自殺島 14巻

自殺島 14巻」(感想
(著)森 恒二

まず、表紙が『ホーリーランド』してて笑ってしまいました。

最新の『ヤング・アニマル』を読んだ時に、著者の森先生が新日本プロレスの棚橋弘至選手と対談してて。
対談の内容もさることながら、まずは森先生の外見に「おおっ・・・!!」って驚いてしまいました。

もう、本当にレスラーって紹介されてもすぐに納得するレベルです。

『ホーリーランド』実写化の際の時のインタビュー等の画像ではただ単に“ガタイの良い人”という印象が強かった。
そして、この人が描くのであれば、格闘シーンも納得できるとおもったのですが。

目次のコメント欄に“マンガ家としての方向性について悩んでます・・・”というコメントに吹き出してしまいました。

さて、最新刊ですが、本当に“ボウシ”と“カイ”のやり取りが、本当に今巻のキモです。
自殺島というショッキングな名前でありながらも
きちんと、生きる事に向き合って来た者たちとそこに来ても変わることの出来なかった者の差が
端的に描かれます。
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スペクター

スペクター」(感想
監督サム・メンデス
主演ダニエル・クレイグ

前作『スカイフォール』があまりにも良く。
大画面で観なかったことを強く後悔したので
今回はすぐに観にいったのですが・・・

逆に期待しすぎたのか。
予告編も良かっただけに・・・

シリーズのお約束を入れながら、話を展開させるのには
いまいち、とっちらかった印象。

このシリーズが好きだった伊藤 計劃氏だったらどう感じたろうと
ぼんやり思った次第です。
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うしおととら

「うしおととら」(感想)

ある意味、このアニメ版はうしおととらと“白面の者”との戦いに特化したものだとようやく、得心致しました。

(もう、22話だけど・・・)
ここ数回の盛り上がりには脱帽です。

特に今回の章はうしおに向かってとらが口にする台詞。

引狭(いなさ)の藤田絵クオリティ。
武法具に穿心角・千法輪。
囁く者たちの家のヴィタエ418・427。メイ・ホーを一枚絵で省略。
その分、流の台詞が際だちます。

原作読了済みの中一の息子は気がついたようですが
原作未読の小三の娘は『ナガレととら』じゃん。
イズナどこ?!と言ってました。
『うしおとビンタ姉ちゃん』とも言ってました。
関守日輪な・・・

ただ二人とも斗和子さんには心底ビビったみたいで
父親としては不適当ですが、藤田マンガのワルい笑顔をかみころすに必死でした。



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本陣殺人事件

本陣殺人事件」(感想)
(著)横溝 正史

“本日、11月27日(1937年)は、横溝正史『本陣殺人事件』で、名探偵・金田一耕助が初めて登場した日です。”
ということなので再読。

小説で読んでみると、改めて日本家屋で密室を創る難しさを感じます。
金田一と共に、横溝先生の(いい意味での)気負いやなんとか読者を驚かしてやろうという気概も感じられて
しみじみとしてしまいます。

『車井戸は何故軋る』も改めて読むと
手紙を使ったり、これから後の作品の萌芽を感じたり
ラストの余韻もしっくりきます。
(この作品を再発見できたのは、ある方のお蔭なんですが・・・ありがとうございます)

その他の作品も(今となっては賛否両論あるかと思いますが)
すべてに、当時の横溝先生が新しい、推理小説を書こうとされている姿が力一杯感じられて
再読して良かったです。

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銀狼ブラッドボーン 1巻

銀狼ブラッドボーン 1巻
(画)雪山 しめじ (原作)艮田 竜和

これも友人から教えてもらった作品です。
ありがとう!!

かつて“銀狼”と呼ばれた、吸血鬼退治の英雄。
ハンス・ヴァーピットも現在70歳となり怪物退治を引退していた。
そんな彼のもとに、新たな依頼が舞い込む。

彼は自身の最後の仕事としてこの依頼を受けるのですが・・・

まず、だいだいこういったマンガの場合
最初に出てくる敵は、あくまで主人公の強さを読者にわかり易く提示する(略)・・・

あとは是非、ご自身の目で見ていただくことをおススメ致します。

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辺獄のシュヴェスタ  1~2巻

辺獄のシュヴェスタ 1~2巻」(感想
(著)竹良 実

友人から「面白いよ~」といわれていたのでようやく、1巻を見つけて2巻と同時購入。
地方の本屋さんの品揃えは年々厳しくなっていっている感じがひしひしと感じますね。
売れるものを置かなければならない。
それは商売として当たり前のことなんでしょうが・・・。

近くの某大手全国チェーンの書店さんでも、雑誌の比率が多くなり
文芸書の棚が一列なくなってる有り様で。
なんとも複雑な心境です。

それはさておき、いや~。面白かったです。
不屈の少女の修道院暗黒活劇”と帯に書いてあり
「なんじゃ、そりゃ」と思って読んでみたら全くその通りでした(笑)。

16世紀神聖ローマ帝国。罪なき賢者が「魔女」と呼ばれた時代。
魔女狩りで天涯孤独になった少女・エラは
「魔女の子供達」が集められる女子修道院“分水嶺”に収容された。
エラは敵である修道院総長への復讐を誓い
過酷な修道院生活の中で少しずつ、少しずつ自分の知恵(略)で
生き残りを続けていく。

敵(かたき)である修道院総長も、まだまだ底が見えずに
それだけでも、十分今後を期待できそうです。

主人公であるエラも文字が読めない振りをしたり
自分の中での復讐心を忘れないように生きていて

網の目のように張り巡らされた修道院の中の秘かな悪意に対しても
これまた、相手に悟られないようにくぐりぬけていく様に
かなりの緊張感があります。

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叛逆航路

叛逆航路」(感想
(著)アン・レッキ―

二千年にわたり宇宙戦艦のAIだったブレクは
自らの人格を四千人の人体に転写した生体兵器〈属躰〉を操り、
諸惑星の侵略に携わってきた。
だが最後の任務中、陰謀により艦も大切な人も失う。
ただ一人の属躰となって生き延びたブレクは復讐を誓い、極寒の辺境惑星に降り立つ・・・(HPより)

やっぱり、こういう作品大好きだ(笑)
色々と細かな所で「ん?」と思う所を残しながら
現在のパート、過去のパートが交互に語られていき、少しづつ明らかになってくる事実。
ラストは少々意表をつかれたましたが、三部作の一作目としてはいい区切りだったと思います。

これまた、凄い人が出てきたものです。

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紙の動物園

紙の動物園」(感想
(著)ケン・リュウ

表題作と「もののあはれ」だけでも、購入する価値のある短編集。
15作品の中に懐かしいテイストのものもあれば、「よくこんなことを考えつくなぁ」と感嘆するものもあり。
そして、訳のやわらかい文章が、この作品にぴったりでした。

できれば、(特に)表題作は、
予備知識なく読んでいただくことをお勧めします。
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カールの降誕祭(クリスマス)

カールの降誕祭(クリスマス)」(感想
(著)フェルディナント・シーラッハ

最初に、手に取った時は「薄ッ!!」と思ったのですが。
収録されている3篇の出来の良さにやられた感じです。

いつもの、淡々とした文体が、
突如として噴出する感情の爆発すら描くことにより
余計に、その行動に到った人間の不思議さを
際立たせていて、素晴らしいです。

タダジュン氏の装丁も
帯の“ドイツでは、クリスマスに最も殺人が多い”という言葉も
人を惹きつけます。

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うしおととら

『四人目のキリオ』
いや、前日届いた、『うしおととら完全版 8巻』読んでいて
“雪女”の回。
著者が既存の童話や民話で納得いかねぇところをどうにかする、ある意味、後の『月光条例』の萌芽とも見える作品で
ああ、この話も好きだなぁ・・・と思っていたら

“山魚”の回。
北斗号もなくなってしまったけども、この作品もすごくいい。
凶羅との再戦という意味も、きちんとあるんだけど
(特に、凶羅の台詞は本当にバシバシくるんですよね。愛想笑いや適当なことで逃げたり
他人のせいにする人間たちに対する容赦の無さ)

いじめられっ子の野村という登場人物がきちんと、うしおと“合わない”描写が
すごく登場人物に厚みを与えているんですよね。

うしおは物語の登場人物だし、身体能力も、言いたいこともしっかり言えるけど
そうでない人間(普通の人間)の代表ともいえる彼が、野村先生や、紫暮の言葉
トンネルってよ、いやあな時みたいだなァ。一人っきりで寒くてよ・・・ 
でもな、いつかは抜けるんだぜ
”によって勇気を出す所が素敵。



アニメでは


オールカットですが!!


(血涙)


・・・さて、気をとりなおして
『四人目のキリオ』 

きゃっほう!!

斗和子さん、初っぱなから飛ばしっぱなしですね!!
九印(クイン)の台詞も聞けたし。


そしてお役目様・二代目(日崎御角)の
日崎御角 

お姿には当時も、今も痺れました。

日崎御角2

恰好良いなぁ、マジで。

うしおたちの慟哭を尻目に、キリオは“くらぎ”を粉砕します。
(アニメでは“くらぎ”の名乗りなかったような(笑))

そしてラスト。
いいわぁ。原作ファンも今後の展開を予想して、震えます。

斗和子さんの声、林原めぐみさん!!
・・・ある意味、エヴァの綾波を超えてきたからこその今、この役がハマるんでしょうかね。
(この人たちレベルになるともう、そんなの関係ないのかもしれませんが・・・)
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ロボッとうさん 1巻

ロボッとうさん 1巻」(感想
(著)有永 イネ

感情のあるロボットは“バグ”として、世間にみつかったら回収されちゃう…そんな、ロボットがあふれる近未来。
「父さん、ロボットだっんだ」―――16歳の誕生日、父からの衝撃の告白!……のはずが
バカすぎるヤンキー息子・蓮助は理解できなくて信じない。
バカな蓮助となぜか仲良くしてくれる才色兼備の幼なじみ・めぐむに助けられつつ
父さんは蓮助の前では人間っぽくしていくことに。
ロボ萌え女子・姫子も入り乱れ、ハイパーキュートなとうさんのまわりは今日もバカ騒ぎ!!
ドタバタ愛情ロボコメディ、発進!!

今日もバタバタしているので手短に。
うん。 悪くないです。
こういう、ドタバタ劇というのも久しぶりに読んだ気がします。

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ねこのシジミ

ねこのシジミ」(感想
(著)和田 誠

下の娘が借りてきた本です。
今、自宅に猫が住み着いておりますが、自分はネコアレルギーなので
できれば、創作物や映像・画像で十分だな~と思っています。

和田誠さんらしいユーモアを含んだ文章が
絵のやわらかさとマッチしてとても良いです。

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スーパーベターになろう!

バタバタしていますので、手短に。

久々、自己啓発本をてにとりましたが
最新の科学を使って、ゲームの効能を説く本です。
目から鱗がおちていきます。

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狼の口 ヴォルフスムント 7巻

狼の口 ヴォルフスムント 7巻」(感想
(著)久慈 光久

いや、てっきり前巻で宿敵・代官 ヴォルフラムを斃したので
今巻が、最終巻とばかり思っていたのですが・・・。

今度は公弟レオポルドが登場し
農民軍と攻城戦を繰り広げます。
「おお、破城槌!!」とか細かい描写を喜んでいたのですが
せっかく占拠した城が・・・敵の圧倒的な戦力と巨大投石機の登場で
戦局は一変。

なおかつ、後半に、明らかにページ数が少なくなってきていて
(ヤバい。悪い予感しかしない・・・)

読み終えた後に、「続くのかぁ・・・」と思ったのは正直なところです。

面白いです。面白いんですが。

1~2巻の“読んでる人間の脳が描かれていることを受け入れたくない”という
稀有な経験をさせてもらったこの作品ですが。
流石にこれ以上、戦争の救いの無さを読むのは少々ツラくなってきました・・・。

次の巻どうしようかなぁ・・・

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殺人者たちの王

殺人者たちの王」(感想
(著)バリー・ライガ

ものまね師事件が解決して数カ月、ジャズのもとをニューヨーク市警の刑事が訪れた。
21世紀最悪の連続殺人犯である・父ビリーに施された殺人者としての英才教育を生かして、
ニューヨークで起きている連続殺人の捜査を手伝って欲しいというのだ。
渋々同行するジャズ。だが事件を調べるうちに、ものまね師事件との繋がりに気づく。
そして被害者の遺体に書かれた〈ゲームへようこそ、ジャズパー〉のメッセージ。

第一作目の『さよなら、シリアルキラー』から続く三部作の二作目。
連続殺人犯の父親に、殺人の英才教育を受けた高校生・ジャズ(ジャズパー)。
NYで起こっている連続殺人の捜査に協力するのだが・・・

「え、ここで終わるの!?」ってぐらい巧いヒキ。
最終巻、来年5月刊行予定とのこと。うひー。

ジャズ自身は父ビリーの教育により、殺人者の習性を読むことに長け
警察や周囲の目を、ある程度、コントロール出来る技術として持っている。

ただ、彼は自身の中に存在するかもしれない殺人者としての才能を
恐れながら生きており
親友と恋人のお陰で何とか、自分が普通の人間に留まっていると思っている。

そこまで、父・ビリーの教育、存在はジャズの中に大きく占めている。
ミステリでありながら、優れた青春小説の側面(非常に血なまぐさいが)も持っています。
最終巻がどう展開するのか楽しみです。

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アデスタを吹く冷たい風

アデスタを吹く冷たい風」(感想
(著)トマス・フラナガン

風が吹き荒さぶ中、闇を裂いてトラックがやってきた。
運転する商人は葡萄酒を運んでいると主張する。
だが職業軍人にして警察官のテナント少佐は、商人が銃の密輸人だと直感した。
強制的に荷台を調べるが、銃は見つからずトラックは通過してゆく。
次は必ず見つけだす……テナントがくだした結論は?

「復刊希望アンケート」で二度No1に輝いた7篇収録の名短篇集、ついに初文庫化。

先週、久しぶりに県外の出張に行くことになり
仕事を終えた後に、本屋に立ち寄り、思いっきり散財をさせていただきました。
そのうちの一冊だったのですが。

本当に、楽しませて頂きました。
「ごちそう様でした!!」と読み終えたあとに言ってしまったほどです。

正直、巻末の解説を読む方が分かりやすいのですが
架空の“共和国”(とは名ばかりの独裁政権下)を舞台に
「体制」と「事件」の狭間で主人公・テナントがどのように動くのか。
“共和国”についても、テナントについてもそこまでページは費やされないにも関わらず
きっちりとその姿が浮かび上がるのは、凄いとしか言いようがありません。
彼を主人公にした作品が4編。

その他の3編も全く、違う味付けで楽しめました。

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23 : 58 : 50 | 本感想 | TB(0) | Comment(0) | UP↑

うしおととら

『妖、帰還す』

白面の御方様の圧倒的なまでの強さ、奸智。
そしてギリョウ・ジエメイ兄妹の運命の変転。
ジエメイの笑顔、言葉。
ギリョウの言葉。
うしおの気持ち。何かを言おうとするうしおに対するとらの言葉。
(ここの台詞、最初に読んだ二十数年前から、とても好きだ。諫める感じが本当に良い)
本当に年長者として諭している感じがなんとも。

優しい言葉では埋まらないもの。
男として、一人の人間がやろうとすることを見届けること。

無力感や闇を押しつぶされそうになっても
ぎりぎりと歯を噛みしめて
それでも、そこにとどまらずに前に進む。
そして、笑う。
それが、蒼月潮という少年であり。
藤田作品の真骨頂でもあります。

次回は、いよいよキリオと九印の登場です。
ある意味、“うしおととら”のボジとネガとも言える存在の登場ですし。
潮が主人公たりえるのか、再度の試練でもあります。
楽しみです。

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小人の巣

小人の巣」(感想
(著)白河 三兎

ちょっとバタバタしていますので、手短に。
十五歳の誕生日に、サイト上で出会ったシャーマンから「楽にあの世へ行ける」方法を伝授してもらう。
半年間、そのことだけを希望にして、私は生きてきた。
でも、待ちに待ったその日、指定された部屋で私を待ち構えていたのは―。
圧倒的な孤独を抱えるシャーマンとの出会いは、やがて、「死」に引き寄せられる人々の運命を変えていく。(帯より)

著者得意のどんでん返しがまず、一話で炸裂します。

その代わり、ラストの着地点は、ここしかないかなぁと中盤でよぎってしまいましたが
おそらく、その状態にある人々はなかなかその気力も湧かないでしょうし
読んでも届かないかもしれません。

ただ、一人の“もの”を書く人が最大限
あるメッセージを楔のように尖らしたものです。
できれば多くの人たちに読まれ、心に突き刺さることを願ってやみません。

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恋と嘘 1~3巻

恋と嘘 1~3巻」(感想
(著)ムサヲ

少し先の未来の日本。
少子化対策の為に16歳にして結婚相手が「国」から決められる世界。
クラスメートの高崎美咲のことが好きな主人公・根島由佳吏。
互いの気持ちが両想いと分かったところで
真田莉々奈という少女が現れ
「根島由佳吏の政府通知の相手です」と口にする。

主人公は高崎との「恋」を優先させようとするが
高崎美咲は「恋」よりも「制度」を優先し
真田莉々奈は「制度」よりも「恋」をロマンチックなものと考え、彼らの「恋」を応援するようになるのだが
「国」というシステムが「制度」の進行によって
徐々に彼らの小さな「恋」を潰そうとしていく。

そんな中で、登場人物各々の感情のゆらぎ。
特に、最新3巻で
高崎美咲から真田莉々奈に対する相反する感情が
2コマで描写されている所が良かったです。

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バビロン 1 -女-

バビロン 1 -女-」(感想
(著)野崎 まど

主人公の東京地検特捜部の検事・正崎善が製薬企業・日本スピリの東京営業所の強制捜査に
踏み込んだ所から物語は始まっていく。
(現実にあったある事件を下敷きにしている為、非常にリアリティが増します)

そこからあれよあれよと物語は進んでいきます。

謎の死を遂げた麻酔医。
そこでかかっていた「カルミナ・ブラーナ」
おお、運命の女神よ というタイトルと同じように。
事件の関係者と思しき謎の女の姿が事件の前後に少しずつ登場します。

彼女を追っていく、正崎の前で様々な信じられないようなことが起こっていきます。
果たして「バビロン」とは作中で明かされたとある都市して考えた方がいいのか。
これはおいおい明らかになっていくでしょうが

『ヨハネ黙示録』第17章 大淫婦が裁かれる 18章バビロンの滅亡
で描かれた
17-18 “あなたが見た女とは、地上の王たちを支配しているあの大きな都のことである。”のことも指すのか。
18-21 “ すると、ある力強い天使が、大きいひき臼のような石を取り上げ、それを海に投げ込んで、こう言った。”
      「大いなる都、バビロンはこのように荒々しく投げ出され、もはや決して見られない」

そのような方向に、すすむのかは全くわかりません。

ただ、物凄く丁寧に現実の事件を使って描く部分とフィクションの部分の繋ぎ目がしっかり描かれているので
とても読み応えがあります。

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亜人 7巻

亜人 7巻」(感想
(著)桜井 画門

敵の親玉である佐藤の過去が明らかになります。
なるほどと思う反面、もう少し謎にしていてもと思いました。

主人公側も相手側も、内部に色々な葛藤亀裂を抱えつつ
(どうやら)最終局面に向かって行きそうです。

中盤の唐突な1つのネタは何の意味があったのかわかりませんが
最後まで突き進んでいってもらえることを期待します。

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僕のヒーローアカデミア 6巻

僕のヒーローアカデミア 6巻」(感想
(著)堀越 耕平

体育祭も終わり、新章突入。
気真面目すぎる飯田くんの兄を再起不良にした“ヒーロー殺し”ステイン。
悪役でありながら、自己の思想が確立していて
この作品の中で、いよいよ本格的な“敵”の登場に否が応でも盛り上がります。

死柄木くんもいましたが・・・
彼もまた、主人公たちと同じように悪としての教育を“先生”に施されているのが
今巻でも明らかになります。
いずれ、主人公たちに立ちふさがる障壁となりうるのか。

そして、仲の良かった飯田くんが
どんどん主人公との心理的距離が離れて行っているのが非常に気にかかります。

あとは、著者の方が喜んでいましたので何とも言えませんが
この巻数でアニメ化って、大丈夫かな?と思ってしまいます。

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ニセコイ 20巻

ニセコイ 20巻」(感想
(著)古味 直志

この間投入したばかりの新キャラクター。
とりあえず、(主人公争奪戦から)退場。

一歩進んで、二歩下がるぐらいのレベルじゃないなぁ(笑)

これで、主人公が人間的に成長しているのかというとそうでもなく・・・
最近は、本誌のコラ画像の方が読者の方が納得する始末。

えてして、こういう作品の男性主人公は優柔不断なのは基本ですが。
ここまで、読者を失望させてしまう主人公も珍しい。

もう、ここまできたら、そこら辺のゲームのように。
各ヒロインのENDを1巻ずつぐらい出して。
読者に好みの巻を買ってもらうマルチエンディングにすればいいのではと思った次第です。

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うしおととら

19話 『時逆の妖』観ました。

まず、時逆の声にびっくり。 
・・・・クリリン、いや、今は海賊王を目指されている方じゃないですか!!

時逆とジエメイの会話シーンもカットされたのも違和感がありましたが。

ギリョウ・ジエメイのお母さん(コウシさん)とのうしおとの交流が削られていたのは本当に残念でした。
あの袖の下りって。須磨子(母)の想い出がないうしおにとっては
とても嬉しい重要なことだと思いますし・・・


あと、お父さんの神剣を作る際に
お母さんの髪が綺麗なことを、ジエメイが口にしないと。
お父さんの為にためらいもなくそれを差し出す所が生きてこない気がするんですよね。

今後の重要な登場人物のある行動の起点になる部分だと思うんだけどなぁ・・・

ただ、それらを差し引いても。
白面の御方様の圧倒的な強さ、存在感をTVで観れるとは
長生きはしてみるものです(笑)。
本当にとんでもなかった。素晴らしかった。

そして、白面と対峙するうしお。
本人も気がつきますが、圧倒的なまでの力・存在感の差。

獣の槍の有無に関係なく、突き進む無謀さ。
衝動なんでしょうけども、だからこそ、うしおはうしおなんでしょうね。

次回は(わかっているけども)、泣くだろうなぁ・・・
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another sky

another sky」(感想
デザイナー・佐藤オオキ。
思わず、見入ってしまいました。

世界的デザイナーなそうなのですが、不勉強なもので全く知らなかったのですが。

色んなものが、偽装や不正がはびこる中で。
本当に今まで言われていた日本人の仕事に対する姿勢。
勤勉・実直・丁寧さのようなものを、実は今の日本人は持ってないのかもしれない・・・と
思わざるをえないような昨今。

こんな風に、真っ当に仕事に取り組む姿勢。

当たり前かもしれませんが。
胸に迫るものがあります。

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晴追町には、ひまりさんがいる。  はじまりの春は犬を連れた人妻と

晴追町には、ひまりさんがいる。 はじまりの春は犬を連れた人妻と 」(感想
(著)野村 美月

心に傷を抱えた大学生の春近は、眠れない冬の日の深夜、公園に散歩に出かけた。
「二月三日は、『不眠の日』です」。そこで彼に話しかけたのは、ひまわりのような笑顔を浮かべる、人妻のひまりさんだった。
もふもふの白い毛並みのサモエド犬・有海さんを連れた彼女とともに
晴追町に起こる不思議な謎と、優しい人々と触れあううちに
春近はどんどんひまりさんに惹かれていき・・・

最近、読んだ『下読み男子と投稿女子』が良かったのと。
表紙の志村 貴子氏の絵に惹かれて購入。

著者もあとがきで語っているように
年下の青年。美女。犬。となると『めぞん一刻』しかでてきませんが。

この作品の場合、この巻で終わってもいいような、良い終わり方をしているので
これから先に作品を続けていけるのかな?続けていく必要があるのかな?と思った次第です。

テーマ:読んだ本 - ジャンル:本・雑誌

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とある魔術の禁書目録外伝 とある科学の超電磁砲 (レールガン) 11巻

とある魔術の禁書目録外伝 とある科学の超電磁砲(レールガン)  11巻」感想
(著)鎌池 和馬 (画)冬川 基 
(キャラクターデザイン)灰村 キヨタカ

前回はきちんとバトルもして、ひと段落ついた感じがあったので
今巻は新章に突入。

キャラクターを生き生きと動かし。
マンガとしてのクオリティが上がっていくというのも
最近では稀ではないでしょうか。
原作を読んだ方が多分、もっと面白さは増すのでしょうが。
この作品はこれ単独で読み切りたいですね。

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愚者のジャンクション-side evil-

愚者のジャンクション-side evil-』(感想
(著)耳目口 司

前作『愚者のジャンクションside -side friendship-』とは語り手を変え
同じ1つの事件を、別視点から語っていきます。
前作で見えていた景色が、
登場人物たちの印象が、P17から、がらりと変わっていきます。

面白かった!!
今回の表紙にもなっている『特進生』たちの面々と
前巻表紙の『飼育部』の面々。
明らかに役者が違うのがわかります。

ただ、一つの事件を追う中で、今回の語り手が果たした役割。
前作の結末の解明。

前作の語り手である“十文字くん”のツイッターが乗っ取られるような演出や。
(ツイッターを読みながら否が応でも『愚者のジャンクション-side evil-』の期待が強くなったのも
今ではいい思い出です。
今回もKADOKAWA HPにある人物の文章が載せられていたり。

非常に尖った作品ですが、若い読者の方に読んでもらいたいです。

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23 : 05 : 00 | 本感想 | TB(0) | Comment(0) | UP↑

記憶屋

記憶屋」(感想
(著)織守 きょうや

『黒野葉月は鳥籠で眠らない』のあまりの出来の良さに一気にファンになったのですが
新作がでると聞いてみたら“角川ホラー文庫”だったので、守備範囲広いな~。と驚いた次第です、

もしも「記憶屋」が、つらくて忘れたい記憶を消してくれるなら、あなたはどうする――?

夕暮れ時、公園の緑色のベンチに座っていると現われ、忘れたい記憶を消してくれるという怪人、「記憶屋」――。
大学生の遼一は、そんなものはただの都市伝説だと思っていた。

ただ、とあることが原因となり必死で「記憶屋」を探すことに。

果たして、嫌な記憶やそれに関する記憶を消した方がいいのか。

遼一の前に現れる様々な人たち。

人の“記憶”をどうとらえるのか。その人の持ち物のように考えるのか。
(ここら辺は現職の弁護士でもある著者の面目躍如といえるかもしれません)
では、その波及効果で忘れられた人々はどうなのか?

色々な事を考えさせられ、その上でしっかりとエンターテイメントの面白さもあり飽きさせません。
映画『エターナル・サンシャイン』も観たくなります。

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20 : 00 : 00 | 本感想 | TB(0) | Comment(0) | UP↑

感情8号線

感情8号線」(感想
(著)畑野 智美

荻窪、八幡山、千歳船橋、二子玉川、上野毛、田園調布はすべて環状八号線沿いにある街。
直線距離では近いけれど、電車で行くのは不便だ。
同じ道沿いだけれど、街の雰囲気も住む人の生活レベルも全然違っている。
もちろんそれぞれの悩みも……。
すぐそこに幸せはあるはず。
なのに、どうして遠回りしてしまうのだろう。
環状八号線に住む人々のリアルで切ない恋物語。

連作長編で各々登場する主人公たち。
登場人物たちの関係性・(久しぶりに相関図をつくったりして楽しめました)
語り手になった時の視点で
一つの事柄がまた違った角度から読めて
特に一話目と最終話がタイトルとシンクロしていて巧かったです。

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