮膚感覚。
そして親や祖先からの(意識的・・無意識的)の教育。

それに気づくのか
気づかないのか。

気づいた場合は
従うのか、拒むのか。

自分の頭で考える。
自分の心でも感じる。

その答えが正しいとは誰にもわからないけども

(その後の時間や過ごした人生そのものがその答えの価値を
決めるような気がします・・・)

問うことと、行動すること
それが、我々に出来るわずかなことのように思います。

何を書きたくなったのか、自分でも
わからなくなってきましたが(笑)

素晴らしい青春小説の一つとしても
読むことができますし
何らかの気づきを与えてくれる本でもあるような気もします。

若い人に特におススメの一冊です。
スポンサーサイト

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌

21 : 15 : 00 | 本感想 | TB(0) | Comment(0) | UP↑

<<周辺雑記 27 | ホーム | スイングアウト・ブラザース>>

コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する


| ホーム |

プロフィール

きみやす

Author:きみやす
ご訪問、ありがとうございます。

このブログは管理人である“きみやす”が
ひたすら、本やマンガの感想を
書き連ねていくブログです。

お手すきな時にでも
のぞいてみてください。

カテゴリー

最近の記事

ブログランキング

FC2ブログランキング

にほんブログ村 本ブログへ ランキングはこちらをクリック! BS blog Ranking 人気ブログランキングへ 人気ブログランキング【ブログの殿堂】

ブログランキングに参加しています。 よろしければ、ポチッとお願いします。

月別アーカイブ

小さな天気予報


-天気予報コム- -FC2-

FC2カウンター

FC2カウンター

現在の閲覧者数:

最近のコメント

最近のトラックバック

QRコード

QR