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はじめの一歩 104~105巻

はじめの一歩(104) (少年マガジンコミックス)はじめの一歩(104) (少年マガジンコミックス)
(2013/08/16)
森川 ジョージ

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はじめの一歩(105) (少年マガジンコミックス)はじめの一歩(105) (少年マガジンコミックス)
(2013/11/15)
森川 ジョージ

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はじめの一歩  104~105巻」(感想
(著)森川 ジョージ

正直、感想を書いていない作品が多いので
思い出した分から書いていきます。

104巻は正直、惰性で買いましたが
105巻はこの数十巻の中で一番、良かったかも。

鴨川ジムに集まる、群像劇の部分も(当初は)とても魅力があったのですが
今では、そのキャラクターたちの試合等も描かねばならないため
作品はずるずると延び、停滞を生み出しました。

ただ、105巻では、王位を返上した一歩の日本タイトルを巡って
一歩の後輩である板垣と今井によるフェザー級王座決定戦が行われるのですが。
試合内容もさることながら、その話数の少なさに好感を持ちました。
これくらいで、終わらせてもらわないと
あと何人のボクサーの試合を見ないと・・・一歩の世界戦。

もしくは一歩宮田戦が見られるのか
あと、50巻は最低でも必要だと思っていたので良かったです。
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周辺雑記 95

『惡の華』Blu-ray 第五巻『惡の華』Blu-ray 第五巻
(2013/11/27)
植田慎一郎、伊瀬茉莉也 他

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こちらもいよいよ。
第九話・第十話収録。の『惡の華』Blu-ray 第五巻 です。

オーディオコメンタリーも
いつもの春日高男役の植田慎一郎・仲村佐和役 伊瀬茉莉也
監督・長濱博史 だけでなく佐伯奈々子役 日笠陽子も満を持して登場。(敬称略)

先日読んだ『メイキング・オブ・クソムシ』のあと
クソムシラジオも聞き返していたところに届いたこの作品。

色んな意味で凄い第十話(通称・“山”)

向こう側に行けない、仲村さんにも。
自分の気持ちが伝わらない苦しみをもつ佐伯さんにも。
そして、苦しみながら、自分の皮を剥ぐかのように
自分の中身がないことを、二人に告白する春日にも。

ちょっと、泣きました。

思わず、二回ほど見返してしまいました。

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約三十の嘘

約三十の嘘 特別版 [DVD]約三十の嘘 特別版 [DVD]
(2005/06/10)
椎名桔平、中谷美紀 他

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約三十の嘘」(感想
監督大谷健太郎
主演椎名桔平


大阪駅構内に集まった男女5人が、寝台特急トワイライトプレスに乗り込んだ。

詐欺師集団のチームで、三年前に金を持ち逃げされた椎名桔平演じるリーダー・志方。
彼は以前の覇気もなく、全く変わっていた。
チームのメンバーだった田辺誠一演じる、久津内が今回リーダーとなり
北海道での物販詐欺のためにチームを招集する。

志方、久津内、そして以前メンバーだった中谷美紀演じる宝田。
妻夫木聡演じる佐々木。そして、今回新たに加わった八嶋智人演じる横山の5人。
途中加わった、三年前に金を持ち逃げした伴杏里演じる今井も加わり

綿密な?打合せ後、彼らの「仕事」は成功をおさめたが
帰りの列車の中で、大金の入ったスーツケースが紛失してしまう・・・

うーん。何だろうこれは。

詐欺師同士の騙しあいを描いたコンゲームかと思いきや

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フェノミナ インテグラルハード 完全版

フェノミナ インテグラルハード 完全版 [DVD]フェノミナ インテグラルハード 完全版 [DVD]
(1999/11/25)
ジェニファー・コネリー

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フェノミナ インテグラルハード 完全版」(感想
監督ダリオ・アルジェント
主演ジェニファー・コネリー

スイス、チューリヒ郊外で少女の無残な死体が発見された。
警察は昆虫学者のマクレガーと、
虫と交信出来ると言う特殊な能力を持つジェニファーの力をかりて犯人の追跡を行うのだが・・・。

『デビル』を貸してくれた友人から一緒に借りていたもの。
だから、「ミステリー、貸してくれよ(笑)」

監督を見て『サスペリア』の人か・・・

音楽の使い方も新鮮ですし、途中まではなんとか観ていて楽しかったのですが。
(ある種、“虫愛ずる姫君”と彷彿とさせるジェニファーが 蝿を駕籠に入れて
反応したところに死体があるはずだと・・・バスの沿線を窓を開けながら捜索する辺りは良かった)

ただ、犯人が分かり、その後からは
「あー。こういう展開・・・」と
あれだけの、死体を防腐処理もしないで、匂いとかないのかな?とか
ボートの燃料って引火したら、あんなに火が起きるかな?とか

ただ、単に、美しい少女を嫌な目に遭わせたい監督の趣味が
前面に出ていて、正直、ヒキました・・・

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岸辺露伴は動かない

岸辺露伴は動かない (ジャンプコミックス)岸辺露伴は動かない (ジャンプコミックス)
(2013/11/19)
荒木 飛呂彦

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岸辺露伴は動かない」(感想
(著)荒木 飛呂彦

杜王町在住の人気漫画家・岸辺露伴。好奇心に溢れ
リアリティを追求する彼が、さまざまな取材先で体験した恐怖のエピソードとは…!?
『懺悔室』『六壁坂』『富豪村』『密漁海岸』『岸辺露伴 グッチへ行く』の5編を収録。

タイトル通りに“岸辺露伴は動かない”
どちらかというと、導かれるように、様々なものと遭遇するのですが。
(『密漁海岸』はどちらかというと能動的ですが)
あくまでも、スタンド能力は、回避的に使われる。
(もしくは使われることがない作品もあります)

独特の自己の規範を持ち、ジョジョの血統ともディオの血統に属さないにもかかわらず。
己の才覚で、問題を解決したり
“気に入ったぞ 小僧 ぼくはそういう『まるで劇画』って
いうような根性持ってるヤツにグッとくるんだ”

とか

だが断る 

この岸部露伴が 最も好きな事のひとつは
自分が強いと思っている奴に「NO」と断ってやる事だ・・・


こういった、名言を吐いてくれる
岸辺露伴はやっぱり、良いなぁ・・・。

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TVアニメ 「惡の華」 メイキング・オブ・クソムシ


TVアニメ「惡の華」メイキング・オブ・クソムシTVアニメ「惡の華」メイキング・オブ・クソムシ
(2013/11/22)
ウェッジ・ホールディングス

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TVアニメ 「惡の華」 メイキング・オブ・クソムシ」(感想

まず、アマゾンの表紙とタイトルの“メイキング・オブ・クソムシ”で爆笑。
「・・・だれが買うんだよ」とか呟きながら購入(笑)

実写動画から絵をおこしアニメを作る「ロトスコープ」を採用したこの作品。
(表紙カバー下には実写キャストが同じポーズとっている念の入れよう(笑))

「ロトスコープ」の手法を大好きな、“第七話”で説明してくれていて
春日役の植田慎一郎(新人)←(これ書かないと落ち着かない)が
カメラに向かって墨汁の塗りつけるシーンと
仲村役の佐々木南が机からジャンプシーンを別々に撮影して
それらを合わせた、コンテを作成。
それから、作画。
(ちなみに墨汁の部分も別のセルで描かれている)

・・・・どれだけ、手間かかってているんだよと驚嘆。

そして、全話解説。

あとは、声優と実写キャストの対談。
“仲村佐和”を演じた伊瀬茉莉也と佐々木南。
“佐伯奈々子”を演じた日笠陽子と三品優里子。
ここがカラーページなのは分かりますが
主人公の“春日高男”の声優・実写キャスト双方演じた
植田慎一郎(新人)のインタビューはモノクロって・・・(笑)
内容は濃かったのでとても満足ですが。

あとは、一部で人気の高かった“山田正和”の「デュクシ!」も
アドリブだったことがインタビューでも語られていました。

あとは、様々な関係者のインタビューあり

そして、巻末に当たる特別対談
原作者・押見修造と監督・長濱博史がこれまた、読み応えがあって
特に、第七話を観たあとの原作者から監督にあてたメールとか。
(ちょっと、泣きそうになりました)

対談の最後の言葉が『太陽を盗んだ男』ネタだったのも
個人的にはかなりのツボでした。

いやー。十分楽しませてもらいました。
何故、主婦と生活社から発行されたのかだけはわかりませんでした(笑)

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言の葉の庭


言の葉の庭 (アフタヌーンKC)言の葉の庭 (アフタヌーンKC)
(2013/11/22)
本橋 翠

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言の葉の庭」(感想
(原作)新海 誠
(漫画)本橋 翠

靴職人を目指す高校生、タカオが
雨の公園で出会った年上の女性。
名前も年齢も立場も聞かないまま
会うたびに、ふたりの心は近づいていく・・・

新海誠の傑作アニメーションをコミカライズ化。

本当に、このアニメーションが好きで。
アフタヌーンで連載が始まったときも、あえて読まないようにしていて。
DVD化して、鑑賞した後に、ようやく読み始めました。

一時期、毎日のように観てて。
サントラも仕事の行き帰りに聞いているもんだから。

今回、改めてコミックスとして購入して、読み始めると
ほとんど、声優さんと音楽が脳内再生される有様でした(笑)

もちろん、アニメとは違う、オリジナルな部分もあり
「ここで、あのセリフを削るのか!とか
あのモノローグを使わないのか・・・」とか
(逆に女性の心情を吐露している部分にモノローグを使っていたり)もありましたが
それはそれとして、コミックス独自の表現として良かったと思います。

ラストにしても、アニメの余韻を感じさせるのとはまた違い
一人の人間の再生をきちんと描ききったのも
味があって良かったな、と思います。

2ページのおまけマンガとあとがきのカットも微笑ましかったです。

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リアル 13巻

REAL 13 (ヤングジャンプコミックス)REAL 13 (ヤングジャンプコミックス)
(2013/11/22)
井上 雄彦

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リアル 13巻」(感想
(著)井上 雄彦

今回は表紙がスコーピオン白鳥!!
そして勿論、本巻の主人公とも言える活躍ぶりです。

もう、目頭が熱くなって・・・途中、読み進めるのを何度も中断するという
いつもの『リアル』に戻って、否、それ以上の巻でした。

ヒールレスラーと名高い彼が
脊髄損傷の状態でどうやって、プロレスをするのか。
やせ細った足でようやく、ロープで体を支えるのかやっとの彼が
どうするのか?

そして、同期であり共にタッグを組んでいたこともある
松坂マンバとの対決。
ベビーフェイスで所属するMWPの社長でもある彼との挿話。

共に「闇」と「光」と思ってきた
彼らの勝負の行方は?

そして、その闘いは
スコーピオン白鳥の熱烈なるファンである“ブルーム”や
主人公の一人・高橋久信の心を強く動かし

(特に、久信の心の中にいた、少年時代の“ノブ”
瓶とラベルで封をされ、箱に入っていた彼が
ようやく、箱から出てくる描写は素晴らしいの一言でした)

もう一人の主人公・野宮の姿には
今巻も、かなり戸惑いましたが・・・

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マージナル・オペレーション 1巻

マージナル・オペレーション(1) (アフタヌーンKC)マージナル・オペレーション(1) (アフタヌーンKC)
(2013/11/22)
キムラ ダイスケ

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マージナル・オペレーション 1巻」(感想
(原作)芝村 裕吏
(作画)キムラ ダイスケ
30歳の元ニート・新田良太(通称アラタ)。
7年続けたニートからも、一念発起して、ようやく就職するのだが
その会社も倒産。
専門学校での友人とも差をつけられたように感じ
ネットで見つけた外資系軍事企業・PMSCsの好条件に飛びついたのだが・・・
軍事企業に就職した元ニートが
異国での訓練期間で垣間見た、この世界の現実とは?

『月刊 アフタヌーン』で連載も楽しみなこの作品。
小説では描かれなかった部分を、丁寧に補足してくれているので
是非、原作5巻分をじっくりとコミカライズしてもらいたいです。

5巻は無理でも、日本篇はやってほしいなぁ・・・
『サルタン防衛隊』
サルタン防衛隊 1 (ヤングマガジンKCスペシャル)サルタン防衛隊 1 (ヤングマガジンKCスペシャル)
(1984/09)
高寺 彰彦

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とか
『BLACK LAGOON』の日本篇が好きな人の為にも
宜しくお願いします。

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周辺雑記 94

マガジンSPECIAL (スペシャル) 2013年 12/5号 [雑誌]マガジンSPECIAL (スペシャル) 2013年 12/5号 [雑誌]
(2013/11/20)
不明

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『いつか、夜明けの空で待ってる。』
う、うーん。
夏合宿、2日目・・・

2巻の巻末、3巻予告には。
すべてを連れ去る、あの「夏」が――。
と書かれていたのですが・・・。

前回で、多数の伏線を処理してしまい。
同じく、引かれた新しい伏線が早くも顕在化。
(正直、もう少し、時間かけても良かったのでは?)

・・・たとえば、(この展開であるならば)母親に合宿の事を話したときに
「昔、行ったことあるわよ」とか言われてもおかしくないはずですし
正直、もったいないな~。

ヒロインの一人・東雲さんも気持ちの凄まじいばかりのぶり返し。
(おそらく、今回のラストで提示された事柄と無縁ではないのでしょうが)
そして、ラストでまた、新しい伏線が強引に引かれてしまって・・・

残り話数とか決まっているのかな?と思うほどの急展開。
もう少し、腰を据えて、話を作ってくれれば
素晴らしい作品になるであろうのに。
本当にもったいない。

1巻の完璧に近い出来はなんだったんだろう・・・。

『30センチスター』
2話目も快調です。
台詞回しや、間のとり方も上手く。
あとは、主人公の長所も絵的にも表現されていて。
(個人的には、1話目の主人公とヒロインの圧倒的なまでの“差”と
距離感のまま、当分の間は進めて欲しいと勝手な希望ですが・・・)

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緑衣の女

緑衣の女緑衣の女
(2013/07/11)
アーナルデュル・インドリダソン

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湿地」(感想
(著)アーナルデュル・インドリダソン
(訳)柳沢 由実子
住宅建設地で発見された、人間の肋骨の一部。
事件にしろ、事故にしろ、どう見ても最近埋められたものではない。
現場近くにはかつてサマーハウスがあり、付近には、イギリス軍やアメリカ軍のバラックもあったらしい。
住民の証言の端々に現れる緑の服の女。
数十年のあいだ封印されていた哀しい事件が、
捜査官エーレンデュルの手で明らかになる。

CWAゴールドダガー賞/ガラスの鍵賞同時受賞。究極の北欧ミステリ。


昨年の海外ベストでも高評価だった
『湿地』の主人公・エーレンデュルが登場する作品でしたが

ただ、今回は、非常に読むのに、苦戦をしました。
三回目のチャレンジでようやく、読み終えることができました。
事件そのもの捜査と
過去のパートが交互に語られ
前作から引き続き、主人公であるエーレンデュルの家族の問題も語られ
ラストにたどり着くのですが・・・。

今回は過去のパートがどうしても読み進めるのが辛くて
何度か止まってしまいました。

今回も、訳者のあとがきから、何故このテーマを選んだのか。
改めて著者の言葉を読むと分かるのですが・・・

書かなければならない事柄ではあるのでしょうが
読むのには、少々覚悟がいりました。

後は、ラスト、真相の究明の部分で
(盛り上げる為に)少々分断されるのが・・・
気になりました。

個人的には、前作の方が好きかもしれません。

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好きと嫌いのあいだにシャンプーを置く

好きと嫌いのあいだにシャンプーを置く (メディアワークス文庫)好きと嫌いのあいだにシャンプーを置く (メディアワークス文庫)
(2013/01/25)
瀬那 和章

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好きと嫌いのあいだにシャンプーを置く」(感想
(著)瀬那 和章
七年前、年下の男の子に、好きだといわれた。
それから、手も握らせないまま恋人のような関係をずっと続けている。
そして、私はまた、彼とは別の人を好きになる―

神戸の街を舞台に、一緒に暮らす三姉妹それぞれの恋の、始まりと、真ん中と、終わり。を
それぞれの視点で描く。

作家・桜庭一樹のWEB版読書日記で取り上げられていたので、購入。

最初は、タイトルが若干“甘め”だな・・・とか思いながら読み進んでいくと
表題作の一話目が見事で。
あっさり、このタイトルでないとダメだなとあっさり鞍替え。

一人の人間もしくは、一つの事柄を
三人の視点で描くと、こう変わるんだという驚き。

三姉妹の各々の立ち位置と本当に微妙な感情の綾。
そこら辺の非常に難しい部分を
きちんと文章として書いているところが、見事です。

しっかり者の長女に巻き起こる、感情の揺り戻しが印象的な一話目。
自分の好きな相手との距離、そして良くできた姉と個性的な妹に対する複雑な
次女の感情を垣間見させる二話目。
引きこもり気味のイラストレーターである三女の秘密とささやかな成長を描いた三話目。

そして、エピローグも無駄の無い、最後の一行までできちんと締めてくれます。

うーん。いい本読んだ~~。

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8人の女たち

8人の女たち [Blu-ray]8人の女たち [Blu-ray]
(2013/02/02)
カトリーヌ・ドヌーヴ、エマニュエル・ベアール 他

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8人の女たち」(感想
(監督)フランソワ・オゾン
(出演)カトリーヌ・ドヌーヴ ファニー・アルダン イザベル・ユペール 
エマニュエル・ベアール ヴィルジニー・ルドワイヤン リュディヴィーヌ・サニエ 
ダニエル・ダリュー フィルミーヌ・リシャール


「カトリーヌ・ドヌーヴならこの作品も押さえといたら」と書店店長さんから
DVDを貸して貰いました。
最近は色んな方から、映画を教えていただくので
ありがたい限りです。

1950年代のフランス。冬の大邸宅。
集まった家族は、メイドも含めて、8人全員が女。
家の主人であるマルセルが背中から刺され、自室で死んでいるのが発見されるが
折りしも、天候は吹雪で出られない。
電話線も切断されている。
犯人はこの中にいるかもと、彼女たちはお互いを探り始めるのだが・・・。

どの女性にも、隠れた秘密があり、二面性があって
次第に明らかになる、互いの素顔。
その重みを、ミュージカル風の演出で、軽やかに消していきます。

真相も含め、面白かったです。

エマニュエル・ベアールって『天使とデート』の人かぁ・・・懐かしい。

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遙か凍土のカナン 1巻 公女将軍のお付き

遙か凍土のカナン1 公女将軍のお付き (星海社FICTIONS)遙か凍土のカナン1 公女将軍のお付き (星海社FICTIONS)
(2013/11/15)
芝村 裕吏、しずま よしのり 他

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遙か凍土のカナン 1巻 公女将軍のお付き」(感想
(著)芝村 裕吏

公女オレーナに協力し、極東にコサック国家を建設せよ。

日露戦争屈指の激戦・黒溝台の会戦で負傷した新田(にった)良造。
帰国後、彼にもたらされたのは、不可解な叙勲と、可憐なコサックの公女だった……。

広大なユーラシア大陸を舞台に、大日本帝国の勇敢なる騎兵大尉にして
“一人目のアラタ”新田良造の戦いが始まる──。
『マージナル・オペレーション』のタッグが放つ凍土の英雄譚、ここに開幕!

前作の『マージナル・オペレーション』を読んでおくと
「あ、なるほど!」と思う登場人物もちらほらと。

新田良太(イヌワシ)とは違い、本作の主人公・新田良造は個人でも、卓越した剣技と騎馬術を有し
士官としての心構えも(時代の差というものもあるのでしょうが)
もっています。

果たして、彼らの国家建設は果たしうるのか。

おもしろかったです。
ただ、公女・オレーナもそうですが 前作のジブリールも含め
美少女と主人公という“型”も・・・少々、飽きてきました(笑)
(あと、世代的には、公女将軍と聞くと、『グイン・サーガ』のアムネリスが一番に出てきます)

この作品のおかげで
久しぶりに『坂の上の雲」をパラパラとめくっております。
(8巻あるからな~~)

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キサラギ

キサラギ スタンダード・エディション [DVD]キサラギ スタンダード・エディション [DVD]
(2008/01/09)
香川照之、ユースケ・サンタマリア 他

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キサラギ」(感想
(監督)佐藤 祐市
(脚本)古沢 良太

2月4日、売れなかった(D級)アイドル・如月ミキの一周忌。

HN“家元”の呼びかけによって、都内某所の一つの部屋に
ファンサイトで知り合った“オダ・ユージ”“スネーク”“安男”“いちご娘”の5人が集まった。
愛するミキちゃんの追悼会として、思い出話に花を咲かせ、盛り上がるはずが・・・、

「彼女は自殺じゃない、殺されたんだ」という一言から事態は急変してしまう。
次々と明かされる意外な事実。
果たして如月ミキの死の真相とは?

映画好きの友人から電話があり
「なんで、このあいだのミステリ企画で『キサラギ』観なかったの?」
「いや、だって、あの作品・・・・○○○○○○って終わり方するじゃない」
「え、いや。あの作品、●●●●が○○って見方できるじゃん」
「ええっ?!どういうこと・・・」

「EDで×××が出てくるじゃないか ●●●●の言動見返してみたり、OPの画像も観てみなよ」
「いや、てっきり、EDは そういう含み(解釈もできる)を持たせて終わるってのと
×××の“錠”と“鍵”の二重の意味を込めていたのかな、とかしか思ってなかった」

という訳で、レンタルしてきて視聴。

・・・・うーん。
確かに、そういう観方もできます(OPの画像は全く盲点でした)が
個人的には
この作品は映画で語られている通りに観た方が楽しめるような。
(特に、△△のスネっぷりが好きです(笑))

ただ、●●●●の言動の矛盾。髪型の変化等
最初にBBSに7回投稿した文章も
PCに不得手ではなく、意志をもって行ったという解釈も出来ます。

本当に、作中のある人物が口にする
本当なんてわからんよ。真実は常に主観でしかあり得ない
言葉通りなのかもしれません。

ある意味、陰謀説と同じく
2月には延々と、彼らはああでもない、こうでもないと
その時々の真実を見つけていくのかもしれません。

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聲の形 1巻

聲の形(1) (少年マガジンコミックス)聲の形(1) (少年マガジンコミックス)
(2013/11/15)
大今 良時

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聲の形 1巻」(感想
(著)大今 良時

「俺は彼女が嫌いだった」
退屈が嫌いで、明るく、 楽しく がモットーの少年、石田将也。
そんな彼の前に現れた転校生の少女、西宮硝子。
彼女の“ある事”をきっかけに、
からかったつもりが、それがどんどんとエスカレートしていき。
それは皮肉にも彼自身の人生をも変えていくことに・・・

1巻は正直、胸が悪くなるような登場人物が多く
(主人公もさることながら、それによって態度を変えていく、教師、クラスメートたち
ただ、いじめの構造、誰もが標的になりうる救いのなさを描いたのは見事だと思います)

2巻以降どのような展開になるのか。
西宮硝子が“聖化”した登場人物に祭り上げられないことを
切に願います。

できれば・・・2巻が出てから購入された方がいいかも。

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マージナル・オペレーション 5巻

マージナル・オペレーション 05 (星海社FICTIONS シ 1-5)マージナル・オペレーション 05 (星海社FICTIONS シ 1-5)
(2013/11/15)
芝村 裕吏、しずま よしのり 他

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マージナル・オペレーション 5巻」(感想
(著)芝村 裕吏

人民解放軍14万人 VS 3千人の子供たち
アラタたちを切り捨てる西側諸国、裏切るミャンマー軍──
そして、人民解放軍の大攻勢。

この限界(マージナル)とも言える局面で、
新田良太(イヌワシ)の作戦指揮(オペレーション)が開始される。

芝村裕吏が贈る英雄譚、ついにクライマックス!

おもしろかったです。
47倍(笑)の戦力差をどうひっくり返すのか。

ただ、もっと、もっとやろうと思えば
話を広げられただろうし。
戦闘に対しても、人間関係にしても
掘り下げれたような気がします。

今月からコミックスが発売されるコミカライズ版も
いい感じで原作を補完してくれているので今後の展開が楽しみです。
マージナル・オペレーション(1) (アフタヌーンKC)マージナル・オペレーション(1) (アフタヌーンKC)
(2013/11/22)
キムラ ダイスケ

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黒い罠

黒い罠 [DVD]黒い罠 [DVD]
(2012/09/26)
オーソン・ウェルズ、チャールトン・ヘストン 他

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黒い罠」(感想)
(監督)>オーソン・ウェルズ
(出演)チャールトン・ヘストン オーソン・ウェルズ マレーネ・ディートリッヒ

アメリカ国境近くの町を訪れた、チャールトン・ヘストン演じるメキシコ政府の犯罪捜査官・ヴァルガス。
偶然にも、ダイナマイトを使った爆破事件に遭遇した彼は、新妻スーザンをホテルに戻し
単身捜査に乗り出すのだが・・・
オーソン・ウェルズ演ずる米国の捜査官・クインランの登場で事件は思わぬ方向へ。
証拠捏造も辞さないクインランはヴァルガスの口を封じようと、スーザンの誘拐を計画する。

こちらもリンクを貼らせて頂いている『映画鑑賞の記録』の
miriさんから教えていただき、購入。

寂れた国境の町を舞台に
巨躯で、老獪な悪徳刑事を演じるオーソン・ウェルズの演技が凄くて
正直、物語の筋は2回見てようやく掴めました。

あとは、『情婦』とはまた、役柄の違うマレーネ・ディートリッヒも
短いシーンながら非常に印象的な役柄を演じていて
チャールトン・ヘストンやジャネット・リーとは
格が違う印象を受けました。

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自由への闘い

自由への闘い [DVD]自由への闘い [DVD]
(2003/09/25)
チャールズ・ロートン、モーリン・オハラ 他

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自由への闘い」(感想)
(監督)ジャン・ルノワール
(主演)チャールズ・ロートン
第二次世界大戦のドイツ軍に占領された田舎町で起こったある事件に
臆病な教師の変化と人間の尊厳を描いた傑作。

リンクを貼らせて頂いている『映画鑑賞の記録』の
miriさんから教えていただき、購入。

凄い映画でした。
主演を演じたチャールズ・ロートンが
『情婦』のウィルフリッド卿とはまた違いましたが
臆病で中年の男が後半、変化してくさまは圧巻です。

占領されることによって起きる様々な人間の葛藤・思惑
自分たちの国が、占領されること。
焚書について。ユダヤ人への迫害についても。
きちんと描かれており

中でもナチスドイツの側の描き方も
他の作品のような分かりやすい“悪役”として
描いていないところも新鮮でした。
(むしろ、占領地の人間を取り込んでいく様であったり
巧妙な食えない為政者という印象です)

ラストには、ぐっと、胸をわしづかみにされるような衝撃がありました。

いい映画を紹介して頂きありがとうございました。

最後に主人公が読む本は
おそらく『人間の権利』トマス・ペイン
人間の権利 (岩波文庫 白 106-2)人間の権利 (岩波文庫 白 106-2)
(1971/05/17)
トマス・ペイン

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こちらも機会があったら読んでみたいと思います。

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ねずみとり

ねずみとり (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)ねずみとり (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)
(2004/03/16)
アガサ・クリスティー

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ねずみとり」(感想
(著)アガサ・クリスティ

若夫婦の山荘に、大雪をついて五人の泊り客、そして一人の刑事がやってきた。
折しも、ラジオから凄惨な殺人のニュースが流れる。
やがて不気味に緊張感がたかまり、舞台は暗転した!
マザー・グースのしらべにのって展開する、スリリングな罠。
演劇史上類をみないロングランをほこるミステリ劇。

これも久しぶりに再読。
見せ方が上手いなぁ・・・と改めて驚きました。

多分、脳裏に浮かぶ映像を文章化していくタイプの作家さんなんでしょうが
そうかと思うと、未だに、色褪せないトリックも考え出す。
人間の機微にも長けている・・・
やっぱり、凄いの一言ですね。

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機械男

機械男機械男
(2013/05/13)
マックス バリー

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機械男」(感想
(著)マックス・バリー
僕は機械しか愛せない。
人間は非論理的だ。
恋人も友人もいないけれど
でも人間と関係を結ぶなんて非効率で面倒くさいじゃないか。
そんなある日、僕は職場の事故で片脚を失う。
そのときひらめいたのだ――
エンジニアとしての才能を注ぎ込んで、生身より断然高性能の脚を開発しようと。
名づけて〈美脚〉。その出来は素晴らしく、僕は残る片脚も機械化した・・・
これが僕の未来を開いてくれた――
僕に共感を抱いてくれた初めての女の子、ローラとの出会い。
恋の成就。

会社が与えてくれた大規模な開発チーム。
思いのままに研究を進められる自由。
だが僕は知らなかった、すべての背後に社の軍需部門の思惑があったことを。
やがて暴走をはじめる開発チーム。

姿をあらわす〈機械化兵士〉開発計画。
それは僕の彼女、ローラまでも巻き込んでゆく。
大地を揺るがして疾走し、轟音とともに跳躍する機械の脚。
それを武器に、理系オタクは恋人のために死地に赴く。


中盤、少々もたつく感じはありますが
“ギーク”の底力見せたれや!!と思わず応援したくなる一冊でした。

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葉隠入門

葉隠入門 (新潮文庫)葉隠入門 (新潮文庫)
(1983/04)
三島 由紀夫

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葉隠入門」(感想
(著)三島 由紀夫
「武士道といふは、死ぬ事と見付けたり」の一句で名高い「葉隠」は
死を中核に据えた、自由と情熱の書である。
三島は“わたしのただ一冊の本"と呼んで心酔した。

「葉隠」の濶達な武士道精神を今日に甦らせ、乱世に生きる〈現代の武士〉たちの
常住坐臥の心構えを説いたこの『葉隠入門』は、人生論であり、道徳書であり、
三島自身の文学的思想的自伝でもある。「葉隠」の現代語訳を付す。

久方ぶりに再読。

特に第二章の「葉隠」四十八の精髄という章は
一つ一つの言葉が、三島由紀夫という人間のフィルターを通り
判りやすく論じてある。

できれば、(時間があれば)
葉隠 上 (岩波文庫 青 8-1)葉隠 上 (岩波文庫 青 8-1)
(1940/04/15)
和辻 哲郎、古川 哲史 他

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も読まれることをお勧めします。

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デビル

デビル [DVD]デビル [DVD]
(2011/11/23)
クリス・メッシーナ、ローガン・マーシャル=グリーン 他

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デビル」(感想
監督ジョン・エリック・ドゥードル
主演クリス・メッシーナ

高層ビルのエレベーターの一基が突然停止し
5人の男女が閉じ込められる事態が起きていた。
そして突然照明が消えて再点灯したとき、若い女の背中が切られて出血。
閉所の中で5人は誰が犯人かお互いを疑うことに・・・。

「おすすめのミステリー映画を教えて」って言ったんですが・・・
友人に教えてもらい、観たのですが

予備知識を入れずに観たのが、ある意味、仇となりました(笑)。
これはミステリーじゃないです・・・

出来は悪くないです。
ただ・・・
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砂の栄冠 15巻

砂の栄冠(15) (ヤングマガジンコミックス)砂の栄冠(15) (ヤングマガジンコミックス)
(2013/11/06)
三田 紀房

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砂の栄冠 15巻」(感想
(著)三田 紀房

いよいよ、夏のセンバツへと物語は移っていくはずだったのですが・・・

まさかの眉毛戦争勃発(笑)

燃え尽き症候群にかかった部員たち
そして、ガーソの嫉妬によりキャプテンを降ろされた七嶋。

新たにキャプテンとなった群(グン)を中心に
センバツ4強で満足し、穏便に部活として終わりたい3年生中心の細眉派が誕生。

そして、あくまで、夏の甲子園を目指す元キャプテン七嶋を中心にした
勝つ為の野球を目指す、太眉派に分裂する。

そんなことをしている暇があるのか?と思うのですが

樫野高校は夏の甲子園に行けるのか?!

なんか、逆境ナインの増長したエピソードを思い出します(笑)

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おわび・(周辺雑記93) 

すみません。 
皆様からいただいたコメントの返信は
申し訳ありませんが、明日以降にさせていただいても宜しいでしょうか。

もう・・・「なんだかとっても眠いんだ・・・」って感じなので
なんか、空から降りてきそうです。

お許しください。

回復しました。←なんかドラクエみたいですが(笑)
順次、お返事を書かせていただきます。
ありがとうございます。(2013/11/12)

                           きみやす拝

テーマ:日記 - ジャンル:日記

23 : 55 : 10 | 雑記 | TB(0) | Comment(0) | UP↑

事件

事件 [DVD]事件 [DVD]
(2004/01/24)
松坂慶子、永島敏行 他

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事件」(感想
監督野村 芳太郎
主演永島 敏行 松坂 慶子 大竹 しのぶ

今回のプログ・DE・ロードショーは
“秋のミステリー特集”12作目はこの作品です。
最後は、日本の法廷ものとしては、やはりこの作品。

自分は野村芳太郎監督作品がどうやら好きなんだな・・・と改めて
『砂の器』『八つ墓村』『配達されない三通の手紙』『わるいやつら』
『疑惑』並んでいるDVDを観ながら思った次第です。

(ただし、『鬼畜』と『震える舌』だけは絶対に買わない自信?があります・・・)


原作は大岡昇平の同名小説。
事件 (新潮文庫)事件 (新潮文庫)
(1980/08/27)
大岡 昇平

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この作品は何故か、父親からかしてもらった記憶があります。
普段は、池波正太郎の『鬼平犯科帳』や司馬遼太郎作品を好む父親が
なんの意図があって、当時、大学一年だった自分にかしたのか
当時は結構、謎だったのですが・・・。

結婚相手の姉を殺してしまった19歳の少年の事件。

単純な事件のように思えたが、法廷で次々と登場する証人たち。
証言との食い違いから、事件は様々な様相を見せる。

果たして“真実”はどこにあるのか?

そもそも、真実などは存在するのか?

結審するまでの息詰まるやりとり。
ただ、この作品が、凄いのは
法衣を纏う裁判官も検事も弁護士ですら
“仕事”でしかないということ。

そして、証人たちも、沈黙を守っていた被告ですら・・・
微妙な点、あるいはとても、重大な点で嘘を吐く。

唯一、嘘をつかないのは死んでしまった被害者だけなのか。

ラストシーンのある人物の笑顔が、
ある意味、トラウマになったことを再見して、まざまざと思いだしました。
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テーマ:映画感想 - ジャンル:映画

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機動警察パトレイバー THE MOVIE

機動警察パトレイバー 劇場版 [DVD]機動警察パトレイバー 劇場版 [DVD]
(2004/01/23)
冨永みーな、古川登志夫 他

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機動警察パトレイバー THE MOVIE」(感想
監督押井 守
主演冨永みーな 古川登志夫

今回のプログ・DE・ロードショーは
“秋のミステリー特集”11作目はこの作品です。

やっぱり、アニメも入れたいな、ということでこの作品。

1999年、夏。
自衛隊の試作レイバーが
突如無人のまま暴走するという事件が発生する。
しかし、それは相次ぐ事件のほんの幕開けに過ぎなかった。

何者かが仕掛けたウイルスによって
警視庁特車二課第2小隊の面々をあざ笑うかのように
都内各所で作業用レイバーが次々と暴走していく・・・

もう、格好良いの一言です。
公開当時、1989年(笑)

もう、監督の個性が炸裂していつつも、
それでいて、今まで変化球を投げてきていたOVAのスタッフが
ど直球のロボットアニメのアクションパートがきちんと作品内で同居している。

その当時で、良く考え付いたな・・・と思えるウイルスの潜伏場所。
そして、その起動条件。

高層ビルが立ち並び、再開発の進む東京。
それと対照的に
開発の波に押し流されそうな消えていく、過去の東京。
その中を巡る刑事たちの姿。

それすらも犯人の意図したことのように思えてなりません。
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アフタースクール

アフタースクール [DVD]アフタースクール [DVD]
(2008/11/28)
大泉洋、佐々木蔵之介 他

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アフタースクール」(感想
監督内田 けんじ
主演大泉 洋 佐々木 蔵之介 堺 雅人

今回のプログ・DE・ロードショーは
“秋のミステリー特集”10作目はこの作品です。

やっぱり、邦画も入れないとバランス悪いですよね。
ということでこの作品。

おい、木村!お前、どこいんだよ!?
(木村の友人・神野)

女房が妊娠中の浮気なんて、よくある話だろ?
(木村の同級生“島崎”を騙る探偵)

物語は朝の食卓。
身重の女性と、いかにも仕事ができそうなスーツ姿の男が話しているところに
お調子者の友人が飛び込んでくる。

そんな、絵に描いたような幸せなシーンからスタートします。

ところが、そのエリートサラリーマンの“木村”が姿を消したことから
話は転がり始め
母校には、“木村”の同級生を騙る探偵の姿が・・・

あとは、観てのお楽しみということで。
できれば、予告編も観ずに鑑賞されることをお勧めします。

同監督の『運命じゃない人』『鍵泥棒のメソッド』も好きですが
この作品はその中でも、バランスが丁度いいので何度も観てしまいます。

観終わると、アフタースクール(放課後)というタイトルにも頷けるかと。
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テーマ:映画感想 - ジャンル:映画

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アイデンティティー

アイデンティティー コレクターズ・エディション [DVD]アイデンティティー コレクターズ・エディション [DVD]
(2004/02/06)
ジョン・キューザック、レイ・リオッタ 他

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アイデンティティー コレクターズ・エディション」(感想
監督ジェームズ・マンゴールド
主演ジョン・キューザック

今回のプログ・DE・ロードショーは
“秋のミステリー特集”9作目はこの作品です。

これはある人からの紹介で観ました。

嵐と大雨によって、交通は寸断され
一つのモーテルに逃げ込むしかなかった人々。

・・・我儘な女優。その運転手。親子連れの三人。娼婦と思しき若い女。
若いカップル。そして、囚人を護送中の警官と囚人。モーテルの主人。

「典型的な“嵐の山荘”ですな~」とたかをくくっていたのですが。

いや、これは良い作品でした。
映像にするからこそ、良さが出る。
そんな作品でした。

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暗くなるまでこの恋を

暗くなるまでこの恋を [DVD]暗くなるまでこの恋を [DVD]
(2008/02/22)
カトリーヌ・ドヌーヴ、ジャン=ポール・ベルモンド 他

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暗くなるまでこの恋を」(感想
監督フランソワ・トリュフォー
主演カトリーヌ・ドヌーヴ ジャン=ポール・ベルモンド

今回のプログ・DE・ロードショーは
“秋のミステリー特集”8作目はこの作品です。

フランスの植民地島で、タバコ工場を営む男・マエが
文通から発展した写真見合いをすることに。
見合い相手の来る当日、喜び勇んで港まで行くが・・・
ところが、実際に現れたのは、写真とはまったく違う美女だった……。

うーん。
この作品を観て、原作のある作品をどう、映像化するべきなのか?
ある意味、映画の文法で翻訳することの難しさを改めて感じました。

もしくは監督が、その原作のどこを愛したのか。
映画化したいと思った最重要点はなんなのか?
そこが、明確であるか否か。

それが観客にも判るように撮ってくれさえすれば
何も不満は出ないと思うんですよね・・・
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テーマ:映画感想 - ジャンル:映画

21 : 30 : 00 | 映画・アニメ・DVD・TV感想 | TB(0) | Comment(6) | UP↑

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