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3月のライオン 5巻

3月のライオン 5 (ジェッツコミックス)3月のライオン 5 (ジェッツコミックス)
(2010/11/26)
羽海野 チカ

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3月のライオン 5巻」(感想
(著)羽海野 チカ

もう、ラスト付近で


涙腺が崩壊。



予想外の所から、話が動いてヤラレました。

コタツに入って
一家団欒している横で
読んでいたのですが

もうね・・・ぶわっと涙が湧き出そうになり
慌てて目頭を押さえる始末で。

子供たちから「お父さん、どうしたの?」とか言われて

「お父さんは泣いてるんじゃないぞ、決して泣いてるんじゃないぞ」

とか我ながら、苦しい
そして意味のない言い訳をしていました。

そういえば『ハチミツとクローバー』の時も
(どうしても、早く読みたかったので)

職場の駐車場(自分の車の中で)
昼休みに読んでいたら
最終巻のラスト付近(竹本のモノローグ)で、
同じような状態になり

目を充血させているところを
知り合いの営業の人が声をかけてきて
エラく往生したのを思い出しました。

その後、
「そういう時は、見逃す優しさというか
気遣いをもってもらいたい!!
それが、デキる営業ってもんじゃねぇ?」と
家内に同意を求めたところ

「ま・・・そもそも、昼休みに少女マンガ読んで
涙目になっている人間ってのも、どうなの?」って

バッサリ、切り捨てられたことも思い出しました(泣)

閑話休題。

ようやく、主人公が
主人公らしくなってきて
嬉しいやら、感慨深いやら。

今回、表紙を見て
てっきり、宗谷名人の過去編かと思ってしまいました。

個人的には好きな林田先生が
担任から外れて、どうすんの!?
とか思いながらも、きちんと話を(良い方に)まとめてくれる
著者の細かい仕事に
感謝しながら、読み終えることができました。

また、読み返して、ラストで涙目(笑)。
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リアル 10巻

REAL 10 (ヤングジャンプコミックス)REAL 10 (ヤングジャンプコミックス)
(2010/11/26)
井上 雄彦

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リアル 10巻」(感想
(著)井上 雄彦

やっぱり、いいなぁ・・・
本当に何回読んでも、そう思います。

登場人物たちの成長が、本当にリアルで
成長したかと思ったら、また停滞したり

急激に成長するように見えても
まだ悩みの中にいたり

すべての努力が、すべて実を結ぶわけではないけども
動かなければ状況は変わらない。

やはり、今いる場所から、動こうするか否か。
まずはその意志、そして行動。
すべては、そこにかかっている気がします。

作中である人物が口にしますが
やるか やらないか 坂道をのぼるか 眺めるだけにしとくか
選択があるだけだ


わかっている 経験ある こんな状況 何もできない存在としての自分
どうすべきか知っている

口を閉じて だだ脚を・・・じゃねえ 腕を動かせ!!
いつか必ずやってくる・・・「できるようになる瞬間まで――」


そして、高橋は、車イスバスケチーム
調布ドリームズの永井から声をかけられる。

これが、戸川との再会(再戦)への伏線となっていくのか。

もちろん、高橋だけでなく
野宮、戸川も頑張っています。

戸川の病院での心境とか
親友ヤマに対する思いだとか
よく、こんな細かい感情が上手く表現できるなぁ・・・と
感心してしまいます。

野宮は(卒業式に強引に)入り込んでいたりするところは
相変わらずですが
(誰よりも、学校が好きな気がするなぁ・・・)

それでも、あのバイト先の人たちとの
会話とか、ぐっときます。

そう考えると、野宮は“化学反応”を起こす側に
成長しつつあり
高橋は、あの二人(花咲、白鳥)とともに“化学反応”の途中と
いった気がします。

次巻予告だけでも、早く
野宮の活躍には、期待してしまいます。

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WORST 23~25巻

WORST 23 (少年チャンピオン・コミックス)WORST 23 (少年チャンピオン・コミックス)
(2010/02/08)
高橋 ヒロシ

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WORST 24 (少年チャンピオン・コミックス)WORST 24 (少年チャンピオン・コミックス)
(2010/06/08)
高橋 ヒロシ

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WORST 25 (少年チャンピオン・コミックス)WORST 25 (少年チャンピオン・コミックス)
(2010/11/06)
高橋 ヒロシ

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WORST 23~25巻」(感想
(著)高橋 ヒロシ

友人・K川の蔵書の中に24巻まで入っていたので
未読の23巻と24巻を読了。

ネタバレ有

主人公・花たちも三年生。
今年の一年戦争の覇者も登場しますが・・・
率直に言えば、小粒ですね。

いつの間にやら鈴蘭制覇も目前に控えて

うーん。
まったりしてますな。

グリコも留年するわ。
ゼットンも相変わらず、浪人中で

なんか、皆、丸くなってきましたね。

鳳仙も、“殺し屋”とか言われてた頃が懐かしい・・・。

もはや、記号に過ぎない感じが
なんとも・・・

停滞している話の為に、無理やり
(いまいち、よく分からない理由で)
安生の毒蛾E・M・O・Dなるチームと
抗争することになる、武装戦線。

そして、今更、復活してどう話を持っていくのか
分からない、天地寿。

というところで23巻終了。

そんな訳で・・・全く期待せずに
読んだ24巻目は、そこそこ面白かった。

E・M・O・Dの畑 日出夫と
武装の小林 一善とのやりとりが

昔の『クローズ』の雰囲気を彷彿とさせて
思わぬ拾い物という感じ。

で、25巻を購入。

うーん。
まぁ、お互い、格好の良い所を見せ合って
相手を認め合うというか・・・

次巻でE・M・O・Dと武装の話は
決着つきそうですが

結局、各々義兄弟とかになって
終わりそうですね。

もともと、戦う理由もさしてないので
少々、血生臭いレクリエーションといった所でしょう。

あと、作品そのものとは関係ないのですが

著者がゴルフへの愛を語るのは
かまわないんですが。

今じゃー仕事の合間にゴルフやってんのか
ゴルフの合間に仕事してんのか
よくわかんねーし(笑)


とか書かれてると、さすがに
読者も離れていくだろうな・・・と思いました。

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周辺雑記 10

近況といいますか

さすがに小説とマンガが増えすぎてきまして

友人・K川夫婦のダンボール2箱分のマンガも含め

今年の目標(笑)だった“本は床に置かない”も
結局、実行できなかった気がします。

気がつけば今年も残りあとわずか・・・

そろそろ、整理というか間引きをしていく頃ですかね。

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走ることについて語るとき僕の語ること

走ることについて語るときに僕の語ること (文春文庫)走ることについて語るときに僕の語ること (文春文庫)
(2010/06/10)
村上 春樹

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走ることについて語るときに僕の語ること」(感想
(著)村上 春樹

走ることについて語りつつ、小説家としてのありよう、創作の秘密
そして「彼自身」を初めて説き明かした画期的なメモワール

まぁ、それにしても、非常に著者らしいタイトルですね。
(あとがきに着想を得た作品のことわりが入っていますが)

非常に読みやすいです。

ただ、淡々と小説家としての自分。
走るということ。
老いということ。
そして、その老いを許容すること。

それらを語ってくれます。

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友達100人できるかな 4巻

友達100人できるかな(4) (アフタヌーンKC)友達100人できるかな(4) (アフタヌーンKC)
(2010/11/22)
とよ田 みのる

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友達100人できるかな 4巻」(感想
(著)とよ田 みのる

人類の存亡を賭けた友達づくりマンガも早くも4巻目です。

「この調子でいくと、なかなか100人まで辿りつかんよな~」とか
思っているとカウンターのバージョンアップが!!

個人的には、それよりも道明寺さんが
(同族である)宇宙人たちの前で説明を行うシーンや
そこで口にしたある言葉に・・・おおっ!と思ってしまいました。

あとは
同じ名字で正反対の性格を持つ、阿部静河と阿部明の話であったり
ラストの義理の兄の話とか
コンスタントに良いお話を作ってくれるので
安心して読めます。

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悪と仮面のルール

悪と仮面のルール (100周年書き下ろし)悪と仮面のルール (100周年書き下ろし)
(2010/06/30)
中村 文則

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悪と仮面のルール」(感想
(著)中村 文則

僕は顔を変え、身分を変え
ただ彼女の幸福を願う―。

巨大な陰謀の裏には、誰にも知られることのない
ひとつの小さな物語があった。


「邪」の家系に生まれ、父から「悪の欠片」として
育てられることになった僕は「邪」の家系を絶つため父の殺害を決意する。
それは正義の為でも何でもなく、ただ屋敷に引き取られた養女・香織のためだった。

十数年後、僕は自分の存在を消滅させるため顔を変え
他人の身分を手に入れ、人生の傍観者として生きる。
そして、居場所が分からなくなっていた香織の調査を探偵に依頼する。

街ではテログループ「JL」が爆発騒ぎを起こし
政治家を狙った連続殺人事件に発展。
僕の周りには刑事がうろつき始める。

香織にはまるで過去からの繰り返しのように
巨大な悪の影がつきまとっていた。

相次ぐテロ、不可解な殺人事件が続く中で
僕は運命に抗う存在として彼女のために行動を起こす。
そこには「邪」の家系の本質ともいえる絶対的な男の存在があった。

刑事、探偵、テログループ、邪の家系……世界の悪を超えようとする青年の疾走を描く。

悪くはないです。

主人公が父親を殺すシーンで
呪いのように“人が人が殺す”ということが
影響していくのか告げるところは
ゾクゾクしたのですが・・・

あとは平板というか。
刑事、探偵、テログループ、主人公の鏡像とも呼ぶべき男。そして、黒幕。
どれももう一つで
何か、作品の中に無造作にごろごろと転がっているようで
上手く、一つのストーリーに取り込まれていない感じがしました。

主人公と香織との別れのシーンや
もう一人のヒロインである恭子とのやりとりが
良かっただけに、惜しい感じがします。

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ささめきこと 7巻

ささめきこと 7 (MFコミックス アライブシリーズ)ささめきこと 7 (MFコミックス アライブシリーズ)
(2010/10/23)
いけだ たかし

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ささめきこと 7巻」(感想
(著)いけだ たかし

ようやく、今巻の表紙はメインの二人“純夏”と汐”です。

階段の踊り場と廊下という位置の違いは
何か意味があるのでしょうか。

今巻はあまり進展らしきものもなく
後輩のマユと恋乃の展開には
少々、無理ありすぎな感じを受けました・・・

全体的に冗長な印象が強くなってきたこの作品。

次巻がまた波乱を迎えそうな次回予告なので
それ次第で全体の評価が決まりそうな気がします。

唯一の収穫は志村貴子との対談で
高野文子の『美しい町』が語られていたのが
嬉しかった。

棒がいっぽん (Mag comics)棒がいっぽん (Mag comics)
(1995/07)
高野 文子

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家元探偵マスノくん 県立桜花高校★ぼっち部

家元探偵マスノくん 県立桜花高校★ぼっち部 (TEENS’ ENTERTAINMENT)家元探偵マスノくん 県立桜花高校★ぼっち部 (TEENS’ ENTERTAINMENT)
(2010/11/02)
笹生陽子

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家元探偵マスノくん 県立桜花高校★ぼっち部 」(感想
(著)笹生 陽子

新学期の友達作りに乗り遅れた女子高生チナツ。
第二演劇部の一人部長ユリヤ。
戦士部のサトシ。
ネットごしの参加者スカイプさん。
次期華道家元でぼっち部部長のマスノくんを囲む
超個性派集団の笑いと涙の青春譚。 

【ぼっち部とは】
コミュニティ理念…孤独に負けない強い心
コミュニティ規約…飲まない、吸わない、歌わない、必要以上に絡まない
コミュニティNGワード…「一致団結」「和気あいあい」

笹生陽子の新作。

現実の高校生とは接点がないので
この作品がどこまで、今の高校生の生活として
リアリティがあるのかは分かりませんが
穏やかでユーモアのあるチナツの語り口に乗せられて
するすると読んでいってしまいます。

正直、「また、トレーディングカード?」と思わないわけではないですが
ネットでの関係、ネット人格等、著者お得意のテーマを
盛り込んだ一作になっています。

ちょっと、キャラクターを立たせるために
逆に、類型的な、イタい人たちが
登場させすぎて、この枚数では
個々の登場人物を掘り下げることができなかった印象があります。

できれば、次作、次々作とシリーズ化をしていくことを希望します。

個人的には『バラ色の怪物』みたいな
苦味のある作品を読んでみたいのですが・・・

日本のロバート・コーミアになれるのは
この人しかいないと勝手に思っています。

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アルバトロスは羽ばたかない

アルバトロスは羽ばたかないアルバトロスは羽ばたかない
(2010/07/27)
七河 迦南

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アルバトロスは羽ばたかない」(感想
(著)七河 迦南

児童養護施設・七海学園に勤めて三年目の保育士・北沢春菜は
多忙な仕事に追われながらも
学園の日常に起きる不可思議な事件の解明に励んでいる。

そんな慌ただしい日々に、学園の少年少女が通う高校の文化祭の日に起きた
校舎屋上からの転落事件が影を落とす。
警察の見解通り、これは単なる「不慮の事故」なのか?

だが、この件に先立つ春から晩秋にかけて春菜が奔走した
学園の子どもたちに関わる四つの事件に
意外な真相に繋がる重要な手掛かりが隠されていた。

様々な事情から、家庭では暮らせない子どもたちが
生活する児童養護施設「七海学園」を舞台に
『七つの海を照らす星』から続く2作目。

お見事!!

くやしいですけども、ヤラれました。

デビュー作にあったぎこちなさや
力技で持って行っていた話の展開はなくなり
前作以上の最終章を読ませていただきました。

作品の内容が比較的に、重めではあるので
好みは分かれるかもしれませんが
面白いです。

おすすめです。

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さんかれあ 1巻

さんかれあ(1) (少年マガジンコミックス)さんかれあ(1) (少年マガジンコミックス)
(2010/07/16)
はっとり みつる

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さんかれあ 1巻」(感想
(著)はっとり みつる

友人・K川のダンボール蔵書(笑)から。

・・・いや~~。
サエない主人公がお嬢様に恋をして
幼馴染(従姉妹)が絡んでくる理想郷が
実はあるのかもしれません。

流石に、2日続けて同系統のマンガ読んでると
そんな気がしてきました。

ナオンと彼らだけの蜜あふるる約束の地(略)とか

ゾンビをこよなく愛する県立紫陽高校1年・降谷千紘は
降谷は謎の古文書を元に
亡くなった愛猫“ばーぶ”の“蘇生”に取り組んでいた。

そんな彼とひょんなことから県下有数のお嬢様校
私立散華女子学園の学園長の娘・散華礼弥と
知り合うこととなのだが・・・。

帯にも書かれているのですが
ヒロインがゾンビ化していくのですが

父親の過剰な愛情であったり
肉体の腐敗というタイムリミットがあったり

昨日の『カウントラブル』よりは
面白かったです。

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22 : 00 : 00 | コミックス感想 | TB(0) | Comment(0) | UP↑

カウントラブル 1・2巻

カウントラブル(1) (少年マガジンコミックス)カウントラブル(1) (少年マガジンコミックス)
(2010/06/17)
奈央 晃徳

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カウントラブル(2) (少年マガジンコミックス)カウントラブル(2) (少年マガジンコミックス)
(2010/09/17)
奈央 晃徳

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カウントラブル 1・2巻」(感想
(著)奈央 晃徳

友人から買ったダンボールの中から発掘。

・・・いや~、こんだけ、マンガの趣味が合わないのも
何か、通り越して、逆に楽しくなってきました(笑)

サエない男子・コウタの前に現われたのは自称“天使”の魔女ッ娘・ささら!!
ささらの使う魔法が恋のトラブルを巻き起こす!!

・・・というお話です。



モテる努力をしないでモテたい!

モテる努力をしないでモテたい!


チューする努力をしないで

チューしたい!

チューする努力をしないで

チューしたい!


グループ魂の名曲
『モテる努力をしないでモテない節』を思い出しました。
TMCTMC
(2005/11/23)
グループ魂、原田郁子 他

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この曲、本当に好きです。


♪モ~テたつもりで

地球をぶんなげろォォ!

かっこつけても

しょ~うがね~ぜ!


「だって、格好つけて 

モテなかったら


格好つけないで モテないより 

カッコわりいィィじゃん!」


優しくなんかして 

してらんねーぜ


「だって、優しくしてたのに 

モテなかったら

優しくしないで モテないより 

カッコわりいィィィ じゃん!!」



歌詞のバカバカしさも
破壊こと阿部サダヲのシャウトも
ギターソロの格好良さも
すべてが無駄に才能が溢れてて
こういうの好きです。

・・・マンガの感想?

まぁ、クラス委員のヒロインに(1巻表紙)に
想いを寄せる主人公に
何故か幼馴染(2巻表紙)が恋心を
・・っていうフザケた
お話です。

いや、多分、好きな人にはたまらない
シチュエーションだと想います。
   ↑
(と、お茶を濁してみる)

グループ魂の歌詞とマンガの内容は
おそろしく似かよっているのですが
こんなに面白さが違うのは

グループ魂の率直さ、バカさが
潔いというのか。

男の本音ではあるんだけど(笑)

「言っちゃあかんだろう」ってどこかで
普通の男ならストップをかけてたり
努力をしない自分に対する適当な言い訳も
はっきり言葉にしちゃう力技がたまりません。

マンガの方は
ありていにいえば、男の願望では
あるんでしょうが。

つまんねえェ。

中学生の自分の都合の良い妄想を
読まされている感覚。

ヒロインもぶっちゃけ人間でなく
単なる“記号”でしかない感じがして
主人公の気持ちにも共感できない。

そこら辺が一番、面白さに繋がっているのかもしれません。

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白銀ジャック

白銀ジャック (実業之日本社文庫)白銀ジャック (実業之日本社文庫)
(2010/10/05)
東野 圭吾

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白銀ジャック」(感想
(著)東野 圭吾

ゲレンデの下に爆弾が埋まっている――

「我々は、いつ、どこからでも爆破できる」
年の瀬のスキー場に脅迫状が届いた。

警察に通報できない状況を嘲笑うかのように繰り返される
山中でのトリッキーな身代金奪取。

雪上を乗っ取った犯人の動機は金目当てか、それとも復讐か。

すべての鍵は、一年前に血に染まった禁断のゲレンデにあり。
今、犯人との命を賭けたレースが始まる。

おもしろかったと思います。

身代金交換(奪取)というものを数回行うという
意外性のある展開。

犯人の意外な正体等
楽しめましたが。

ただ、最終的な結末の処理の仕方が
「都合よすぎ」な気がします。

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さらばザンメル

さらばザンメル (徳間文庫)さらばザンメル (徳間文庫)
(1988/09)
森 詠

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さらばザンメル」(感想
(著)森 詠

テレビ局ディレクターを辞職した生沢功治の元に
元GHQであるナヒマンと名乗る初老の男が
戦後、失踪した父・生沢昭吾に捜しに現われた。

父に対するわだかまりを持つ功治の葛藤を
よそに、謎の男ナヒマンは
翌日、「ザンメルは・・・生きている」という言葉を残して
何者かに殺害される。

ザンメルとは何か?
父の失踪に秘められた秘密とは?

これも、再読。
すごく好きな作品の一つです。

最近、様々な本を読み返してみると
主人公の年齢が、今の自分の年齢よりも若かったりして

昔、沢木耕太郎が
フィリップ・マーロウの年齢に対して
あまりにも老成していることに驚いたという文章を
書いていたのを思い出しました。

この物語の核は、“ザンメルとは何か”というその一点にあります。
それが物語を読む原動力になります。

そして、その極めてシンプルな主題に
父と子。戦争。様々なものが浮かびあがり
消えていきます。

ザンメルの正体、そしてタイトルの意味も含め。

もっと評価されて良い作品の一つだと
個人的に思っています。

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春にして君を離れ

春にして君を離れ (ハヤカワ文庫 NV 38)春にして君を離れ (ハヤカワ文庫 NV 38)
(1973/03)
アガサ・クリスティー

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春にして君を離れ」(感想
(著)アガサ・クリスティー
(訳)中村 妙子

再読。

ふと、手に取り、一気に読みふけってしまいました。

そして、ラストで「あ~~」

小さく叫んでしまいました。

この小説は心底、怖い。

最初に読んだのは十六歳ぐらいの時でした。
別のクラスの秀才・T君から「すごい本があるよ」と教えてもらい
打ちのめされた記憶があります。

今の年齢になって読み返すと
昔よりも、もっと実感を込めて怖い。

クリスティーの他の作品とは違い、特に大きな出来事がある訳では
ありません。

内容も“娘の見舞いを終え、バグダッドからイギリスへ戻る女性の物語”と
わずか一行で事足りてしまうのですが。

ここに描かれているのは、人間の愚かさ。
岐路に立った時の人間の行動。

そして、日常や平穏という言葉の奥にあるもの。

詳しく書くと
これから読む方の面白さを減らしてしまうので、この辺で。

でも、この作品がかけてしまうクリスティーという人物の
洞察力、容赦のなさは物凄いものだと思います。

しかし、今となっては
友人や知人に薦めにくい本でもあります。

何も知らない子供だったからこそ、
当時の我々は読むことも
薦めれることもできた気もします。
T君、ありがとう。

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マイガール 5巻

マイガール 5 (BUNCH COMICS)マイガール 5 (BUNCH COMICS)
(2010/11/09)
佐原 ミズ

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マイガール 5巻」 (感想
(著)佐原 ミズ

最終巻です。

少々、意外と言うか。
もう少し、この不器用な親子の物語を読んでいけるものだと
勝手に思い込んでいたので、びっくりしました。

ただ、読み終えてみて
「良かったなぁ」としみじみ思いました。

惜しまれて終わるのが、やはり、物語の終わり方としては
最善かもしれません。

今巻では、正宗と「片桐さん」との交際が
内外に波紋を広げます。

昔の彼女であり
コハルの母でもある陽子に対する想いを
整理できない正宗。

はやく、コハルや正宗に認められたい「片桐さん」の苦悩。

似た者同士の恋愛は
不器用でじれったくもありますが

彼ら二人の弱さや(安易な)逃げをたしなめる
脇役の人たち(正宗の父・会社の同僚の松下さん)のセリフが
良かったです。

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アオイホノオ 5巻

アオイホノオ 5 (少年サンデーコミックススペシャル)アオイホノオ 5 (少年サンデーコミックススペシャル)
(2010/11/12)
島本 和彦

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アオイホノオ 5巻」 (感想
(著)島本 和彦

高橋留美子は

○○○○○だけで

生きているんだ!

(帯より・・・)

○○○○○の中に入る言葉は今回も、
各自、購入して
確認していただくとして・・・。

両先生は笑って許してくれても

真面目なファンの方々が
許してくれるかどうか、少々心配になってきました。(笑)

まぁ、もちろん
著者自身が両先生の作品を好きで
なおかつ、若さゆえの傲慢を
あえて描くために言わせているのだろうなぁと思います。
         ↑ 
(なんか、自分で書いていて、言い訳っぽいですが)

たとえば、その○○○○○にしたって
高橋留美子という才能しか、
体得してマンガとしてきちんと作品化できない気がします。

かろうじて、似ているのは
椎名高志ぐらいかな???

いよいよ、伝説化している
DAICONⅢのオープニングアニメーションを
依頼される庵野秀明たちと

対照的に今回はマンガとはほとんど関係ない生活を
送る焔燃でしたが
それでも、ブルース・リーや
お約束のハーロックネタなど相変わらず、楽しめました。

それにしても 自動車教習所の教官って
あんな感じですよね・・・

色んな事を思い出しました。

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フランキー・マシンの冬

フランキー・マシーンの冬 上 (角川文庫)フランキー・マシーンの冬 上 (角川文庫)
(2010/09/25)
ドン・ウィンズロウ

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フランキー・マシーンの冬 下 (角川文庫)フランキー・マシーンの冬 下 (角川文庫)
(2010/09/25)
ドン・ウィンズロウ

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フランキー・マシーンの冬」(感想
(著)ドン・ウィンズロウ
(訳)東江 一紀

サンディエゴで釣り餌店を営む“餌屋のフランク”こと
フランク・マシアーノ。
四つのビジネスを営み、元妻と娘そして、恋人を大事にし
“自分流に生きるには骨が折れる”と口にはしながらも
朝八時半から九時の自由に時間を使える“紳士の時間”には
サーフィンを楽しむ六十二歳の男。

だが彼の平穏な日々は、冬のある一日に突然終わりを告げる。
何者かが、かつて“機械”と呼ばれた
凄腕のマフィアである彼の存在を消し去ろうとしていた――。

去年『犬の力』で唸らせた著者の新作です。

まず、冒頭で主人公・フランクの生活が描かれる部分が
非常に見事です。

こういう風に、外側をきちんと描くことによって
この男がどういう男なのか。
物語が転がりだす前にきちんと読者が把握でき
その後の展開も感情移入しながら読み進めることが出来ます。

何故、フランクはハメられたのか。
罠を仕掛けたのは誰なのか。
その謎と、回想シーンが効果的に挿入され
一気に読んでしまいます。

下巻のもう終わりで
「おいおい、これで枚数足りるのかよ」と
一瞬、心配になりますが
最後にはいい意味で、読者の予想を裏切って
終わらせてくれます。

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23 : 55 : 00 | 本感想 | TB(0) | Comment(0) | UP↑

戦国妖狐 5巻

戦国妖狐(5) (ブレイドコミックス)戦国妖狐(5) (ブレイドコミックス)
(2010/11/10)
水上悟志

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戦国妖狐 5巻」(感想
(著)水上 悟志

勢い、あります。

本当に、この著者はスロースターターというか
巻数が進むと、面白さが増してきますね。

今回は、1巻まるまるバトル物なんですが
飽きさせることなく
次巻を期待させます。

テーマ:感想 - ジャンル:アニメ・コミック

20 : 00 : 00 | コミックス感想 | TB(0) | Comment(0) | UP↑

輝ける闇

輝ける闇 (新潮文庫)輝ける闇 (新潮文庫)
(1982/10)
開高 健

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輝ける闇」(感想
(著)開高 健

最初に読んだ開高作品は
『オーパ!』で「おもっしろいな~」と楽しませてもらい
『珠玉』で文章の美しさに惹かれ
この『輝ける闇』で打ちのめされた記憶があります。

これはベトナム戦争の従軍した経験から書かれていますが

著者が見聞経験してきたものの重さと
文章そのものの力。

それらが、お互いに結びついているというか。

語るべき事と必要な言葉が
作品の中に、すごい濃度で充満している
稀有な作品の一つだと思います。

対となる『夏の闇』もいいですよ。
(本当は三部作ですが・・・)

オーパ! (集英社文庫 122-A)オーパ! (集英社文庫 122-A)
(1981/03/20)
開高 健

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珠玉 (文春文庫)珠玉 (文春文庫)
(1993/01)
開高 健

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夏の闇 (新潮文庫)夏の闇 (新潮文庫)
(1983/05)
開高 健

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22 : 30 : 00 | 本感想 | TB(0) | Comment(0) | UP↑

河童が覗いたヨーロッパ

河童が覗いたヨーロッパ (新潮文庫)河童が覗いたヨーロッパ (新潮文庫)
(1983/07)
妹尾 河童

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河童が覗いたヨーロッパ」(感想
(著)妹尾 河童

再読。

えー、そろそろ、お気づきかもしれませんが
本棚の整理中です。
全く、進んでおりませんが。

これを最初に読んだ時は小学六年生ぐらいですかね。
未だに本棚にある本の一つです。

緻密なんだけど、温かみのある絵
そして、ユーモアと洞察力あふれた文章に
魅了され、異国に思いを思いを馳せたことを思い出します。

続編の一つ『河童が覗いたインド』もオススメです。
河童が覗いたインド (新潮文庫)河童が覗いたインド (新潮文庫)
(1991/03)
妹尾 河童

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22 : 20 : 00 | 本感想 | TB(0) | Comment(2) | UP↑

燃える波濤

燃える波涛〈1〉 (徳間文庫)燃える波涛〈1〉 (徳間文庫)
(1989/11)
森 詠

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燃える波濤」(感想
(著)森 詠

八〇年代末、ホメイニ師死後のイランに内乱が発生し
米ソ二大国は軍事介入の動きを見せた。
一方中国ではストライキが続発、内戦の様相を呈していた。
激動する世界情勢に、篠山首相は米国の核のカサからの脱出を企図
“新武装中立国家”への道を模索しつつあった。
 
同じ頃、民間機が原因不明の爆発で志布志湾に墜落
奇跡的に救助された飛行士を何者かが襲った・・・。
近未来政治小説(ポリティカル・ノベル)

これも、再読。
今では時代小説や架空戦記にまで手を広げている著者の
代表作の一つです。

激動する世界情勢も楽しみながら、きちんとその中で
個人の戦いを描いているところがミソです。

第六部まで刊行はされているのですが
なかなか、古本屋でも見かけないのが残念です。

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春琴抄

春琴抄 (新潮文庫)春琴抄 (新潮文庫)
(1951/01)
谷崎 潤一郎

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春琴抄」(感想
(著)谷崎 潤一郎

再読。

何だろうな、これ。

話の筋だけ書けば「ああ、そういう話」で
終わってしまうかもしれません。

分かったような気にはなるんですけど
実際に読んでみると、分からなくなっている。

言葉のなのか、この内容だから
登場人物のせいなのか、わからないが

読者を置いていってしまうような
なんとも言えない感じ。

決して居心地の良い作品ではないのですが

この分からなさが面白い
そんな、不思議な作品です。

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卵をめぐる祖父の戦争

卵をめぐる祖父の戦争 ((ハヤカワ・ポケット・ミステリ1838))卵をめぐる祖父の戦争 ((ハヤカワ・ポケット・ミステリ1838))
(2010/08/06)
デイヴィッド・ベニオフ

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卵をめぐる祖父の戦争」(感想
(著)ディヴィッド・ベニオフ
(訳)田口 俊樹

「ナイフの使い手だった私の祖父は十八歳になるまえにドイツ人をふたり殺している」
作家のデイヴィッドは、祖父のレフが戦時下に体験した冒険を取材していた。

ときは一九四二年、十七歳の祖父はドイツ包囲下のレニングラードに暮らしていた。
軍の大佐の娘の結婚式のために卵の調達を命令された彼は、
饒舌な青年兵コーリャを相棒に探索に従事することに。
だが、この飢餓の最中、一体どこに卵なんて?
―戦争の愚かさと、逆境に抗ってたくましく生きる若者たちの友情と冒険を描く、
歴史エンタテインメントの傑作。

一気読みでした。

本当に、下らない理由の為に
戦争の真っ只中、飢餓状態の中を
卵を探すはめになる主人公たち。

やっぱり、こういった作品では
相棒のキャラクターが作品を左右すると思うのですが

饒舌で、なおかつ女にもてるコーリャが
訳知り顔で
寡黙でユダヤ系ロシア人のレフに
文学や恋愛指南をしたりするところがたまりません。

この二人の下ネタも多分に含んだ掛け合いが
戦争の極限さ、愚かさを描きながらも
救っている感じがします。

ネタバレの為反転

ラストも決まっていて
「ああ、そういうことか!」と
前半を読み返す楽しみもありました。

久々、良い冒険小説を読んだ、という感じですね。

解説を読むと、実際の祖父母はアメリカ生まれで
この話がプロローグからすべて、フィクションだそうです。

う~ん。この“騙り”は気持ち良い。
ここまで語れる=騙れるから
優れた小説家何だろうなと思います。

後は、ポケミスの装画も変わり“新生ポケミス”としては
とてもいい一冊だったと思います。

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23 : 00 : 00 | 本感想 | TB(0) | Comment(0) | UP↑

ONE PIECE 60巻

ONE PIECE 60 (ジャンプコミックス)ONE PIECE 60 (ジャンプコミックス)
(2010/11/04)
尾田 栄一郎

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ONE PIECE 60巻」(感想
(著)尾田 栄一郎

前巻までの勢いに比べると
小休止というか
落ち着いた感のある回想でした。

個人的には回想分が
これぐらいで終わってもらってほっとしました。

ただ、今の状態では
麦わらの一味を含め、他の億越えのルーキーたちも
どうしても、小粒に見えてしまうので

これから、どう巻き返すのか
期待と不安が半分半分、といったところです。

テーマ:感想 - ジャンル:アニメ・コミック

08 : 00 : 00 | コミックス感想 | TB(0) | Comment(0) | UP↑

遠い空の向こうに

遠い空の向こうに (ユニバーサル・セレクション2008年第4弾) 【初回生産限定】 [DVD]遠い空の向こうに (ユニバーサル・セレクション2008年第4弾) 【初回生産限定】 [DVD]
(2008/04/10)
ジェイク・ギレンホール.クリス・クーパー.クリス・オーウェン.ローラ・ダーン.ウィリアム・リー・スコット.チャド・リンドバーグ

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遠い空の向こうに」(感想
監督ジョー・ジョンストン
主演ジェイク・ギレンホール

ウェストバージニア州・コールウッド。
炭鉱夫になるのが大多数の少年たちの未来だった炭鉱の町で
1957年、ソ連の人工衛星・スプートニク号の打上げに触発された
高校生のホーマーは3人の仲間たちと理解ある女教師の助けを得て、ロケットを作り始める・・・。

炭鉱の責任者で厳格な父との対立、周囲の反対にも負けずに
運命を切り開く、そんな少年たちの真実の物語。

リンクを貼らせて頂いている
“忘却エンドロール”の宵乃さんからお誘いを受け
今回も、“ブログDEロードショー”に参加させていただきました。

しみじみ、胸が痛い・・・
最初に観たときと全然、印象が違うというのか。

その当時は、やはり、主人公であるホーマーの視点で
観ていたのですが

その時は、夢を持つことの素晴らしさやシンドさ。
故郷や親というものの持つ“引力”から離れるには
どうすべきか、ということの方に意識がいっていたのですが。

十年振りに見て、今回は父親であるジョンの方に
強く惹きつけられました。

本当に演じるクリス・クーパーの演技が素晴らしいです。

『アメリカン・ビューティー』でも良かったですけど
強い男のように見えながら、その自分があるべき姿
言い換えれば、自分を守る為の殻に
自分が苦しんでいる。
あるいは、罰せられているかのような演技が本当に見事です。

おそらくは自分に自信を持って生きてきた
ただ、仕事では(家族にもわからない)苦労もある男の人生が
息子によって否定される瞬間。

(正確に言うと息子の方は否定しなければ
自己が確立できない訳なので仕方がないんですが・・・)

かつて、息子だった人。
これから、息子の父親である人は
特に観といた方が良いです。

よく、親は無条件に子供を愛せるといいますが。
本当のところ、そうあるべきなんでしょうが・・・。

子供の人生と自分の人生が異なるものであるという理解と
親だからこそ、余計に自分が経験してきた過ちなどは
未然に防ぎたいという気持ち。

そのせめぎあいを繰り返して
親も親として成長していくんでしょうけど・・・

(すみません、後日追記します)

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謎解きはディナーのあとで

謎解きはディナーのあとで謎解きはディナーのあとで
(2010/09/02)
東川 篤哉

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謎解きはディナーのあとで」(感想
(著)東川 篤哉

リンクを貼らせて頂いているigaigaさんの
“igaigaの徒然読書ブログ”でお勧めされていたので、早速、購入してみました。

「失礼ながら、


お嬢様の目は


節穴でございますか?」


令嬢刑事と毒舌執事が難事件に挑戦。

いや~。いいな、コレ。

国立署の新米刑事である宝生麗子は
(実は)世界的に有名な「宝生グループ」のお嬢様。

難事件に遭遇する彼女を(一応)支えるのは
お抱え運転手兼執事の影山。
彼は毒舌と共に、謎を解明してみせる。

『富豪刑事』や『貴族探偵』のようですが
基本、登場する人物がポンコツ(良い意味で)ばかりで
笑わせてもらいました。

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20 : 00 : 00 | 本感想 | TB(1) | Comment(0) | UP↑

少年少女ランドマーク

少年少女ランドマーク (IKKI COMIX)少年少女ランドマーク (IKKI COMIX)
(2009/09/30)
大澄 剛

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少年少女ランドマーク」(感想
(著)大澄 剛

数日前に、友人と話していて
「前、教えてもらったあの髪の伸びるお姉さんの話の奴」
「ああ、「家族ランドマークか、あれ、良いよね」
「あの人の新作、読んだ?」
「うそ、マジで?出てんの?」

ネットで調べてみたら、去年の9月末にでていた模様。
早速、購入。

いや、ホントに、おすすめです。

登場人物が、今回は等身大の若い男女(少年少女)に
設定されているため。

前作にあった“硬さ”のようなものもとれ
非常に親近感を感じやすく
読みやすいです。

セリフ回しも、
前作から、短期間でこんなに上手くなるものか~。
と感心した次第です。

決して、大きな話ではありません。
ささいな、本当にささいな登場人物たちの日常を描いた作品ですが

登場人物が類型化していないところが
一番の魅力で、新鮮です。

著者の「この登場人物が描きたい!」という
思いが伝わってきます。

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20 : 30 : 00 | コミックス感想 | TB(0) | Comment(0) | UP↑

僕はビートルズ 2巻

僕はビートルズ(2) (モーニングKC)僕はビートルズ(2) (モーニングKC)
(2010/10/22)
かわぐち かいじ

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僕はビートルズ 2巻」(感想)
(著)かわぐち かいじ
(原作)藤井 哲夫 

謎のバンド「ファブ・フォー」として
新曲「抱きしめたい」を発表する二人。

これが当時の若い世代に
受け入れられていく様がなんともリアル。

いよいよ、同じくタイムスリップした
鷹津らしき人物も最後に登場し
そろそろ、本編に突入といった感じです。


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鎧光赫赫

鎧光赫赫 (ビームコミックス) (BEAM COMIX)鎧光赫赫 (ビームコミックス) (BEAM COMIX)
(2010/04/15)
久慈光久

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鎧光赫赫」(感想
(著)久慈 光久

『狼の口』で一気にブレイクした
(少なくとも、自分の周囲では大ブレイク中です!)
感じの著者の初期短編集。

まぁ~~。

『狼の口』で見せた凶悪さ(笑)は
片鱗をいくつか感じさせるものはありますが
まだ、表には現われていない。
そんな印象でした。

まだ、習作と呼ぶべき作品も収録されており
表紙に惹かれて買うと少々、期待が外れるかもしれません。

ただ、『エマ』や『シャーリー』
『乙嫁語り』の著者である森薫に対するレポートマンガも
掲載されていて、楽しませます。

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