個人的順位です
遅くなってしまったので
今から、自分の中で個人的な順位
ある意味、一人『こすヨメ』を決めさせていただきます。
印象に残った作品といえば
『砂の栄冠』
『真昼に深夜子』
『悪の華』
『シュガーレス』
『オールラウンダー廻』
『坂道のアポロン』
『脳内ポイズンベリー』
『羣青』
『花もて語れ』
『へうげもの』
『ハチワンイバー』
『テルマエ・ロマエ』
『海街diary』
『3月のライオン』
『友達100人できるかな』
『木村くんは男ともだち』
『デストロイアンドレボリューション』
『拳奴死闘伝セスタス』
『グラゼニ』
『げんしけん二代目』
『鉄風』
『ぼくらのよあけ』
『一匹と九十九匹と』
『イコン』
『進撃の巨人』
『スピカ ~羽海野チカ初期短編集~』
『疾風伝説 特攻の拓 外伝 ~Early Day’s~』
『25時のバカンス』
『鉄楽レトラ』
『ドリフターズ』
『外天楼』
『血潜り林檎と金魚鉢男』
『失恋ショコラティエ』
『リアル』
『狼の口 ヴォルフスムント』
『となりの関くん』
『プロチチ』
『アゲイン!』
『ハンザスカイ』
『とある科学の超電磁砲』
『月光条例』
『宇宙兄弟』
『百舌谷さん、逆上す』
『ちはやふる』
『おおきく振りかぶって』
『羊の木』
今回も悩みましたが
あえて、今まで入れた作品は除外して決定させてもらいます。
どうしても、『3月のライオン』と『友達100人できるかな』
『リアル』は今まで読んできた経緯で
どうしてもこれで、3枠が埋まるんですよね。
今年読んできた作品の中で
残り2作品だけを選ぶのは
流石に、キビシいものがありますので
こういう選定の方法をとってみました。
1位 『疾風伝説 特攻の拓 外伝 ~Early Day’s~』
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えー。まぁ。
肝心の本文感想も途中放置(笑)状態なので、あれなのですが。
やっぱり、打ち切りを繰り返す原作者と
まさか、オリジナルの絵を担当していたマンガ家が
再度タッグを組み、20年ぶりの新作をだすとは・・・
原作の中でも、独特の個性と存在感を放っていた
彼を主人公に据え
最初は爬虫類顔のナイフを多数持つ、単に危険なキャラクターだった
彼が、物語の中心に存在しだすと
原作者の思い入れもどんどん深くなったらしく
それに比例して、作画の方もどんどん美しくなり
最終的には、彼の呟く宮沢賢治のように
ある種、作中で、聖化まで起きてしまった程です。
自分の所属していた“獏羅天”というチーム内で
引き起こす我儘さ、飽きっぽさ
会長をボコって、“一人獏羅天”を名乗っちまう計算の出来なさ・・・
そこら辺を含めても
結局、この天羽“セロニアス”時貞が好きでたまらないんですよ!!
それにつきます(笑)
2位 『ぼくらのよあけ』
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これと3位は本当に悩みましたが
ご近所(団地)SFから
きちんと宇宙にまで展開するスケールの大きさが
2巻できちんと完結している潔さ。
人間と宇宙船(二月の黎明号)
人間と人工知能を有するオートボット(ナナコ)。
彼らですら意志や友情を交わすことができるのに
これが人間同士になるとそうもいかないという皮肉さ。
ここの明暗が作品に深みを与えている気がします。
前作『ハックス!』もそうだったのですが
そろそろ、短期集中連載とかでなく
もう、長期連載を組んでもらいたいという、希望も含めて
この順位とさせていただきました。
3位 『花もて語れ』
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この作品は、すべての世代の方に読んでもらえる普遍性があります。
主人公のハナと満里子、彼女たちの友情の美しさ、純粋さ。
“朗読”というものから
本当にここまで世界が広がるかわかりません。
でも、著者の描く“絵”そして、新たな“解釈”によって
物語が全く別の姿を見せる。
この驚き。
次巻ではヒロイン二人の関係を揺るがすような
出来事が起こりそうですが
どんなに大変なことがあっても
それを糧にまた彼女たち成長してくれそうなところにも
期待しています。
4位 『宇宙兄弟』
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色々なマンガ紹介本でも上位に登場するこの作品。
正直、わざわざ今更・・・という気もしないではないのですが
特に、この作品の最近の出来は凄いです。
もう、場面の見せ方から、読者の感情の振るわせ方
巻を増すごとに、本当にどんどん上手くなっていっています。
今回、特に16巻での主人公たちの葛藤と
それを、どう乗り越えるのか。
甘いと言われるかもしれませんが
少しの感情のもつれが、それが命にかかわるミスにつながるであろう
宇宙飛行士という仕事。
その過酷な環境の中で生き残るために
選ばれる為には、他人を蹴落とせばいいのか。
相手の欠点、失点を指摘すればいいのか。
パイは本当に限られているのか?
そこで、主人公のとった行動とは?
ただ、今年は、『月光条例』も12巻~14巻までなら
思い入れがあるのでこの順位も変わっていたかもしれません。
(15巻がなぁ・・・)
5位 『脳内ポイズンベリー』
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この順位も
『一匹と九十九匹と』か『イコン』
あるいはインパクトのあった『血潜り林檎と金魚鉢男』
『25時のバカンス』
『鉄楽レトラ』あるいは『外天楼』のような作品か
迷ったのですが。
普通の恋愛を描いているようで
全くそうじゃない。
コメディのようで、そうじゃないところも垣間見える
一筋縄でいかないところが魅力的でした。
あとは、著者の(自己の登場人物のはずなのに)、
女性をみる視点の鋭さ、容赦のなさが気持ち良いです。
次点 『羊の木』
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これは、昨日読んだ作品なので
ちょっと、時間を置きたいというのか
冷静になって考えたいというのが、正直なところでした。
しかし、1巻中盤から後半にかけて
作品からかもたらされる不穏さ。
そして、生理的にくる拒否感と怖いものみたさが
入り混じった不思議な感覚は
今までにあまり、感じたことのないものでした。