他人の顔

他人の顔 (新潮文庫)他人の顔 (新潮文庫)
(1968/12/24)
安部 公房

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他人の顔」(感想
(著)安部 公房

液体空気の爆発で受けた顔一面の蛭のようなケロイド瘢痕によって自分の顔を喪失してしまった男……
失われた妻の愛をとりもどすために“他人の顔"をプラスチック製の仮面に仕立てて、
妻を誘惑する男の自己回復のあがき……。
特異な着想の中に執拗なまでに精緻な科学的記載をも交えて、
“顔"というものに関わって生きている人間という存在の不安定さ、あいまいさを描く長編。

「名前と仕事を失ったんなら次は“顔”でしょう」と友人“Tくん”の薦めもあり
今回はこの作品。

ラストに関しては賛否両論あると思いますが
個人的に、仮面を作っている工程が好きです。

大藪春彦の作品群でもそうなんですけど
そこまでのディティールの積み重ねが
読んでいて気持ちが良いです。

顔・日常生活でもっとも大きな記号の一つを喪うと
どうなっていくのか。

仮面を作りながら夢想する主人公の姿は

『怪奇大作戦』の『白い顔』を思い出します。
原作版『フランケンシュタイン』『オペラ座の怪人』
愛なのか妄執なのか。

世界から疎外されている(と自分で思っている)者たちの
彼らなりの(ある種)抵抗ともいえるかもしれません。

ラストの受け取り方は男女間でも差があるかもしれないなぁ・・・
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MAMA 1巻

MAMA 1 (バンチコミックス)MAMA 1 (バンチコミックス)
(2013/03/09)
売野 機子

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MAMA 1巻」(感想
(著)売野 機子

そこは神に選ばれた者のみが集う寄宿学校。
本当の才能の持ち主には、多大なる名誉、そして死が与えられるという…。
売野機子、待望の長編連載作品!!

「おおっ!新作出てる」ということで購入。
美しい声の持ち主は“天使”として、死を賜る世界。
様々な経緯の持ち主の少年たちが集まる“ギムナジウム”ものです。

『トーマの心臓』や『ポーの一族』にもありましたね。
『1999年の夏休み』も妙に印象に残っています。

まだ、1巻の段階なので序盤の印象が強いのですが
各々の少年たちの葛藤・過去・嫉妬
美しい声。
2巻が楽しみです。

OKAMAの『めぐりくるはる』の『カナリア』という中篇がなんとも言えず好きでした。

そういえば、『ここはグリーン・ウッド』は
男子寮って感じですね。

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川瀬巴水木版画集

川瀬巴水木版画集川瀬巴水木版画集
(2009/05)
川瀬 巴水

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川瀬巴水木版画集」(感想
(著)川瀬 巴水

川瀬 巴水(かわせ・はすい)
版画ってこんなに美しいものなんだ。と
純粋に、驚かされる作品集です。

雪。水面に映る建築物たちの細やかさ。
夜空に、ぽっかりと浮かぶ月。

美しく、日本人ならば、心のどこかで
懐かしさを感じる作品の数々です。

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城 (新潮文庫)城 (新潮文庫)
(1971/05/04)
フランツ・カフカ

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」(感想
(著)フランツ・カフカ

測量師のKは深い雪の中に横たわる村に到着するが
仕事を依頼された城の伯爵家からは何の連絡もない。
村での生活が始まると、村長に翻弄されたり、正体不明の助手をつけられたり、
はては宿屋の酒場で働く女性と同棲する羽目に陥る。
しかし、神秘的な“城"は外来者Kに対して永遠にその門を開こうとしない……。
職業が人間の唯一の存在形式となった現代人の疎外された姿を抉り出す。

まぁ、今度は職業というものが自我と抜きがたく存在している
“現代人”を描いた作品とも読めますが

学生の頃は、正直挫折したのですが
今になって読んでみると
まぁ、言いたいことの何十分の一かは理解できたような錯覚に陥ります。

それにしても長く感じる本です。

ページ数はそんなに多くないのですが・・・

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壁 (新潮文庫)壁 (新潮文庫)
(1969/05/20)
安部 公房

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」(感想
(著)安部 公房
再読。

ある朝、突然自分の名前を喪失してしまった男。
以来、彼は慣習に塗り固められた現実での存在権を失った。
自らの帰属すべき場所を持たぬ彼の眼には、現実が奇怪な不条理の塊とうつる。
他人との接触に支障を来たし、マネキン人形やラクダに奇妙な愛情を抱く。
そして……。

独特の寓意とユーモアで
孤独な人間の実存的体験を描き、その底に価値逆転の方向を探った芥川賞受賞の野心作。

まぁ、格好良く言葉にすると上のようなりますが。
毒虫になるザムザもびっくりしましたが
名前を失うというのもまた面白い。

学生の頃はその結末のつけ方に「う~ん」と思っていましたが。
今となって読み返すと、それしかない気もします。

結局、読み手がどう捉え、咀嚼し、結論をだす。
その“答え”が正しいかどうかはあまり意味がなく
その答えを見つけ出そうとする過程の面白さが
一番、意味のあることのようにも思えます。

変身 (新潮文庫)変身 (新潮文庫)
(1952/07/30)
フランツ・カフカ

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周辺雑記 41

ラ
(2002/05/09)
SUPER BUTTER DOG

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♪ サヨナラから はじまることが
たくさん あるんだよ
 ♪


SUPER BUTTER DOG 『サヨナラCOLOR』 作詞・作曲永積タカシ

本当にそんなことを実感する、昨今です。

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BILLY BAT 11巻

BILLY BAT(11) (モーニング KC)BILLY BAT(11) (モーニング KC)
(2013/03/22)
浦沢 直樹、長崎 尚志 他

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BILLY BAT 11巻」(感想
(著)浦沢 直樹 
(ストーリー共同制作)長崎 尚志

ある程度の伏線回収がおわったら
また、新しい謎が。
そして・・・新展開って!!(笑)

ほんとに、上手く着地してくださいと
祈るばかりです。

さてさて。

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14歳の恋 1~2巻

14歳の恋 114歳の恋 1
(2011/06/30)
水谷 フーカ

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14歳の恋 214歳の恋 2
(2012/06/30)
水谷 フーカ

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14歳の恋 1~2巻」(感想
(著)水谷 フーカ

中学2年。思春期真っただ中。
小学校から友達の彼と彼女が本物の「彼」と「彼女」に──。
クラスメートから“大人っぽい”といわれる
彼らの秘密の付き合いを描く。

可愛らしいな~。

まぁ、今の所、その印象が強いですね。

個人的にはその相手が
“世界”と同じぐらいの価値と意味をもつ作品が好きなので・・・

そんな作品に比べると、微笑ましさが溢れるこの作品です。

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届け物はまだ手の中に

届け物はまだ手の中に届け物はまだ手の中に
(2013/02/16)
石持 浅海

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届け物はまだ手の中に」(感想
(著)石持 浅海

殺人者と裏切り者、そして三人の美女──。
探り合いと騙し合いの果てに明らかになる、驚愕の事実とは!?

楡井和樹は恩師・益子の仇である江藤を殺した。
しかし、まだ終わっていない。
裏切り者であるかつての親友・設楽宏一にこの事実を突きつけなければ
復讐は完結しないのだ。

設楽邸に向かった楡井は、設楽の妻、妹、秘書という三人の美女に迎えられる。
息子の誕生パーティーだというのに
設楽は急な仕事で書斎にいるという。
歓待される楡井だが、肝心の設楽はいつまで経っても姿を見せない・・・。

あー。面白かった!!
この辺の心理戦、読み合いの面白さは
著者の得意とするところですが

傑作『扉は閉ざされたまま』
意欲作『耳をふさいで夜を走る』のような
吹っ切れた感じはないもののの
ラストでの評価は二分するでしょうが。
最後の落とし方は個人的には非常に好きな作品でした。

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ディザインド 2巻

ディザインド(2) <完> (シリウスKC)ディザインド(2) <完> (シリウスKC)
(2013/01/09)
木葉 功一

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ディザインド 2巻」(感想
(著)木葉 功一

返ってきたので感想を書こうと思ったのですが
不遇だなぁ・・・という気持ちで一杯です。

話、ここからだろう?という気持ち。

もう一つの連載作『セツ』も週間漫画サンデーの休刊。

犯罪者とある種“共感”できる女刑事・セツも本作に登場して
ほとんど主役級の活躍を見せてくれます。

『カフェ・ボヘミア後編』も収録。
ただ、前半が異常に格好良過ぎるので
後半がどうしても見劣りする印象が今もぬぐえません。

描きたいものがきっちり描けたのは『キリコ』だけですかねぇ。
あとは短編集の『フルーツ』ぐらい

『マリオガン』『クリオダイバー』にしても
続きが読みたいままです。

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はじまりは国芳―江戸スピリットのゆくえ

はじまりは国芳―江戸スピリットのゆくえはじまりは国芳―江戸スピリットのゆくえ
(2012/11/15)
柏木 智雄、片多 祐子 他

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はじまりは国芳―江戸スピリットのゆくえ」(感想
(著)柏木 智雄 片多 祐子他

歌川国芳の門下・その影響下にある浮世絵師・洋画家・版画家の
月岡芳年、河鍋暁斎、五姓田芳柳、水野年方、鏑木清方、伊東深水、川瀬巴水

月岡芳年のスマートさ。
河鍋暁斎のどろっとした感じ。
五姓田芳柳の洋画家としての印象。
水野年方のなんともいえない透明感。
鏑木清方の女性画の美しさ。
伊東深水(の娘さんが朝丘雪路ってはじめて知りました)
川瀬巴水の風景画の、ため息をつくような美しさ。

基本的に絵を観るのも、専門的な知識もないので
ただ、純粋にすごいと思ったものを

大きい本屋さんや図書館で眺めているぐらいです。

『川瀬巴水木版画集』を今度の給料が出たら買おうと心に決めました(笑)
川瀬巴水木版画集川瀬巴水木版画集
(2009/05)
川瀬 巴水

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ドリフターズ 3巻

ドリフターズ 3 (ヤングキングコミックス)ドリフターズ 3 (ヤングキングコミックス)
(2013/03/18)
平野 耕太

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ドリフターズ 3巻」(感想
(著)平野 耕太

やっぱり、いいねぇ。
ヒラコー脳内SLGマンガの3巻目です。

島津豊久、織田信長、那須与一たち漂流者(ドリフターズ)は
エルフの解放のあと、同じく自由を奪われた“ドワーフ”たちの解放に向かう。
彼らの治金技術を使い、銃の生産を目論む織田信長。

そして、彼らと対立する廃棄物たちの王“黒王”も
巨大な竜の一匹を臣下に治め
圧倒的な能力の一端を披露しますが・・・

同時に(石化?)のような描写もあり
きちんと、敵の能力にも制限を加えているところが
「上手いなぁ」と。

こういう作品のバランスって本当に、難しいので。
どう見せ場を作り、どう勝たせるか、どう負けさせるか。
双方、納得の行く形をとらなければ、白けてしまう。
そこら辺のバランス感覚は見事だと思います。

人類廃滅と同時に
化物たちの原始農耕化・統一宗教での教化・文字を与え
文明化を進める。

いわば、“黒王軍”が化物たちに“秩序”を与え
主人公たちは国獲りの過程と
その世界とは異なる思考の跳躍“混乱”を起こしつつあります。

あとは、桔梗紋を持って、竹槍に刺された武将も登場し
当分、楽しめそうな感じです。

(まぁ、彼が出てきたということは
未完の『大同人物語』の再開はないということでしょうね・・・・
それだけが残念です。)

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ロスト・ケア

ロスト・ケアロスト・ケア
(2013/02/16)
葉真中 顕(はまなか・ あき)

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ロスト・ケア」(感想
(著)葉真中 顕
第16回日本ミステリー文学大賞新人賞受賞作
選考委員、綾辻行人氏、近藤史恵氏、今野敏氏、藤田宜永氏、
満場一致の熱い支持!!

『王様のブランチ』で紹介されていたので購入。
さまざまな時事問題と介護の現場。
登場人物それぞれの顔が浮かび上がるように
丁寧に描くことにより

今、この国が直面している危機を
浮き彫りにすることに成功しています。

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太陽が見てるから

太陽が見てるから太陽が見てるから
(1994/01/12)
橘いずみ

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太陽が見てるから」(感想
(アーティスト)橘 いずみ

1)1982年の缶コーラ
2) 可愛い女
3) ピストル
4) ゼッケン5
5) 太陽
6) バニラ
7) ハムレット
8) ひとでなし
9) サルの歌
10) 空になりたい

CDから音源取り出して、手軽に持ち歩けるのはありがたい限りです。

家事をするとき(←こう書くと、えらくやっている感じがしますが)とか
ランダム再生にしておくと
不意に曲がかかると、異常に嬉しいですね。

思い入れが強くて、どの曲が良いと決められないのですが
『1982年の缶コーラ』の歌いだし


君の車はエアコンがきいてる
だけど スピードが出ない

マリンブルーで外国製で
だけど 定員はたったの二人

渋滞の高速で 立往生
君は汗をかいて いらついてる


『ハムレット』の本当にうざい男(あの人)とか。

「君の体が欲しいわけじゃない」 (そう あの人は呟いた)

「僕はいつでも誤解されてる」 (そう あの人はうつむく)

「せつなさが僕を狂わせ 愛しさで君を切りつけて
  わかってもらえない」
 なんて もう言わないで


過剰なまでの自己否定と承認への欲求
自己肯定のふり幅の大きさ。

いやー。
昨日書いてた事とは少々矛盾しますが
今になってみると、もうこの嵐のような
“自我”に振り回される時期からは

なんとか(かろうじて?)抜け出ることが出来て
良かったな、と思います。

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ピエール・リヴィエール---殺人・狂気・エクリチュール

ピエール・リヴィエール---殺人・狂気・エクリチュール (河出文庫)ピエール・リヴィエール---殺人・狂気・エクリチュール (河出文庫)
(2010/08/04)
ミシェル・フーコー

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ピエール・リヴィエール---殺人・狂気・エクリチュール」(感想
(著)ミシェル・フーコー

犯罪と精神医学との関係をめぐる研究の過程で
十九世紀フランスの小さな農村に住む一人の青年が母、妹、弟を殺害した事件に
出会ったフーコーらは、この殺人犯が残した手記の美しさに驚嘆し、
手記を含む訴訟資料の一式および事件に関する論考を一冊にまとめた。
フーコーにおける権力と知の分析にとっての記念碑的労作であると同時に希有の強度にみちた名著を、
最新の研究成果をふまえて新訳。

ミシェル・フーコー?
哲学者だっけ?ぐらいの知識しかなかった自分でも
貪るように読んだ本の一つです。

結局、人間は何を求めるのか。
最近、そんなことを考えます。

生意気に思春期に突入した娘を見ながら
「思春期、うぜぇ」と思いながら
まだ、思春期をこじらせてる父親がここにいます。
(いい加減、大人になれよと)
ホントにまぁ、自分に呆れますが・・・

♪ いくつになっても成長しない
ここであがりと胸なでおろし
気ままにできたら どんなにいいか
 ♪ ――橘いずみ『ピストル』

という訳?で再読。

何か事件が起こる。
その背景を知りたいと思う。
色んなものをほじくり返して
見つかるものは何なのか?

いつの時代も変わりはしない。

使い古された“心の闇”とかそんなものの一端に触れる作品です。

これも引用されまくりで恐縮ですが

おまえが長く深淵を覗くならば、深淵もまた等しくおまえを見返すのだ

怖いもの見たさに覗き込んでいる己の中にも同質のものが在ることを教えてくれます。

あと『es』を観て興味を持った方には『監獄の誕生』がおススメです。
監獄の誕生―監視と処罰監獄の誕生―監視と処罰
(1977/09)
ミシェル・フーコー

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タケヲちゃん物怪録 3巻

タケヲちゃん物怪録 3 (ゲッサン少年サンデーコミックス)タケヲちゃん物怪録 3 (ゲッサン少年サンデーコミックス)
(2013/03/12)
とよ田 みのる

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タケヲちゃん物怪録 3巻」(感想
(著)とよ田 みのる

歌川国芳の『相馬の古内裏』を
楽しく使った表紙がインパクトがあります。

そして、藤田和日郎の帯!!
『うしおととら』が描かれていることに、感動。

世界一「不運」なタケヲちゃんにも
百鬼荘の妖怪たちや級友。
妖怪のばらし屋で(でもめっぽう気がいい)坂田鉄とも
いい関係を築いていく方向で話が転がっていくかと思いきや。

タケヲちゃんの不運に関わるとされる
神野悪六郎の手の者が って 山田さんじゃん!!(笑)
FLIP-FLAP (アフタヌーンKC)FLIP-FLAP (アフタヌーンKC)
(2008/06/23)
とよ田 みのる

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『FLIP-FLAP』(この作品もすごく好きなのですが)
ちょっと変わった女の子ではなく
『ジゴク』(著者HPでの掲載作)の印象が強くなってから(笑)の
悪役登板なのかいきいきとしています。

タケヲちゃんの心の奥に潜む“もの”も
『とよ田みのる短編集 CATCH&THROW』に掲載されている
『ヒカルちゃん』に登場する“ガープ”を彷彿とさせます。
その他にも、どこかで見た顔がちらほら登場しています。

(こういう時にスターシステムを使っているとファンとしては
テンションがあがりますね)

後半の祖母のシーン。
あの台詞を書けるだけ、すごいなと純粋に思います。

あとは両親のシーンも。
小さいことを疎かにしないところが
素敵ですね。

そういえば朝松健の『逆宇宙シリーズ』にでていた 
トリックスター・白凰坊も“神野十三郎”が本名だった気がします。

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暗殺教室 3巻

暗殺教室 3 (ジャンプコミックス)暗殺教室 3 (ジャンプコミックス)
(2013/03/04)
松井 優征

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暗殺教室 3巻」(感想
(著)松井 優征

あれあれあれ、修学旅行編が終わってから
内容は正直、落ちてきたかなぁ。。。

面白かったのですが
1巻がピークだったような印象を受けるので
これから巻き返しを期待しています。

それにしてもすごい売上ですね。

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シリウスと繭 全2巻

シリウスと繭 1 (マーガレットコミックス)シリウスと繭 1 (マーガレットコミックス)
(2012/06/25)
小森 羊仔

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シリウスと繭 2 (マーガレットコミックス)シリウスと繭 2 (マーガレットコミックス)
(2013/01/25)
小森 羊仔

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シリウスと繭 全2巻」(感想
(著)小森 羊仔
坂が多く、星がきれいに見える町に住む繭子。
高校3年生の夏、友人・メグの引き合わせで
クラスメイトのハルに勉強を教えてもらうことになって・・・

なんか、いい懐かしさを感じさせてくれる本でした。
『星の瞳のシルエット』
『耳をすませば』(これは原作よりアニメにテイストが近いかな)
『銀色のハーモニー』などが好きな人にはおすすめの
シンプルで可愛らしい初恋物です。

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銃撃の森

銃撃の森 (ハヤカワ・ノヴェルズ)銃撃の森 (ハヤカワ・ノヴェルズ)
(1981/09)
ロバート B.パーカー

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銃撃の森」(感想
(著)ロバート・B・パーカー
(翻訳)菊池 光

作家のニューマンは、マフィアの大物カールが殺人を犯す現場を偶然目撃してしまった。
彼は警察に行き、裁判で証言することを確約して帰宅した。
が、そこで待っていたのは、縛られて横たわる妻と、証言の撤回を求める脅迫電話だった。
一度は脅迫に屈し証言を翻したニューマンだが・・・

再読。
パーカーなら『スペンサーシリーズ』だろうという声も
勿論分かりますが

この作品も好きです。
良いところはディテールに凝っているおり
元軍人の友人の力を借りながら、どう、肉体を改造していくか。
その積み重ねが純粋に気持ちが良い。

妻も、決して泣き寝入りしないところも
こういった作品では貴重で、新鮮でした。

日本の作品ではああいう行動や言動はしないだろうな~と
思います。

スペンサーシリーズの影に隠れていますが
個人的にはおすすめの佳品です。

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マホロミ 1~2巻

マホロミ 1 (ビッグ コミックス〔スペシャル〕)マホロミ 1 (ビッグ コミックス〔スペシャル〕)
(2012/01/30)
冬目 景

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マホロミ 2: 時空建築幻視譚 (ビッグ コミックス〔スペシャル〕)マホロミ 2: 時空建築幻視譚 (ビッグ コミックス〔スペシャル〕)
(2013/02/28)
冬目 景

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マホロミ1~2巻」(感想
(著)冬目 景

土神(にわ)は建築科の大学生1年生。
ある日同級生の卯(あきら)と共に解体中の洋館に出かける。
そこで見つけたドアノブに触れた途端、
目の前に幻の扉が現れる。

その夜、再び洋館を訪ねた土神は、謎の少女から、
それが建物の持つ「記憶」であると告げられるーーー

廃屋の中で共に同じ幻視を体験した彼女と
土神は徐々に、建物の「記憶」を解いていくことに。

言わば、建物の悔いや想いを受け止め、開放して行く
ある意味 建物の幽霊譚とも呼ぶべき作品です。

主人公は既に亡くなった建築家の祖父に屈託があり
ヒロインはその祖父とも浅からぬ因縁があったり
いつもの著者の作品と言ってもいいでしょう。

ただ、この作品独特の静謐さと
登場人物たちの徐々に距離を縮めていく感じは
魅力的です。

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台所のおと

台所のおと (講談社文庫)台所のおと (講談社文庫)
(1995/08/02)
幸田 文

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台所のおと」(感想
(著)幸田 文

女はそれぞれ音をもってるけど、いいか、角だつな。
さわやかでおとなしいのがおまえの音だ。
料理人の佐吉は病床で聞く妻の庖丁の音が微妙に変ったことに気付く・・・
音に絡み合う女と男の心の綾を小気味よく描く表題作。
他「雪もち」「食欲」「祝辞」など十編収録。

これも再読。

なんていえばいいのか分かりませんが。
文章がつるつる読める。

リズムもあり、スムーズに読めるんだけど、
その読みやすさの中に
いくつかの感情の綾みたいなものが
そっと忍びこませてあって

はっと互いの心情の機微に気がつかされるのは
脱帽の一言です。

まだ、年を経て読み返すと
違った味わいを感じそうで
楽しみです。

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勇者 ヴォグ・ランバ 全2巻

勇者ヴォグ・ランバ(1) (アフタヌーンKC)勇者ヴォグ・ランバ(1) (アフタヌーンKC)
(2013/01/23)
庄司 創

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勇者ヴォグ・ランバ(2)<完> (アフタヌーンKC)勇者ヴォグ・ランバ(2)<完> (アフタヌーンKC)
(2013/02/22)
庄司 創

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勇者ヴォグ・ランバ 全2巻」(感想
(著)庄司 創

世界大戦も行われず、化石燃料の発見以前に核開発に成功した異世界を舞台に
脳とサーバーを無線接続し、個人が苦痛を感じたら
脳に演算を送り込んで消失させるペインフリー(PF)という社会システムが構築された社会。
それに反対する「覚醒派」のとの静かな戦いと
演算による現実化技術“発現”完全な人造生命体(這い回る脳の形をした)“這脳”など
この異世界独自の現象を駆使し描く、社会と人間のあるべき姿とは?

『アフタヌーン』でも読んでいましたが
2巻一気に読むと、作品世界にどっぷりと浸れ
やはり、ラスト3ページが素晴らしいです。

タイトルにもなっておりますが主人公・ヴォグ・ランバは
全然、勇者らしくありません。

もともと、大統領の甥であり、体制派の人間でありながら
学生時代の恋人で「覚醒派」のガアダ・メリ(2巻表紙中央)との
再会により、ペイン・フリー体制との戦いに身を投じていきます。

圧倒的な戦闘能力もなく、悩み、揺らぎながら
世界の在るべき姿を捜し求めていきます。

(“半裸の女性にのしかかられたい”などということを
熱弁するある意味、残念、率直な主人公なんですが
実はこれも伏線だったりします

1話まるまる、その“世界の在るべき姿”正確にいうと
最終戦争を起こさず、かつ、PFでもない世界を
登場人物たちで論議しあうところは圧倒的で
著者も巻末で書かれている通り、伊藤計劃作品で言及されていたことを
もう一度、自らの手で答を構築・提示しようとする力技に感服しました。

あとは特筆すべきは、(ヒロイン)ガアダ・メリの妹である、キーハです。
演算による現実化技術“発現”を持つ彼女は
自らの戦力不足を補うため、姉に内緒で
発現を進行させ、人でない“半竜”と化しています。
(姉であるガアダはそれに関して罪悪感を感じています)

1巻表紙ミドリ色の部分。
2巻表紙タイトル下が彼女の外見です。
(ネジレクチキレウキガイをモデルにしたかもと著者のブログでは書かれていましたが)
最初に見たときの違和感、異質な感じは
『寄生獣』のミギーに近いものがありました。

(そういえば、這脳で逃げるところも、どことなく、ミギーが分離した時や
力を使うと異形化が進むのは同じ岩明均作品『七夕の国』を思い出させます)

その異形ともいえる彼女が
徐々に内面を吐露し始める2巻目
特に、最終話で、きちんと“勇者”であることを証明する
ヴォグ・ランバとそこに行き着くまでのキーハとの会話で
思わず、涙目になってしまいました。
真のヒロインとも言えるかもしれません。

ある意味とても、『アフタヌーン』らしい
実験的・かつ刺激的な作品でした。

やっぱり、単行本買って良かったです(しみじみ)。

テーマ:感想 - ジャンル:アニメ・コミック

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モリー先生との火曜日

普及版 モリー先生との火曜日普及版 モリー先生との火曜日
(2004/11/21)
ミッチ・アルボム

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モリー先生との火曜日」(感想
(著)ミッチ・アルボム
(訳)別宮 貞徳

スポーツコラムニストとして活躍するミッチ・アルボムは
偶然テレビで大学時代の恩師の姿を見かける。
モリー先生は、難病ALS(筋萎縮性側索硬化症)に侵されていた。
16年ぶりの再会。モリーは幸せそうだった。
動かなくなった体で人とふれあうことを楽しんでいる。
「憐れむより、君が抱えている問題を話してくれないか」
モリーは、ミッチに毎週火曜日をくれた。
テーマは「人生の意味」について。

再読。
『7つの習慣』等でもよく語られますが
人はどういう状況下に置いても、選択する自由が与えられる。
主体性の獲得といいますか・・・

ただ、本当にその立場にならないと語れない言葉があり
何度目かの再読にはなりますが

再読であるからなのか
ノンフィクションからなのか
感動もさることながら

生活に追われて見失いがちなことの多さ。
本当に難しいことを感じさせてくれます。

昔の職場の上司から
「人には、困難等によって
受け入れられる器を作る人と
器がねじまがる人が二種類いる」と言われたことも思い出しました。

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ULTRAMAN 2巻

ULTRAMAN 2 (ヒーローズコミックス)ULTRAMAN 2 (ヒーローズコミックス)
(2013/03/05)
清水 栄一、下口 智裕 他

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ULTRAMAN 2巻」(感想
(著)清水栄一 下口智裕

うーん。マスクはなんとかなりませんか。
なりませんか・・・

表紙にも出ているカラータイマーの使い方(見せ方)も
こちらの意図の裏をかいてくるので
楽しいですね。

ゼットン星人・エド。
科学特捜隊の井出・諸星の各々の思惑が錯綜するなか
知らぬ間に異星人たちが住んでいる地球の中で
(いわば、MIBの世界観の中で)
進次郎は徐々に“ウルトラマン”としての自覚と覚悟を
得て行く事になる・・・

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砂の栄冠 11巻

砂の栄冠(11) (ヤンマガKCスペシャル)砂の栄冠(11) (ヤンマガKCスペシャル)
(2013/03/06)
三田 紀房

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砂の栄冠 11巻」(感想
(著)三田 紀房

21世紀枠で初の甲子園、センバツ出場を決めた樫野。
初戦・大阪杏蔭、2回戦・帝城と強豪との対決に勝利しベスト8進出!!

そして、投打に大活躍した七嶋は甲子園のスターになった。
七嶋の周りもなんだか騒がしくなってきた中
ベスト4をかけた対戦相手は個人技に長ける狼集団・兼六学館!!
狼対猫(かぶり)軍団の勝敗の行方は?

いい意味でも、悪い意味でも、遊び心が光る今巻。
評価は分かれるかもしれませんが
ここまで、吹っ切れてくれると逆に楽しいですね!!

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ハイキュー 5巻

ハイキュー!! 5 (ジャンプコミックス)ハイキュー!! 5 (ジャンプコミックス)
(2013/03/04)
古舘 春一

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ハイキュー 5巻」(感想
(著)古舘 春一

いや、『ニセコイ』とは逆に
巻数が増える度に面白さが増していくこの作品です。

前巻までがある程度
メインの選手の紹介・復帰、指導者・チームの結成にページが割かれていたのですが
今巻からIHが始まるのですが

その試合内容も良いのですが
勝負であるが故に、勝者と敗者が決められていくのですが。

その敗者たちを俯瞰するシーンで目頭が熱くなりました。
ほとんど、すべての部活経験者の共感を得るのではないのでしょうか。

『ピンポン』でスマイルに吹き飛ばされる大鵬高校・江上の台詞を
思い出します。


“やれやれだ。


現実は、

いつだって俺にゃ冷てえや。


3年か・・・

飽きっぽい俺にしたら

続いたほうだ。

根暗にコツコツ卓球やったよ。



海、行くか?

それも悪くねえ。

早い夏だっ。”


試合内容も、読んでいて、小さく無意識にガッツポーズが出るくらいで
このままのペースとクオリティを保ってくれるのであれば
凄いことになるのではと期待しています。

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ニセコイ 6巻

ニセコイ 6 (ジャンプコミックス)ニセコイ 6 (ジャンプコミックス)
(2013/03/04)
古味 直志

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ニセコイ 6巻」(感想
(著)古味 直志

うーーん。
これはないんじゃない?というぐらい
前巻からのヒキを雑に処理。

週間誌だからやっぱり仕方ないとはいえ。
ちょっとやりようがあったのでは?

たとえ、主人公が好意を寄せる女の子(小野寺)の横で寝る
という自体あったとしても
もう一人の(メイン)ヒロイン(千棘)には真意が伝わっても
問題はない気はしますけどね・・・

まぁ、千棘が主人公に好意を自覚する重要な巻なので

他者(小野寺)が好きなのを知ってからの自覚をさせない為の
処理なのかもしれませんが・・・無理がありすぎるなぁ・・・

あと、小野寺が諦めた感じすら受けます。
なんか、“あの二人の姿を見ているのが好きなの”とか言って
思いをたちきりそうですね。

文化祭の劇にしても
あれだけ、努力していた小野寺に捻挫を負わせ
それまで参加していない千棘にジュリエット役をやらせるとか???
ちょっと強引過ぎる印象を受けます。

主人公もそうですが、著者自身が物語の方向性に優柔不断なのか。
単に場当たり的なのか。

確かに“凋落”って言ってもいいかもしれません。

カバー下の遊びとか。
そういうちょっとした遊びは楽しめるんですが
肝腎の本編にもう少し力を入れて欲しい気がします。

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周辺雑記 40

昨日、友人から教えてもらった
『ニート~仕事をさがせ~』(ジョジョOP替え歌)が
ツボに入りまくりです(笑)

♪頼みの親に言われる“破門”♪

はもんの意味が(笑)

震えるぞニート!

親避けるほどヘイト!

刻むぞ人生のエンド!


こういう、才能の無駄遣いをする人、大好きですね。

テーマ:雑記 - ジャンル:日記

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それでも町は廻っている 11巻

それでも町は廻っている 11 (ヤングキングコミックス)それでも町は廻っている 11 (ヤングキングコミックス)
(2013/02/28)
石黒 正数

商品詳細を見る
それでも町は廻っている 11巻」(感想
(著)石黒 正数
今回は、ちょっと怖い“それ町”です。
著者のミステリ好きと相まって
ちょっと、ゾクッとさせる短編が詰まってます。

従来のキャラクターの明るさを
保持しながら、著者が楽しんで描いているのが伝わってきます。

それにしても大友克洋、好きなんだろうな~と再確認する次第です。

テーマ:感想 - ジャンル:アニメ・コミック

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堕落論

堕落論 (新潮文庫)堕落論 (新潮文庫)
(2000/05/30)
坂口 安吾

商品詳細を見る

堕落論」(感想
(著)坂口 安吾

本棚に『不連続殺人事件』と並んで置いてありますが
今日はこちらの方を。

堕ちよと 著者はいいます。

人間の歴史は闇屋となるところから始まるのではないのか。とも。

人間は堕落する。
義士も聖女も堕落する。
それを防ぐことはできないし、防ぐことによって人を救うことはできない。
人間は生き、人間は堕ちる。
そのこと以外の中に人間を救う便利な近道はない


これを読んでいて思いだしたのは『七人の侍』のラストシーンでした。

そしてその後も面目躍如ともいうべき文章が展開します。

だが人間は永遠に堕ちぬくことはできないだろう。
なぜなら人間の心は苦難に対して鋼鉄の如くでは有り得ない。
人間は可憐であり脆弱であり、それ故愚かなものであるが、堕ちぬくためには弱すぎる。

(中略)武士道をあみださずにはいられず、天皇を担ぎださずにはいられなくなるであろう。
だが他人の処女でなしに自分自身の処女を刺殺し、
自分自身の武士道、自分自身の天皇をあみだすためには、
人は正しく堕ちる道を堕ちきることが必要なのだ。

そして人の如くに日本も亦堕ちることが必要であろう。
堕ちる道を堕ちきることによって、自分自身を発見し、救わなければならない。
政治による救いなどは上皮だけの愚にもつかない物である。



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