ギャラクシー・クエスト
![]() | ギャラクシー★クエスト [DVD] (2009/04/10) トニー・シャルーブ、シガニー・ウィーバー 他 商品詳細を見る |
(監督)ディーン・パリソット
(主演)ティム・アレン シガニー・ウィーバー アラン・リックマン トニー・シャルーブ エンリコ・コラントーニ
今回のプログ・DE・ロードショーはこの作品でした。
放送終了から20年が経っても今だに熱狂的なファンを持つ『ギャラクシー・クエスト』
今日もある都市で、ファン集会が開かれていた・・・。
作品とは裏腹に艦長と乗務員たちを
演ずる役者たちの間は不仲だったのだが・・・
『スター・トレック』への愛に溢れたパロディ映画。
いやー。面白かった。
何の予備知識もなく観たのが良かったです。
コメディ映画の王道ともいえる
これも“嘘”が一人歩きして行く作品なんですが
ここまで吹っ切れてると気持ちが良いですね。
前半の主人公たちの鬱屈というか屈託が
描かれているからこそ
後半が引き立つ感じがします。
パロディ映画ってどことなくB級感が漂うものなんですが
この作品はそれすらも逆手に取り
(実際、凄くお金はかかっていると思います・・・)
本気で面白いものを作る姿勢には
後半、笑いながらもジーンとしてしまうというのか。
まず、売れてない女優役でシガニー・ウィーバーを
起用している段階で笑ってしまうというか
『エイリアン』の前例(?)もあるので
「・・・おいおい、いざとなったらこの人だけで何とかなるんじゃねーの」
とか思わせるのも製作者側の意図なんでしょうが。
それにしても“いちいち分かっていることを復唱させる役”って(笑)
トカゲ頭のメイクで分からなかったアラン・リックマン。
(『ダイハード』の悪役“ハンス”のイメージが印象が強かったのですが)
『名探偵モンク』のトニー・シャルーブ。
『ヴェロニカ・マーズ』の父親役を演じたエンリコ・コラントーニ。
キャストは今、考えてみても豪華です。
サーミアンたちのキャストも
「よく、こんな役者さんたち選んできたな」ってくらい
なんか、どことなく、ズレている表情や演技が
皆、上手かったです。
『スタートレック』は『新スタートレック』を
大学の選択科目で隣の席だったS君が
しきりに素晴らしさを教えてもらい
深夜の再放送枠を観ていた記憶があります。
あの頃は『ヒッチコック劇場』なんかも再放送していて
よく、夜更かししていたものでした・・・。
SF映画(ドラマ)あるあるというのか。
何故か、艦長自ら、惑星探検に赴く(必要ない)
通路・ダクト・ピストン(いらねぇ)
熱烈なファンに対する理解・優しさも
後半の展開と上手くマッチしていて
お見事でした。