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闇は僕らをつないでいる

闇は僕らをつないでいる 」(感想
(著)西本 秋

甲子園の常連である名門・蒼洋学園野球部。
だが、一年前に部員が起こした刺傷事件と、それにつづく飲酒喫煙問題により、野球部はボロボロになっていた。
激減した部員、素人の監督とコーチ、三年と二年の反目など、問題は山積みだ。
さらには、グラウンドに動物の惨殺死体が次々と遺棄される事件が発生。

これ以上のスキャンダルを恐れた部員たちは、死体を隠し事件を隠蔽してしまう。
しかし状況から見て、犯人はチームの誰かとしか思えない。
二年生エースの川守総は、野球部のマネージャーとなった浅井友花と共に、犯人を明らかにしようと動きだすが・・・。

初めての作家さんでしたが、読み終わった時に「おお~」と思わず口から声が漏れていました。
何を書いても、初読の方の楽しみを奪ってしまいそうなので
なかなか悩むのですが。

こういう作品、好きです。
色んな意味での“青春小説”しても読めます
でも、そんなに単純な話ではなく・・・全然それだけじゃない。

うーん。
やはり、読んでいただくのが一番かと思います。
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テンプリズム 9巻

テンプリズム 9巻」(感想
(著)曽田 正人

ちょっとバタバタしているので手短に。
「あ、あれ?」といった印象。
前巻までの緊張感はどこへといった感じです。
主人公よりも、ヒロインたちを描きたいのは伝わってくるのですが
ただ、流石にここまで、話の主筋の展開が遅いとダレてきますね。

巻き返しに期待します。

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クリーピー

クリーピー」(感想
(著)前川 裕

大学で犯罪心理学を教える高倉は、妻と二人、一戸建てに暮らす。
ある日、刑事・野上から一家失踪事件の分析を依頼されたのを契機として、周囲で事件が頻発する。
野上の失踪、学生同士のトラブル、出火した向かいの家の焼死体。
だがそれらも、本当の恐怖の発端でしかなかった。「奇妙な隣人」への疑惑と不安が押し寄せる
第15回日本ミステリー文学大賞新人賞受賞作。

本屋に平積みしてあったので購入。
うん。十分に楽しめました。

ジャンルとしては“奇妙な隣人”は結構、好きなのですが。
この作品は、そういった作品群がもつ 自分の家(領域)に温厚そうな隣人が浸食してくるというところには力点を置いていません。
現実の作品を織り交ぜながら、「ああ、こっちの系統の話なんだ!」と読みながら気がついた次第です。

後半の(多少無理のある)力技満載のどんでん返しも楽しめました。
ここまでやってもらえると新鮮でしたが
ただ、あのラストに集約させるために、時間経過が後半あまりにも早すぎて
読者としてはついて行くのにやっとでした。

導入部から前半の丁寧さとちょっとチグハグな印象を受けました。

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隠し剣秋風抄

隠し剣 秋風抄」(感想
(著)藤沢 周平

『盲目剣谺返し』 
言わずとしれた『武士の一分』の原作ですが、確かにこの秋風抄の中では頭一つ抜け出ている短編だなぁという
印象があります。

あとは、個人的には『暗黒剣千鳥』かなぁ・・・ 
基本的にこの短編集は(隠し剣・秘剣・奥義等)は技の使い手が主人公であることが多いのですが。
今回は、逆に、謎の刺客が使う“千鳥”がいかなるものなのか。
主人公と同じく、ハラハラしながら、読み進める事ができます。
著者得意の藩の政争劇も織り込まれ、短編でありながら読み応えはたっぷりです。

あとは『孤立剣残月』は逆に、上意討ちを成功させた主人公も
酒に溺れ、女遊びもしてしまったせいで、冷え切った夫婦となっている四十一歳。
剣の腕も衰えている彼の元に、あろうことか
上意討ちをした相手の弟が果たし状を持って来ることを知り
右往左往し、なんとか果たし状を(政治的に)止めようとしたり
助勢を探しにいったり・・・その姿に笑いと悲哀を感じていると、これまた予想外の着地点で
驚かされます。

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スモールマンビッグマウス

「スモールマンビッグマウス」(感想)
(著)楠岡 大悟

「月刊アフタヌーン」に3話掲載。
四季賞受賞作の『少年少女』も好きでした。
普通の?郵便局員の生活を描いているのですが。
もう登場人物たちの会話の切れ味の鋭いこと鋭いこと。

「今日はヒマなはずだったんだけどなあ・・・」
「何の根拠が?」
「いや 易者やってた死んだじいさんが枕元に立ってね「今日はヒマ」だって・・・」
「ささいなことで 枕元に立つなっつっとけ!」(しかもハズれてる)

このマンガのおかげで、夜に郵便を送ることをしなくなりました。
昔はモーニングかなんかで新作読んだ気がしたんだけどなあ。

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うしおととら

終わってしまった。
終わったよ・・・・

凶羅は、やはり、登場しなかったけども・・・
(大僧正・和羅とは違い、バケモノを倒すことに力を注いでいた。
原作では、最終決戦の結界の弱い部分を、秘かに守り、誰にも、気がつかれずに、その役目を終える)

凶羅、最期

面白かったよなァ

九印もラストをああするしかなかったのだろうけども
(原作の最期では、とらとは違う別れが描かれます)

九印、存在意義


九印、最期

九印は、その存在意義の為にキリオを守り、死んでいきます。
彼がいみじくもよんだ“トモダチ”こと“とら”とは違い、(内面の変化をそこまで見せずに)去って行きます。
(だからこそ、ピエロの文字が突き刺さります)

・・・でも、本当に素晴らしかった。

ラストでの、うしおの倉を見てからの、表情、間。
一歩前に進むシーンは
これは原作以上だと、思います。

白面の者も良かったなぁ。
原作を阿呆ほど読んでいても、白面がなぜあのキャストだったのか。
声として聴いて、より白面の切なさが伝わって来ました。
我が名は白面にあらじ。
誰か・・・名付けよ、我が名を・・・
断末魔の叫びからでも、哀惜の慟哭からでもなく、静かなる言葉で・・・
誰か、我が名を呼んでくれ・・・
我が名は白面にあらじ
我が 呼ばれたき名は・・・


そして、この最終決戦の大きなキーマンでもある
流兄ちゃん。

流の最期のシーンで、とらの顔は風でうつりません。
だから 弱っちくてキレイなんだよ 人間は・・・

このあと飛び上がり、ガラスが流に降り注ぐのですが
よく、言われることですが、やはりこれは涙のメタファーだと思います。
後述する、涙を流せない、とらの涙にもみえます。

これが、決戦の大きな転換点の一つになります。
サンデー読んでいた時、「うわぁー!!」って声が出ましたもんね。

あばよ、バケモン。

この胸の穴をふさぐのが・・・。良いシーンばっかりだな!!

とらちゃんの胸には穴なんて

うしおととらを完全に引き裂く為に用意されたもっとも巧妙な“策”。
ただ、流の存在は、実は白面の者の本質を更に映し出すものとなります。
とらが言ったように。

おめえはナガレだ 白面。

流は何故、白面につかざるを得なかったのか。
(もちろん、最初にある程度は明かされますが)
風の音


人生ってヤツを楽しんじゃいけねえのさ

藤田作品に往々にして登場する 心の中に空虚な風が吹いている人物です。


流対とらはある種のセラピーや解放とも取れます。

笑わせるぜ 天才とやらのくせによォ

この時のとらの顔いいなぁ(笑)

怒りやがった

「うるせえ、人間!!」
「ガキ一匹の目が怖くて仲間を裏切るよーな人間に、わしが負けるかよ。わしは…妖だぜ!」


「自分の力を自分で量れねえクソ人間らしいよなァ、ナガレ。
ちっぽけな人間の世界だけで何をつけあがってたんだよ」

天才でもなく、人間として死ぬことが出来た流。
ああ・・・なんだ風が・・・やんだじゃねえか

白面の者もある意味、非常に似た構造があります。
白面の名のもとに

何故見くださねぇ

前に載せた“我が名は白面にあらじ”と同じように。
産みの親ともいうべき(シャガクシャ)=とらから指摘を受けます。

ちなみに名前についても、この作品はこだわっています。
もちろんタイトルの『うしおととら』 
良く言われるように、うしとら=丑寅=艮=鬼門(北東)を意味し
最初の旅は東京から北東にある北海道に向かうことになるという説もあるぐらいです。
(著者の藤田和日郎氏の故郷でもあるということも大きなウェイトを占めていると思いますが・・・)

そして、とらも“長飛丸”という名前から、現在の名前である「とら」に思い入れをもっています。

一鬼戦、
わしは「とら」だ

そして最後の戦いでも
わしは何か変わったのか・・・変わったような気もするし、変わらんような気もする・・・
ま、今はそんなこたどうでもいいぜ。
わしはとらだ!


お気に入りですね(笑)







白面に対して言葉を口にすることしかできなかったあの場面
やったら殺すぞォ。絶対殺す、絶対だぞ!
うしおの年齢相当の幼さや、口にすることしかできない絶望が感じさせられます。

それが
そして、冥界の門からその“陽の力”の持ち主たちが現れます(原作ではあと二人程あのシーンでは多いのですが)
そのあとのうしお。

もう、完璧だ 白面 来い!

明らかにうしおの精神状態が違います。
ここも。本当に好きだなぁ。

最終話でとらが、うしおにいうように“獣は涙を流さねえ”と口にします。
獣は涙を流さねぇ

その代わり、うしおを食らうことにより、シャガクシャでも、字伏でもなく。
とらとして、そして、白面への憎しみからも解き放たれるのですが。

だからこそ、熱い涙を流せるうしおは、とらには、やはりなれないのでしょう。
獣の槍もなくなりますが
あの、刻まれた文字の通り、蒼月の胸中にあの二人の兄と妹が住んでいるのでしょう。

雲外鏡のおんじもちゃーんと出てくれて、嬉しい限りです。

多分、また追記しますが、本当に良いものをありがとうございました。

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00 : 54 : 55 | 映画・アニメ・DVD・TV感想 | TB(0) | Comment(0) | UP↑

暗殺教室 20巻

暗殺教室 20巻」(感想
(著)松井 優征

感想を書いてなかったので。
いやいや、本当にきちんと畳んだなぁ・・・と驚きました。

ここまでしっかりと、タイトルに偽りなく、それでいて
今の子供たちにとっての劣等感やら攻撃性だったり、様々な問題を
どういう形で取り上げていくのか。

『鈴木先生』とはまた違った方向・方法論で、学園(教育)漫画を生み出す。

スクールカーストやいじめや親・教師の問題。
小説では、ミステリのギミックとして、わりと使われますが
この作品はそれも咀嚼しながら、

生徒が社会に出た時
理不尽さにぶち当たった時にどうあって欲しいのか。
そこの所はとても、ぐっときました。

自分の子供たちも、この作品を読んでどこまで今の段階でわかるのかは
わかりませんが、少しでも頭の隅にでも残って居て欲しいと思いました。

自分が子供の頃に、これを言われていたら
また、物事の見方が少し多面的に見れたかもしれません。

(ある意味、『ホーリーランド』の森恒二先生と感覚的に近い部分があると思います)

ホーリーランド 5巻の著者の巻末コメントも好きで
「まともにやれ」なんて若い人らに本当に言えるのか?
じゃあ、なんて言おう。
「投げずに閉じずになんとかやってほしい。閉じかけてもちょっとは開けといて」
そんな感じ?


その、決して上からの視点ではなく、閉じる事も安易に否定せず。
かといって、強すぎもしない。 あの言葉の微妙なところが、とても好きです。

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財界さっぽろ 7月号

財界さっぽろ 7月号」(感想

漫画家の島本和彦氏こと手塚秀彦氏(本名)の父子対談が目当てでした。
ある意味、父と子から語られる“アオイホノオ”とも言うべき内容。

『炎の転校生』や『燃えるV』や『逆境ナイン』等々の島本和彦作品に登場する父と子という存在。
(笑いでコーティングされていながらも)
越えて行きたい対象でもあり、越えてはいけない対象でもあろう
微妙な部分の原点ともいうべき所が少し垣間見えたような気がします。

今まで、『燃えよペン』『吼えよペン』等でやってきた
漫画家だから(笑)許されていたようなネタ。

「お前ら・・・そんなに漫画が描きたいか・・・?」とか

あえて・・・・・・・・・寝るっ!!
「あえて・・・・・・・・寝るっ!!」とかは

なんてこれからは言えないですね・・・


財界さっぽろ 購入のお申込み
https://www.zaikaisapporo.co.jp/backnumber

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てのひらの熱を 2巻

てのひらの熱を 2巻」(感想
(著)北野 詠一

実際、マガポケで読んでいるので あくまで確認作業に近いのですが
残心だったり、主人公の成長具合等が
上手く描かれていて良いですね。

主人公の持つ努力、素直さ、人徳によりどんどんと吸収していきますが。

ただ、(この著者の)良い部分ではあるのですが
登場人物が総じて優しい・良い人が多いのが若干、気になります。

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鬼滅の刃  1巻

鬼滅の刃  1巻」(感想
(著)吾峠 呼世晴

時は大正時代。炭を売る心優しき少年・炭治郎の日常は、家族を鬼に皆殺しにされたことで一変する。
唯一生き残ったものの、鬼に変貌した妹・禰豆子を元に戻すため
また家族を殺した鬼を討つため、炭治郎と禰豆子は旅立つ!!
血風剣戟冒険譚、開幕!!

これは第一話をどこかで読んだんですよ。
その時の印象がとても良くて。

ジャンプの第一話にしては丁寧で
家族たちとの交流もきちんと(描写そのものは少ないですが)描いているので
その後の過酷さが、際立つ際立つ。

物語を急がない感じといいますか。
一話目だからこそ、特に読者の耳目を捉えなければならない訳ですが
安易に敵(かたき)を登場させないところなども、腰を据えて物語を始めたなぁ・・・と思います。

まだまだ、物語は始まったばかりで、どう転ぶか分かりませんが
このまま、続けることが出来るのであれば、新しいジャンプの一角を担う作品になるのではと期待しています。

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僕たちがやりました 5巻

僕たちがやりました 5巻」(感想
(漫画)荒木 光 (原作)金城 宗幸

多数の死傷者を出した矢波高爆破事件の容疑者として、逃亡を続けている主人公たち。
帯にも書いてある通り、自分たちの罪とも向き合うことのできない彼ら。

相変わらず、登場人物たちに共感(できない)したくないですが

・・・自分たちがその立場になったら、じゃあ、どうなんだろう?
頼りにならない・信用できない(もはや仲間とも友人とも思いたくない)彼らと同じように
罪のなすりつけ合いをしてしまうかもしれません・・・

ただ、この泥舟がどこにいきつくのか、その結果を見たいというのが
今、この作品の一番の吸引力のように感じます。

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20 : 00 : 00 | コミックス感想 | TB(0) | Comment(0) | UP↑

コクラセ

コクラセ」(感想
(著)円居 挽

あなたの『コクハク』、請け負います。

受けた依頼は必ず果たす。失敗知らずの頼れるやつら、そのグループの名は「コクラセ」。
叶わぬ恋に身を焦がす依頼人の想いを遂げるため、あらゆる手段を駆使して告白の舞台を整える者たちである。
文化祭の近づく私立羽里高校でも、ひとり、またひとりとコクラセに助力を求める依頼人が!

関連動画再生数400万オーバーの大人気「コクハク」フリーゲームが
ミステリー作家・円居挽の手によって完全オリジナルノベル化!! 
ひとクセもふたクセもあるキャラクター達が加わって、コクラセが文庫でも大活躍!!

これは、ゲームのノベライズなんですが
やはりゲームをやってからの方がより楽しめます。

著者特有の小ネタは今回はあまり感じられず。
もともとの“ゲーム”に対するリスペクトや気づかいが感じられました。

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うしおととら

「うしおととら」(感想)

毎回、泣く。

先週もぼろ泣きだったけども、今週はね・・・
白面の御方様に、また、これでもかって精神を揺さぶられるのですが。
だって、毒気は振りまくわ。
うしおの“石食いの鎧”は砕けさせておいて
駄目で・・・あろ?
とらに対しても
我に勝てると思うているのか?思うてはいぬであろう。弱いからな!
ならば既におまえ達の戦いは正義などという大義のもとの戦いではない。自己満足だ!!
弱い自分を認めたくないという自意識が生んだ、哀れな自己陶酔者(略)


(この、台詞、サンデーで読んでいてびびったもんなぁ。ここまで、すりつぶしにかかるかって)
妖怪に自己陶酔者って言わせる作者がすげぇ。
(白面も)追い詰められているはずなのに。

それなのに主人公の努力に対してここまでの言葉を吐かせる。

でも、だからこそ、そこからのうしおの台詞がね・・・・本当にいいんだ。
敗北を知った上で、自分一人で戦っていないと分かっているところも。

決めのあの画像。
太陽を背に立つ“うしおととら”・・・まさか、ねぇ。
アニメで観れるとは思わなかったなぁ。

そして、海座頭の台詞も。
守りたいものが出来たキリオの台詞。(これまた、最終回の後にみるとなぁ・・・また、ねぇ)

ビンタ姉ちゃん(笑)こと関守日輪も。
他の伝承者も”うしおととら”に接する事によって
自分の屈託から解き放たれていく。
ある意味、浄化とか解毒作用があるように思えます。

字伏たちの散り際 「ようやく・・・」の一言も泣ける。
ヒロインズのお父さんたちも。

そして、とらに指摘される、白面の目の意味も

また、来週に伏線が怒濤のように回収され、ボロ泣きするんだろうなぁ。

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ふれるときこえる  1巻

ふれるときこえる 1巻」(感想
(著)本名 ワコウ

仲の良い3人組(男2人・女1人)の平凡ながらも楽しい日々を送っていた。
そんな所に、夏なのにマスクと長袖のシャツ
言っていることもいささか、とんちんかんな転校生がやってくる。

とあることで彼女に触れた主人公は
接触すると相手の感情がわかる。
タイトルどおり“ふれるときこえる”能力を感染(うつさ)れたことに気がつきます。

初めて知る、友人たちの気持ち。
そして、何故、主人公だけにその能力がうつったのか、その理由も含め
そのルール等も含め、著者がこの関係を色々と動かそうと考えているのが
分かります。

ちょっと変わったラブコメを読みたい方にはおススメです。

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私の少年 1巻

私の少年 1巻」(感想
(著)高野 ひと深

(第一話 公開中)
https://comic.pixiv.net/viewer/stories/11501
多和田聡子は会社の帰路、夜の公園で美しい少年と出会った。
それぞれの孤独を抱える二人は互いを必要なものと感じて――。
30歳OLと12歳小学生。
この感情は母性? それとも――。

まぁ、あまり母性とか父性って言葉を安易に使って欲しくない気は、個人的にはするのですが・・・
主人公二人の描き方が本当に上手いです。
お互いが持つ葛藤や周囲との関係性とか

人間が生きていく中で人間関係はついて回るものですし
それは良いことも、面倒くささも、もたらすものですし
大人になると、多少は生きやすくなりますが、完全に悩みのない人間もいないわけで。

1巻の段階ではヒロインの環境・葛藤が描かれます。
そして、あまり、良い境遇にあると言えない少年の方も1巻では
少し語られ、本格的には2巻以降は描かれて行きそうです。

・・・子供をもつ親としては色々と考えることはありますし
あと、遠い昔に12歳の小学生だった頃のことも思い出しますが(笑)

純粋に互いの距離が少しずつ縮まって来る様がとてもいいんですよね。

恋愛とも保護欲とも上手く名付けられないけども、相手を大事にしたいという思い。
この関係をどこまで描くのか、あるいは描かないのか。

これはまた先が楽しみな作品です。

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聖骸の魔女 1~3巻

聖骸の魔女 1~3巻」(感想
(著)田中 ほさな

いきなり物語は始まります。
魔女との人間の闘争・人間側の一つの中枢とも言える“浄会”
圧倒的な力の差に慄きつつも、
戦局を左右する存在「最初の魔女」を起こすことになる少年・ニコラ。

定番です。王道です。
強大な敵の脅威に立ち向かう為にその敵と同等のものを呼び出す。
『デビルマン』からの伝統といっていいかもしれません。

絵も綺麗です。
ただ、表紙がね・・・良い歳をしたオッサンが珍しく買うのをためらいました(笑)

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29歳独身中堅冒険者の日常 1巻

29歳独身中堅冒険者の日常 1巻」(感想
(著)奈良 一平

仕事でダンジョンに潜った冒険者・ハジメは、お腹を空かせた少女・リルイと出会う。
親に捨てられ、身寄りのない彼女を一人、放っておくことも出来ず──
「俺の仲間になるなら泣くな!!」かくして始まった、二人の共同生活。
しかしリルイは「ただの」少女ではなく ・・・

この著者の前作・「ネコあね」のゆるーい雰囲気が好きだったのですが。
最近、新作書いているのかな~と検索をかけてみるとヒットし、購入。

お人好しだと、周囲からくみやすく思われてしまう所など
割と納得できるが多く、
まだ物語も始まったばかりですが楽しみです。

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ドルメンx 1~3巻

ドルメンx 1~3巻」(感想
(著)高木 ユーナ

アイドルになったら、地球侵略できんじゃね?
(地球外生命体のはずの?)
イケメン男子4人+オタ女子が本気で挑むトップアイドルへの道!

http://hi-bana.com/works005.html
試し読みして即座に購入を決めました(笑)

台詞の鋭さが半端ありません。
針とかそういうレベルじゃなく、日本刀で斬るぐらいのレベル。
(もちろん斬られたことなんかありませんが)

選抜?選別?される苦しさ。
無様で、自分がどれぐらいの存在か、測られるのが怖くて。逃げたくて
言い訳や予防線を張って安全な所へ逃げようとする所を容赦なく攻めてきます。

ギャグ漫画の部分とシリアスの部分。そして、熱くなる部分が
渾然一体となって不思議な魅力となっています。

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スピリットサークル 6巻・戦国妖狐 17巻

スピリットサークル 6巻 戦国妖狐 17巻」(感想
(著)水上 悟志

共に最終巻。
『スピリットサークル』よくぞ、6巻で収めたなぁという驚き。
伏線が気持ち良く回収され、予想外の驚きもあり
主人公・二人が過去生から、自分の人生を生きていく
潔い、物語の終わり方と

『戦国妖狐』の最後に読んでいたことを幸せに思える
温かみのある、物語の終わり方。

同じ日に、最終巻を発売するからこそできる技といいますか。
お見事です。

『スピリットサークル』の中で(おそらく)アニムスや野禅について言及しているところが
この作品のテーマをよりわかり易くしていると思います。

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岡崎体育 music video



息子から、教えて貰った、岡崎体育の『music video』で笑わせて頂きました。

本当にmusic videoあるあるで、笑ってしまいました。

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ロボット・イン・ザ・ガーデン

ロボット・イン・ザ・ガーデン」(感想
(著)デボラ・インストール

ある朝、ベンは自宅の庭で壊れかけのロボットのタングを見つける。
「四角い胴体に四角い頭」という、あまりにもレトロな風体のタング。
けれど巷に溢れるアンドロイドにはない「何か」をタングに感じたベンは、彼を直してやるため、作り主を探そうとアメリカに向かう。
そこから、中年ダメ男と時代遅れのロボットの珍道中が始まった……。
「とにかくタングがかわいい!」と世界中の読者を虜にしている、抱きしめたいほど切ない物語。

ダメな男の庭に現れたボンコツロボット。
二人?の関係性の変化がいいです。

本当に、タングが可愛い作品でした。

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銀狼ブラッドボーン 3巻

銀狼ブラッドボーン 3巻」(感想
(著)雪山しめじ

まずは、主人公の老いたヴァンパイア・ハンター。
ハンス・ヴァーピット(70歳)が十分に恰好がいいのですが。

最初に出てきたいわゆる雑魚キャラ的な敵役のグリムの立ち位置も非常に面白みがあります。

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ワールドトリガー 14巻

ワールドトリガー 14巻」(感想
(著)葦原 大介
15巻を先に読んで?となったのが。
14巻を読んでいませんでした。
確かに、登場人物は多いですが、丁寧に描く意志があるので
気になりません。

今回は、主人公だけでなく、その先輩たちに焦点をあて、前回広げた大風呂敷も
真っ向から畳んでくれそうです。

あとは、著者の体調等が心配ですが、このまま続いてくれればと思います。

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ドリフターズ 5巻

ドリフターズ 5巻」(感想
(著)平野 耕太

平常運行デス。
ただ、最後の場所は関ケ原に似ているので
最終局面も近いのかなぁ。
もう、あと、5巻は続いてほしいのですが。

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僕は小説が書けない

僕は小説が書けない」(感想
(著)中村 航  中田永一

生まれながらになぜか不幸を引き寄せてしまう光太郎。
引っ込み思案で心を開くことができず、親しい友人もいない。
血のつながりのない父親との関係をはじめ、家族との距離感にも悩んでいる。
高校に入学した光太郎は、先輩・七瀬の勧誘により廃部寸前の文芸部に入ることに。
実は光太郎は中学生のとき、小説を書こうとして途中で挫折した経験があった。
個性的な先輩たちや強烈な個性のOBふたりに振り回されながら、光太郎は自分自身の物語を探しはじめる。
かつてない青春小説。

うーん。再読したのですが正直、印象は変わりませんでした。
中田永一=乙一氏の“物語を書く”作品はいくつかありますが
書き手の成長と周囲の人間への波及効果も含め、『メアリー・スーを殺して』が個人的には一番好きですね。

OB二人の対照的な姿も良かったけれども。
何か物足りなさを感じる作品でした。

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イタリア料理を食べに行こう

ジョジョの奇妙な冒険- ダイヤモンドは砕けない」(感想

第四部の中でも好きなエピソードの一つです。

あまりにも出来が良かったので思わず、笑ってしまいました。


まさか、トニオさんが動いているところを見れるとは思わなかったなぁ・・・。

もちろん、毎週のように見ては泣いている『うしおととら』も記事を書きたいのですが
なかなか、冷静になれないので、落ち付いた時に記事を書きたいと思います。
いや、本当に、毎週(原作読んでいても)胸の奥や涙腺にバンバン届く話ばっかりで、たまりません。

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アメリカの夜

アメリカの夜」(感想
監督フランソワ・トリュフォー

今回のブログDEロードショーはこの作品でした。
初めて観る作品でした。

新作映画『パメラを紹介します』を作る、本筋とそれにかかわる人々の姿を描いています。

「私生活は色々あるが、映画の撮影はよどみなく進む(大意)」の台詞が何故か心に残ります。
実際に、よどみなく進んでいるのかは?という感じですが。

あとは監督が夢の中で『市民ケーン』のポスターをとるところが
好きでした。

猫のところや、老女優の言葉など。
こまごまとしたところが愛おしく感じました。

けっこう、小道具係の奥さん?の台詞も納得といいますか。
映画は何のためにあるのか?
そして、男女の間にある、互いを理解できない(だからこそ良い・・・みたいな)部分についても

もう一度、じっくりと再見したいです。
いつものことですが、この企画のお陰で観ることができました。
リクエストした方、皆様ありがとうございました。

テーマ:映画感想 - ジャンル:映画

20 : 00 : 00 | 映画・アニメ・DVD・TV感想 | TB(0) | Comment(4) | UP↑

あさひなぐ 19巻

「あさひなぐ 19巻」(感想)

部活マンガに必要な努力、チームワーク、(試合)勝負。
そして、それ以外の事柄も。
しっかり描かれていて読み応えがあります。

テーマ:感想 - ジャンル:アニメ・コミック

22 : 00 : 00 | コミックス感想 | TB(0) | Comment(0) | UP↑

新任巡査

新任巡査」(感想
(著)古野 まほろ

ライトとアキラ。ふたりの新任巡査の配属先は駅の東と西にある交番だった。
毎秒成長し続けなければ、警察官としてやっていけない――。
元キャリアの著者にしか描きえない圧倒的ディテイル。
深淵を知る者だからこそつける噓。
最前線をぶっちぎりでかけぬける、まったく新しい警察小説、誕生!

この著者の作品は『天帝のはしたなき果実』で
「うん。メフィスト賞っぽい!!」という印象しかなかったのですが

今回のこの作品は知り合いの書店員さんから「これは、凄いよ!!」と勧められて読んでみました。
いや、本当に、脳みその色んな所が刺激されているのがわかります。
新任巡査二人を主人公に配し、その彼らの視点を通して警察官という仕事。
著者の略歴を見て、納得です。

本当に登場人物たちが主人公たちに何を伝えようとしているのか。
主人公たちを同じように、考え、考え、考えるのが気持ちが良いです。

ある意味、青春小説・成長小説でありながら、その辺の自己啓発本よりも
仕事とは何か?掘り下げてくれるところも面白かったです。



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君と時計と塔の雨 君と時計と雨の雛

君と時計と塔の雨 第二幕」(感想
(著)綾崎 隼

『君と時計と嘘の塔 第一幕』に続く第二作。

愛する人を救えなければ、強制的に過去に戻され、その度に親友や家族が一人ずつ消えていく。
あまりにも過酷な条件の中、主人公とこの現象に気がついた『時計部』の先輩・草薙千歳。
不思議な同級生・鈴鹿雛美と共に、理不尽なこの現象を止めるため奔走を始めるのだが・・・

『君と時計と雨の雛 第三幕』も続けて読んだのですが。

二幕のある真実に驚き、第三幕の半ば予想していながらも
「おおっ!ここでこう来るか」といった感じで、かなり楽しませていただきました。
多くの謎や、設定も出そろった所で

この話を第四幕おそらくは『君と時計と雛の嘘』でどのようにまとめるのか楽しみです。

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