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悪党パーカー/人狩り

悪党パーカー/人狩り」(感想
(著)リチャード・スターク
(訳)小鷹 信光

シリーズ1作目。
うーん。面白い。
シリーズ展開をしていく為に 襲撃→裏切り→復讐(回収?)という基本フォーマットがある程度使われるようになると
やはり、興ざめはしてしまうのですが。
1作目はやはり、そんなことを感じさせません。

仲間の一人と妻に裏切られ、金を奪われた主人公・パーカーの復讐劇なのですが
情念のようなものはあくまで表に出さず。
かといって、ハードボイルド・・・という感じもしないんですよね。
(ここは本当に個人的な感覚ですが)
しいて、ハードボイルドの系統から考えると、わりとハメット寄りといいますか。

最初の風景描写や、人物の描写。
特にパーカーの腕や拳の描き方が上手く。
乾いた容赦のなさが小気味よく描かれます。

裏切り者を始末した後からの展開も、最初に読んだ時には
「え?おい?何するの?」といった感じでびっくりしたのを思い出します。

それにしても、小鷹信光先生も、もう居られないんだなぁ・・・と思うと悲しくなりますね。


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砕け散るところを見せてあげる

砕け散るところを見せてあげる」(感想
(著)竹宮 ゆゆこ

大学受験を間近に控えた濱田清澄は、ある日、全校集会で一年生の女子生徒がいじめに遭っているのを目撃する。
割って入る清澄。
だが、彼を待っていたのは、助けたはずの後輩、蔵本玻璃からの「あああああああ!」という絶叫だった。
その拒絶の意味は何か。
"死んだ二人"とは、誰か。
やがて玻璃の素顔とともに、清澄は事件の本質を知る。

いやはや、しんどい。
しんどいんですけども 著者の会話のテンポの良さで読み進んでいくことが出来ます。

個人的にはこの著者で一番好きな『わたしたちの田村くん』
(主人公の田村が高校一年生だとすると、今回の主人公は高校三年生)わずか二年の差ではありますが
ほんの少し相手に対して介入ができる力が増えているように感じます。
あと、ヒロインの行動など、セリフなどが『田村くん』のりファインのようにも思えます。

そして、読んでいる内に、桜庭 一樹氏の『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』も脳裏によみがえってきます。
勘のいい方なら、これだけでも、ピンと来られるかもしれませんが

それから、ラストの十数ページは全く予想だにしない方に転がります。
(自分も3回程読み返しましたが、まだ確証は得られません)

4回目でようやく理解しました。

あえて名前を書かないが故に、「ああ、こういうことか!」と自分なりに納得がいきました。

ちなみに、“瑠璃も玻璃も照らせば光る
ネットを調べてみたのですが。
“瑠璃も玻璃も照らせば光るとは、すぐれた素質や才能がある者は、どこにいても目立つというたとえ。
また、そのような者が活躍の場を与えられたときには能力をいかんなく発揮するということ”

との事なので、また色々と考えてしまいます。

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機龍警察 自爆条例【完全版】

機龍警察 自爆条例【完全版】」(感想
(著)月村 了衛

うーん。
個人的には完全版商売は勘弁してもらいたいのですが
今回のこの作品に関しては意味のある登場人物の
掘り下げだったので、納得いくものでした。

思わず短編集『火宅』も再度読み返してしまいました。


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少女ファイト

少女ファイト 13巻 」(感想
(著)日本橋 ヨヲコ

やっぱり、ぐっときました。特に前巻から登場する山吹木のメンバー。
傑作・『G戦場ヘブンズドア』の主人公たちの作品を心から愛する彼女らは
ある意味、日本橋ヨヲコ作品の読者である我々の姿のようにも感じます。

それにしても、日本橋ヨヲコ先生も画業20年・・・
おめでとうございます。
処女作『プラスチック解体高校』の2話目のラストを読んで
衝撃を受けたのを昨日の事のように思い出しました。

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オールラウンダー廻 19巻

オールラウンダー廻 19巻」(感想
(著)遠藤 浩輝
最終巻です。
良い、試合でした。タイトルの“オールラウンダー”の意味が結実したような試合で。
その後のヒロイン・マキちゃんとの顛末も(テンポも)良かったのに。

最後の最後で、あのエピソード、いったかな?
著者の露悪趣味とも照れも含めた内容でした。

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20億の針【新訳版】

20億の針【新訳版】」(感想
(著)ハル・クレメント

2隻の宇宙船が南太平洋に墜落した。1隻に乗っていたのは捜査官、いま1隻に乗っていたのは犯罪者。
両者とも人間ではない。高度な知性と感覚をもった、ゼリー状の半液体生物である。
そして彼らは宿主なしには生きられない。

すべての寄生生命ものの原点となった名作。

紹介文の最後の一行???

帯でも「寄生獣の原点」みたいに書かれていましたが。
うーん。ちょっとそれは本当なのかな???

作品自体は、『宇宙人デカ』の頃から読んでいるので、もう内容は覚えているのですが
やはり面白い。

自分たちの正体を知られることなく、相手の宿主を探し出す。
その緊張感が子供の頃からわくわくしてしまいます。

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妄想テレパシー

妄想テレパシー」(感想
(著) NOBEL

これも面白かったです。
世代的には、『七瀬八景』を思い出しますが
どちらかというと、『君に届け』ではなく「君のが届く」というような作品で
人付き合いの苦手なテレパスのヒロイン・中野さん。
その彼女に想いを寄せる男前で、勉強もスポーツもできる人気者
戸田くんの好意から派生する思春期特有の妄想が止まりません。

本当にギリギリのラインで、妄想の描き方がこれ以上だと笑えないし
これ以下だと思春期男子のぐるぐる感がでないので面白みが減ってしまいます。
本当に微妙な匙加減のところを上手く、作品として作り上げています。

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日曜は憧れの国

日曜は憧れの国」(感想
(著)円居 挽

内気な中学二年生・千鶴は、母親の言いつけで四谷のカルチャーセンターの講座を受けることに。
彼女はその料理教室で、同い年だが性格も学校も違う桃・真紀・公子と出会う。
ところが、教室内で盗難が発生。顛末に納得がいかなかった四人は、真相を推理することに。
多感な少女たちが、カルチャーセンターで遭遇する様々な事件の謎に挑む!
気鋭の著者が贈る校外活動青春ミステリ。

いやぁ。正直この著者が“日常の謎”に手を出すとは思いませんでした。
あとがきにもあるように思春期の少女たち、それぞれに悩みや葛藤があり
その辺の描き方は上手かったです。
(個人的に安易にその悩みに結論を与えない所も好きでした)

あとは、今回も小ネタが充実していて楽しめました。

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NHKスペシャル「人生の終(しま)い方」

NHKスペシャル「人生の終(しま)い方」

当日、笑点の司会を引退すると発表した桂歌丸さん(79歳)。
入退院を繰り返し、医師から止められても地方公演を続けてきました。(番組HPより)

そして、多くの人たちの“終活”とも言うべきものを
見せて頂き、胸が詰まる思いでした。

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20 : 00 : 00 | 映画・アニメ・DVD・TV感想 | TB(0) | Comment(0) | UP↑

ラスト・ウインター・マーダー

ラスト・ウインター・マーダー」(感想
(著)バリー・ライガ

稀代の連続殺人鬼を父に持ち、幼い頃からその英才教育を受けてきた主人公・ジャズ。
父の教えを使いながらも、自分の中の衝動に慄き、忌避しながらも
殺人者たちを追い詰めていく、三部作のラストです。

ぶっちゃけ、連続殺人者のカリスマを描くのは先達があまりにも凄いので(笑)
かなり、大変だと思います。
だが、この作品では、そのハードルをどう越えていくか。
読み終えてみて、「ああ、こう来るか」という驚きがあります。

そして、この作品が青春ミステリ(その割には随分と血なまぐさいですが)として始まり
ラストでは、その青春の終わりともいうべき部分にさしかかっているところを淡々と描いているところが見事です。

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20 : 00 : 00 | 本感想 | TB(0) | Comment(0) | UP↑

亜人 8巻

「亜人 8巻」(感想)

ブログが不安定なので、手短に。
主人公・永井圭がようやく主人公らしい行動をとったのに、驚き(笑)
ちゃんと頭の良さも発揮していました。

もう一人の主人公ともいうべき・佐藤さんもこれまた、予想を超えてくれましたし
サブキャラクターたちも見せ場があり、最近、惰性が強かったのですが
いい感じで盛り返してきました。

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23 : 50 : 36 | コミックス感想 | TB(0) | Comment(0) | UP↑

雑記

新作CM


インタビュー


前のCM


最高ですね。

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18 : 30 : 00 | 雑記 | TB(0) | Comment(2) | UP↑

最近の赤さん どうしたらお母さんみたいにモテますか?

最近の赤さん どうしたらお母さんみたいにモテますか?」(感想
(著)とよ田 みのる

貸していたのが返ってきたので再読。
いやー。やっぱりいいです。

“ツイッター発、少子化問題の起爆剤?”
本当に、全国民に配れば、少子化問題も解決するんじゃないかなぁと思います。

とよ田みのる先生の40歳過ぎてから生まれた愛娘=赤さん。
もう、親バカと言ってしまえば、それまでなんですが。
ここまで、かわいいと「そりゃ、仕方ないよね~」となってしまいます。

うちにも二人程、娘がいますが、この頃は遠い昔ですもんね~。
でも、描いてくれるからこそ、「ああ、あった!あった。そういうの!!」とか。
懐かしさと共に思い出します。

唯一残念なのはカラーの作品はカラーで見たかったなぁ。と思った次第です。

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20 : 00 : 00 | コミックス感想 | TB(0) | Comment(0) | UP↑

ダーウィンズ・ゲーム 9巻

ダーウィンズ・ゲーム 9巻」(感想
(著)FLIPFLOPs

前回までとは異なり序盤は主人公・カナメではなく
仲間の一人リュージの異能(ジギル)の使い方が上手かったのが印象的でした。

中盤からは、このゲームのクリア条件について話あっています。
(個人的には進化に関することだと思うので、
今回仲間になりそうな半獣の登場人物が物語の後半で大きな鍵になる気がします)

新しいイベント・ゲームも始まり
カナメの成長とまた、(数多くの)個性的なプレイヤーたちを出し抜けるのか楽しみです。

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20 : 00 : 00 | コミックス感想 | TB(0) | Comment(0) | UP↑

君よ、物語を語れ

君よ、物語を語れ」(感想
(著)伊藤 守

この本もとても好きですね。
一応、自己啓発本のカテゴリーに入るかも知れませんが
自分の中の“物語”を探す。
そして、それをいかに語るのか。

聞くことと語ること。

バランスをよくする必要もありますが。
自分の中にある気持ちを探し出し、言葉にしていく。
そうすることによって気がつくことも多い。

そんな、言葉にするとシンプルなことでも
実際にやってみるとわかることって色々ありますよね。

改めて今の時期・状況で読んでみて、沁みます。

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23 : 59 : 00 | 本感想 | TB(0) | Comment(0) | UP↑

夕萩心中

夕萩心中」(感想
(著)連城 三紀彦

再読。表題作も好きなんですが
個人的に好きなのは『花緋文字』。
美しさと結末の印象が混然一体となっていく様が素敵です。

きちんと考え抜かれて、これでもかと作られているから
短編でありながら、長編を一つ読んだような満足感にも浸れてしまう。
この出来栄えの凄さには驚いてしまいます。

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夏の光

夏の光」(感想
(著)田村 優之

アナリストとして活躍する宮本は、高校時代の親友・有賀と再会する。
二人の友情を決定的に引き裂き、恋人・純子を永遠に奪った“あの事件”から、すでに二十年以上の歳月が過ぎていた。
必然がたぐり寄せた邂逅が、封印したはずの忌まわしい過去を甦らせ、開かずの真実の扉をこじあける。

親友二人の袂を分けたある事件。
再会の後に描かれる、ラストの意外さ。
そこから描かれる感情の鮮烈さが眩しい。

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23 : 45 : 00 | 本感想 | TB(0) | Comment(0) | UP↑

アオアシ 5巻

「アオアシ 5巻」(感想)

主人公が本当に(5巻の段階でも)まだ、下手な所が新鮮です。

すみません。後から追記します。

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たいがいにせえ

たいがいにせえ」(感想
(著)岩井 三四二

取引先の方から貸していただきました。
同著者の『難儀でござる』もそうなのですが
歴史小説でありながら、市井の人物が右往左往する、そこのほろ苦さに
強く共感してしまいます。

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23 : 30 : 00 | 本感想 | TB(0) | Comment(0) | UP↑

破門

破門」(感想
(著)黒川 博行

『疫病神』シリーズ 4作目。
二人の関係性そのものは大きく変わりませんが、
自分のぼやきとは裏腹にだんだん主人公の一人・堅気の建設コンサルタント・二宮の方も
修羅場の経験を積んでいっているような気がします。

ラストでは驚きの展開もあり、次の巻ではどのようになっているのか、想像もつきません。

・・・それにしても、やっぱり、シリーズものは順番通り読んでおくべきだったと後悔した次第です。

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20 : 00 : 00 | 本感想 | TB(0) | Comment(0) | UP↑

国境

国境」(感想
(著)黒川 博行

『疫病神』シリーズの一つ(2作目)です。
実はこのシリーズ、初回の『疫病神』が見つからず(これだけ新潮文庫でした)積み本の一つになっていました。

この作品から読みはじめたのですが
ヤクザの桑原と建設コンサルタント二宮・二人が主人公で
各々を嵌めた詐欺師を追うために北朝鮮に飛ぶ所から始まります。

北朝鮮という監視の多い土地で相手を見つけだすことができるのか。

(ナチスドイツ占領下のベルリンを舞台にした『偽りの街』を少し、思い出しました)

当時(発売2001年)でよく、北朝鮮を舞台に出来たなぁ・・・という驚きがまずありますし
タイトル通り“国境”が、大きく作品の内容そのものやテーマについてかかわって来るので
その部分も面白かったです。

あとがきが、藤原伊織さんで 懐かしさのあまり不意に泣きそうになりましたが
非常に気持ち良く読み終えることができました。

その後でネットで、特別対談 逢坂剛×黒川博行 イオリンの思い出http://hon.bunshun.jp/articles/-/2955
を読んで、また、しみじみとしてしまいました。

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わたしたちの田村くん 4巻

わたしたちの田村くん 全4巻」(感想
原作竹宮 ゆゆこ
作画倉藤 倖

コミカライズ版ですが、やっぱり面白いです。
まずは、この作品の構造(構成)の上手さ。

二人のヒロインを配置して
中学3年生に知り合った松澤。
高校1年で知り合う相馬。
主人公の田村は、もちろん二人と知り合っているのですが

松澤と相馬は、互いの事を知りつつも、直接会うことはありません。
この辺のバランス感覚の絶妙さ。

よくある三角関係のようで、時間軸を僅かにずらすことによって
三角が(同一平面に在る訳ではなく)少し、ずれている感じが面白いです。

こういった作品で重要なのはもちろん、ヒロインたちの魅力なんですが
単なる容姿だけでなく
その人物たちが持つ・過去(陰影といってもいいかもしれませんが)をきちんと描く。
そうすることにより単なる役割・記号のような存在から
登場人物へとして(読者が)認識していく、その変化にも面白みを感じます。

そして、その二人のヒロインたちの過去に関しての
主人公の田村の反応。これが彼を主人公たらしめている部分でもあり
以前の記事でも書いていますが
この(ガキの)無力さを噛みしめながらも
なんとかあがく姿が、無様でありながら恰好良いと感じてしまいます。

原作者の(最近では、お家芸と化してきた)暴走も少なく
個人的にはやはりこの作品が一番お気に入りです。

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チンプイ 全4巻

完全版 チンプイ 全4巻」(感想)
(著)藤子・F・不二雄

本の整理をしていて
下の娘に渡していた本を読みました。

かなり、気に行ったようすで
マール星の王子・ルルロフ殿下のお妃候補となった
普通の?おてんば(この表現自体が懐かしいですが)な女の子・春日エリ(エリ様)を
とりまく物語なのですが

彼女を気に入り居候となるマール星人・チンプイ。
そしてお目付け役のような存在のワンダユウなど
(アニメ版の八奈見 乗児氏の声が最高なんですが)
財務大臣のフクワウチ。
ファッション・デザイナーのデブラ・ムーとか
マール星の個性的な面々だけでなく

お母さん“(マール星では公爵夫人と呼ばれる)”や
お父さん“(マール星では春日公爵呼ばれる)”
秘かにエリが想いを寄せる“内木くん”も含めてこの作品の世界観が
非常に好きでした。

(アニメの出来も良くて、当時結構な年齢だった(笑)自分と友人が
ずっと、ルルロフ殿下の正体は内木くんなのか否か、語っていたのは
思い返すだけでも、恥ずかしいものがありますね)

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ベイビーリーフ

ベイビーリーフ」(感想
(著)二宮 ひかる

先日、読み返した『ハネムーンサラダ』の前日譚になります。
主人公・夏川実とヒロインの一人・斉藤瑶子の若かりし頃を描いています。

もう、読んでいて色んな所が痛い(笑)
若いゆえの愚かさや持っているものの少なさ、とか。
二人の不器用さが「あ~」と読みながら声に出てしまいそうです。

少し、本編で描かれている部分と「あれ?」ちょっとニュアンスが違うかな、と思う所もありますが
本編が好きな方は読んで損はないかと(多分、好きな方は言われなくても読んでいると思いますが)

もう一人のヒロイン・斉藤一花の読み切りも入っています。

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オンダ 全4巻

オンダ 全4巻」(感想
(著)若林 健次

利己的遺伝子と人間の欲望をテーマにした作品。

無気力なサラリーマン・難波は、同じ様にうだつのあだらない同僚の“オンダ”に対し
連帯感と近親憎悪に近い感情を抱いていた。

ある時、その“オンダ”が人が変わったかのように大口の契約を取り付け
女性にも積極的になる姿を目撃する。

そして、出世まで、あと一歩と言う所で、オンダは急死するのだが
今度は、難波の中にも同じように凶暴な意志・欲望が目覚め始める・・・

THE BLUE HEARTSの個人的な名曲の一つ『首つり台から』の歌詞の中で
確かなものは欲望だけさ”という一文があります。

若い頃は、凄く胸に響きましたが、
歳をとってくると、“欲望”というものの、あいまいさ、限界としぶとさの両方も知ってしまうと
また、違ったように聞こえます。

この作品ではピカレスクもの(大藪春彦の初期作品の会社乗っ取り)等と遺伝子の乗り物として
との側面も描いていて、結末としては、4巻でおさめるにはこのラストしかないと思いますが
個人的に思い入れの深い作品です。

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ハネムーンサラダ 全5巻

ハネムーンサラダ 全5巻」(感想
(著)二宮 ひかる
もうね。この作品も凄く好きです。
女性が描いているだけあって、ヒロイン2人の行動・言動が読めない、読めない。

二人のヒロインの両方に不可解な部分があって。
「え?なんでこんなこと言うのに、こんな行動とるの?」とか

主人公と同じく、斉藤遙子・斉藤一花のW斉藤さん(たまたま、同じ名字で血縁等なし)に
振り舞わされていきます。

特に、3巻の遙子の台詞がインパクト抜群です。

今まで、数多くの小説やマンガの中で語られてきた“愛の言葉”の中でも
陳腐ではなく、しっかりと、体重が込められた言葉というものになっていて。
素直に、胸と涙腺を貫きます。

雑誌で読んだ時に、近くに居た友人に、「こ、これ読んでみ」と勧めた記憶があります。
(その後、速攻で買いましたが・・・)

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甘い水

「甘い水」(感想)

再読。
高校生の男女二人。主人公のガキの無力さが胸に迫ります。

コメント等の返事が遅くなっております。申し訳ありません。

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グラン・ローヴァ物語 全4巻

「グラン・ローヴァ物語」(感想)

放浪の大賢者(グラン・ローヴァ)と知り合ったケチな詐欺師・サイラムの物語。
4巻で完結しながらも、余韻がとても良い作品です。

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テラフォーマーズ

な、なんだろう。この頭の中を滑っていく感じ。
作品の内容が上滑りしていくというか。
結構、重要な内容なんでしょうが、全くどうでもいい感じ。

『ニセコイ』と同じく、もはや、どういう収拾もできない気が
します。

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バカとゴッホ 全2巻

「バカとゴッホ」(感想)

再読。
青春マンガの傑作です。
この作品の青春の終わりを自覚するところはグッときます。
 

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Author:きみやす
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