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星は歌う 7巻

星は歌う 7 (花とゆめCOMICS)星は歌う 7 (花とゆめCOMICS)
(2010/01/19)
高屋 奈月

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星は歌う 7巻」 (感想
(著)高屋 奈月

今巻は、前回までの高校生たちの話ではなく
主人公サクヤと同居している奏の回想、絆の確認が
メインなんですが・・・・

正直、シンドいです。

重い話が多くて、食傷気味というのか。
「お前ら、暗い過去持ちすぎだろ・・・」

暗い話、重い話も好きな方なんですが・・・
ここまで立て続けだとちょっとなー。

重さを緩和、もしくは際立たせるための明るい部分
(ギャグのパート)が
あまり、上手く機能していない印象を受けます。

結局のところ、主人公サクヤの誠実さ、前向きさによって
奏も、千広も変化、救われている。

そういった主人公の特質を描いていると思うのですが・・・

内容それ自体よりも
悪い、無神経な親戚・大人たちと(繊細な)自分たち
という構図がどうなんでしょう。

さすがに、この年になってくると
そこら辺にはあまり感情移入できないというのか。
違和感があります。
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テーマ:感想 - ジャンル:アニメ・コミック

09 : 00 : 00 | コミックス感想 | TB(0) | Comment(0) | UP↑

フリージア 12巻

フリージア 12 (IKKI COMIX)フリージア 12 (IKKI COMIX)
(2009/11/30)
松本 次郎

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フリージア 12巻」(感想
(著)松本 次郎

敵討ち執行人 叶ヒロシ、最後の“仕事”。

いや、正直、なめてました。
「ここまで、買ったから最終巻も一応、読んどくか・・・」ぐらいの
気持ちだったのですが。

何より、止め絵の美しいこと。
久し振りに体毛が逆立つような感覚を味わいました。

ストーリーも前巻までの流れを従いつつ
最後の辺りで一気に崩壊し、そこで終わるように見せかけて
もう一つ(正確には二つ)こちらの読みの上を行ってもらいました。

シリーズ全体を通して、不満も多い作品ではあるのですが
この最終巻の出来でかなり印象が変わりました。

テーマ:感想 - ジャンル:アニメ・コミック

09 : 00 : 00 | コミックス感想 | TB(0) | Comment(2) | UP↑

マイガール 4巻

マイガール 4 (BUNCH COMICS)マイガール 4 (BUNCH COMICS)
(2009/10/23)
佐原 ミズ

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マイガール 4巻」 (感想
(著)佐原 ミズ

4巻目。

今回はコハルの母である陽子について
様々な形で、淡々とですが、語られていきます。

そして、最後に
二人の生活が変化していくであろう
ささやかな、決断と展開がみられます。

果たして、今後、それはどのように
実を結んでいくのか。

じっくりと、次巻を待ちたいと思います。

それにしても
回想での、正宗と陽子の二人の告白のシーンが
なんとも言えず
さらっとしながらも、ほほえましくて
ほのぼのしてしまいました。

テーマ:感想 - ジャンル:アニメ・コミック

12 : 45 : 00 | コミックス感想 | TB(0) | Comment(2) | UP↑

マイガール 3巻

マイガール 3 (BUNCH COMICS)マイガール 3 (BUNCH COMICS)
(2009/06/09)
佐原 ミズ

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マイガール 3巻」 (感想
(著)佐原 ミズ

正宗とコハルの暮らしも3巻目。

今回はコハルの同級生・秋と
正宗の不真面目な先輩・工藤の二人を通して

二人の親子の絆や行儀の良すぎるところを
さらりと表現してくれます。

この辺のセンスの良さ。

仰々しくもならず
ぎりぎりのところで現実に足を置いているというのか。
完全にファンタジーとして遊離しない
この作品の位置が、好きです。

テーマ:感想 - ジャンル:アニメ・コミック

22 : 45 : 00 | コミックス感想 | TB(0) | Comment(0) | UP↑

戦友の恋

戦友の恋戦友の恋
(2009/11/27)
大島 真寿美

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戦友の恋」(感想
(著)大島 真寿美

飲みすぎてクダを巻いたり
お互いのダメな恋に口出ししたり
人生という戦場を
女子二人で駆け抜けてきたのに。

『ほどけるとける』で登場した“佐紀さん”こと
山本佐紀を主人公に据え、彼女の穏やかなようで
そうでもない日常を描く。

これがまた・・・
3年ぐらいで、こんなに物書きは上手くなるものなんだろうか・・・。
まず、そのことに驚きです。

まず、一行目で彼女の“戦友”である石堂玖美子が
既にこの世にいないことがさらりと明かされます。

その不在について語った文章が良いです。

けれども、私がおばさんになったことを本当に笑い飛ばして、
本当に吃驚して、本当にその年月を噛みしめてくれるのはやはり玖美子しかいないような気がした。

そうして、私も、玖美子がおばさんになったことを笑い飛ばして、
吃驚して、いっしょにその年月を噛みしめる。

そんな日がやってこなかったことがつくづく……。

つくづく……。
つくづく何だろう?
つくづく……残念?
つくづく……さびしい?
……かなしい?
むなしい?
くやしい?
わからない。

どの言葉を当てはめてみても、そのどれもが正しくないような気がする。
いやだからといって、どの言葉が間違いというわけではなく、
そのどれもがちょっとずつ正しい。

そう。どれもこれもちょっとずつは正しいのだ。
それなのに、どれ一つとっても、私の実感とぴったり一致した言葉ではないと思ってしまう。

本当にわからない。

それらがみごとにまじりあった、私の実感とぴったり一致した言葉がなんなのか私にはわからない。
世の中にはこんなにたくさんの言葉があふれているのに、
その、たった一つの言葉だけが欠落した辞書しか、どうやら私はもっていないみたいだ。

とはいうもののその言葉が一つ欠落していたとしても、
たぶん、私はもう、あまり困ってはいない。

慣れてしまったというのでもなく、一人の人間が消えた穴を埋める一つの言葉なんて
そうそう見つからないということがいつしかわかってしまったから。


いいなぁ、この文章。

あとは昔の恋人と夜中に会ってただ焼き肉を食べているだけの関係を評されるところも

あんたもずいぶん変わったわねえ、と感想を述べた。
そう?そうかしら?

一度別れた男とそんな風に鷹揚に焼き肉食べられるようになるなんて、昔じゃ考えられない。
しかも、そんなにうまくあしらえるようになるなんて。

“あしらう”という言葉の意味がよくわからなくて困惑していると、
律子さんは、うかうか寝てしまうこともしまうこともなく、
一定の距離を保ったまま、じょうずにあしらっていることよ、と低い声で言った。


うかうかってところが、なんとも(笑)

あと、何かすごくよくわかるのが
同級生にかける長いセリフです。

実は、他者に呼びかけているようで
結局、自分の心情を吐露している
(それに気がつかないところも含め)好きです。

「とにかく、あたし達くらいって、ほんとに難しいお年頃なのよ。
同級生だもん。まったく同じ年なんだから実感としてよくわかる。

ここまで来るのってけっこう大変だったじゃない?
どうにかこうにかここまでやってきて、
とりあえず、あーやれやれ、って思いたくなるようなところまでは辿りついたけど、
ここだってそんなに楽しいことばかりじゃないってすぐにわかっちゃうじゃない?

ほんと、一息つくどころじゃないしさ。
それどころか、はたと気がついてみれば何かが少しずつ若い頃と違ってきてる。
ほんと、あらゆることがことごとくちがってきてるじゃない?
なんでだろう?なんでだろう?ってつい立ち止まっちゃう。

立ち止まって思うのよ、ここはどこ?って。

いろんなことがまだ間に合うような気もするし、
間に合いそうでいて、もう取り返しのつかないところまで
来てしまっている気もする。

これでいいのか。これではだめなのか。
決断するなら今だと、と思ったり、でも決断の仕方がわからなかったり。
どっちにも行けそうで、それでいて、どっちかしか行けない、ってこともよくわかってる。

それぐらいは学んでるのよ、さすがにこの年まで生きてくると。
ねえ、もしかしたら、再就職するのが怖いんじゃない?」


あとはスランプの時の描写だったり
 
実は様々なことが起こりながらも
“戦友”の長い長い喪を抜けられずにもがいている生活の中で

ある人物との再会や別の人の言葉が
「死ぬ前に会いに来い。(中略)早く来い。ぐずぐずしてたら、人生はすぐに終わるぞ」

少しづつ、彼女を動かします。

消えてしまったと思った人がまだそこにいるのなら、まだそこにいるうちに会いたい。
私を突き動かしたものは、ただ、それだけだった。

喪うことに慣れてしまったからといって、喪う前に放棄してしまっていいわけではない。
喪うことに慣れてしまったからこそ、ようやく繋がった、
ようやく見つけたこの細い線を手放してはならないのではないか。

ささやかな日常の合間に、その頼りない線を飽くことなく見つめ、いくぶん迷い、
迷っては眺め、ついにはその線を辿って
ここまでやって来てしまった


なんか、凄く納得するというか、心に染みる感じがします。

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌

18 : 30 : 00 | 本感想 | TB(0) | Comment(0) | UP↑

ヤバい経済学

ヤバい経済学 ─悪ガキ教授が世の裏側を探検するヤバい経済学 ─悪ガキ教授が世の裏側を探検する
(2006/04/28)
スティーヴン・レヴィットスティーヴン・ダブナー

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ヤバい経済学」(感想
(著)スティーヴン・D・レヴィット スティーヴン・J・ダブナー
(訳)望月 衛

銃とプール、危ないのはどっち?

力士は八百長なんてしない?

学校の先生はインチキなんてしない?

ヤクの売人がママと住んでるのはなぜ?

出会い系サイトの自己紹介はウソ?

若手経済学者のホープが、日常生活から裏社会まで、ユニークな分析で通念をひっくり返します。
アメリカに経済学ブームを巻き起こした新しい経済学の書、待望の翻訳。

これは読んでいて、刺激的でワクワクさせられました。

○インセンティブ(誘因・報奨)は現代の日常の礎である。

○通念はだいたい間違っている。

○「専門家」は―犯罪学者から不動産屋さんまでー
自己の情報優位性を自分の目的のために利用する。

○何をどうやって測るべきかを知っていれば込み入った世界もずっとわかりやすくなる。

「経済学」を使って様々なものを測り、考察していきます。
おお!っと思うものもあれば、本当かな?と思うものもあり
それだけでも楽しめます。

ベイグルを売っていたフェルドマンさんのデータから考察できるもの

○小規模のオフィスのほうが大規模のオフィスよりも正直だ。
小さな地域社会では犯罪を抑制する社会的インセンティブが大きいことが多い。
中でも重要なのは「恥」の感覚だ。

○気分で人の正直さが大きく変わること。

○社員がボスや仕事を好きならば職場は正直になる。

○会社での地位が高い人のほうが低い人より支払いをごまかすことが多い。

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09 : 00 : 00 | 本感想 | TB(0) | Comment(0) | UP↑

ほどけるとける

ほどけるとけるほどけるとける
(2006/07)
大島 真寿美

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ほどけるとける」(感想
(著)大島 真寿美

女の子特有の仲良しごっこの世界を抜け出した18歳の美和。
夢も希望も自信も失って、祖父が経営する銭湯でバイトをしながら
どうにも先が見えない日々を過ごしていたのだが・・・。

“あなたの疲れた心を、そうっとあたためる、やわらかな成長の物語”と
こんな感じの“癒し”をメインにした帯がつけられているのですが。

個人的に、癒されたかというと、疑問が残るところです。
(癒されたいとも、思っていなかったので・・・)

何というか、ふわふわした物語です。
主人公の立ち位置もどこか定まっていない感じといったらいいのか。
悪くはないんだけど・・・

先日、読んだばかりの“定まっていないこと”を
半ば、達観しているかのように感じている『彼女について』や
主人公の閉塞感がひしひしと伝わってきた『プラナリア』なんかに
比べると物足りなさが残ります。

気に入った文章としては

年季が入った女たちのおしゃべりの難易度は結構高い。
どこかに多量の毒を孕みつつ、表面的にはたいして誰も傷つかないで
すいすい前へ進んでいく。
眺めながら、あんなふうに綱渡りみたいに誰かと関係していくなんて
自分には百年たっても無理なんじゃないかと思え、ため息が出そうになった。

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09 : 00 : 00 | 本感想 | TB(0) | Comment(0) | UP↑

夏目友人帳 9巻

夏目友人帳 9 (花とゆめCOMICS)夏目友人帳 9 (花とゆめCOMICS)
(2010/01/04)
緑川 ゆき

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夏目友人帳 9巻」(感想
(著)緑川 ゆき

今回はまず表紙が素晴らしい。

「小さきもの」
「東方の森」
「特別編 9夏目観察帳」を収録。

前巻にくらべると、ちょっと・・・
自分は名取や的場のキャラクターにあまり魅力を感じないので
どうしても点が辛くなってしまいます。

ただ、あとがきでも書いているように
個人主義の夏目が、集団というものに対することにより
どういう風に変わっていくのか。

自分以外に妖に名前をかえすのであれば・・・
友人帳をわたしてもかまわないと口にします。

その言葉が、どのような意味を持つのか

祖母レイコとは違った意味(方法)で
友人たちをつくっていく夏目は
どのような結末を迎えることにするのか。

すこしずつ、最後に向けて
胎動というか、見えないところで変化を
始めている印象があります。

テーマ:感想 - ジャンル:アニメ・コミック

13 : 40 : 00 | コミックス感想 | TB(0) | Comment(2) | UP↑

彼女について

彼女について彼女について
(2008/11/13)
よしもと ばなな

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彼女について」(感想
(著)よしもと ばなな

うーん。
なかなか、上手く説明できないなぁ・・・

ストーリーを要約したり
話の筋立てを追う小説ではない感じがします。

それでも、この著者の視点で見る世界。
一応、同じ時代、同じ国を生きているはずなのに
こんな風に世界を、人間を、見ることができるというのは
本当にすごいと思います。

そして、その状況や感情、登場人物の性格などを
言葉として切り取る能力。

一見、平易な言葉を使いながら
実は、著者の感性というフィルターを通って
ものすごく完成度の高い、練られた言葉を選択しているように感じました。

ささいなことを
実はささいなことではないと思わせてくれる
良い、そして、やはり、不思議な作品でした。

気に入った文章を抜粋します。

「土台ってなんですか?」
私は言った。
「それはあなたやそちらの高橋さんが持っているもの、そして私が持っていたものよ。」
隈さんは言った。
「この世は生きるに値すると思う力よ。抱きしめられたこと、かわいがられたこと。
それからいろいろな天気の日のいろいろな良い思い出を持っていること。

美味しいものを食べさせてもらったこと、思いついたことを話して喜ばれたこと、
疑うことなく誰かの子供でいたこと、あたたかいふとんにくるまって寝たこと、
自分はいてもいいんだと心底思いながらこの世に存在したこと。

すこしでもそれを持っていれば、新しい出来事に出会うたびにそれらが喚起されて
よいものも上書きされて塗り重ねられるから、困難があっても人は生きていけるのだと思う。

土台なのだから、あくまでそれは上に何かを育てていくためのものなのよね、
きっと(中略)」


あとはヒロインの内面も面白いです。
 
さようなら、この部屋、と鍵をかけて、次はいつここに帰って来るかわからない。
そういう、先がなくて淋しくてひやっとする気持ちになるときがいちばん楽しい。


あとは、

メスを家に連れて来て、何かおいしいものを食べさせて、心地よくさせて、動けなくさせる。
他の男のところよりも自分のところが住みごこちがいいということを思い知らせる。
いつまでも自分のメスを確保して行く為に、食べ物をとってきて、きちんとケアして
メスだけが持っている暗黒の力をずっと自分の手のうちにとどめておく。
私は私でメスなので、そんなずるいことをそのまま受け入れられる。

などなど、色々なところで発見のある作品です。

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌

23 : 55 : 00 | 本感想 | TB(0) | Comment(2) | UP↑

星は歌う 6巻

星は歌う 6 (花とゆめCOMICS)星は歌う 6 (花とゆめCOMICS)
(2009/09/18)
高屋 奈月

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星は歌う 6巻」 (感想
(著)高屋 奈月

今巻は“千広”の過去をどう向き合うのか
登場人物たち各々の動きといった内容です。
特に、腹黒と評されるの
もう一人のキャラクター“聖”の葛藤(ジタバタ)ぶりが見ものです。

テーマ:感想 - ジャンル:アニメ・コミック

23 : 55 : 00 | コミックス感想 | TB(0) | Comment(0) | UP↑

星は歌う 5巻

星は歌う 5 (花とゆめCOMICS)星は歌う 5 (花とゆめCOMICS)
(2009/05/19)
高屋 奈月

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星は歌う 5巻」 (感想
(著)高屋 奈月


謎の少年である“千広”の過去が
ようやく明かされますが、

これがまた、読んでいて、痛い。
胸に突き刺さります。

この著者、得意の
“人間が、底に落ち込んだとき”の描写は
相変わらず、健在です。

テーマ:感想 - ジャンル:アニメ・コミック

22 : 00 : 00 | コミックス感想 | TB(0) | Comment(0) | UP↑

廃墟建築士

廃墟建築士廃墟建築士
(2009/01/26)
三崎 亜記

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廃墟建築士」(感想
(著)三崎 亜紀
ありえないことなど、ありえない。
不思議なことも不思議じゃなくなる、
この日常世界へようこそ。

七階を撤去する。廃墟を新築する。図書館に野性がある。蔵に意識がある。
ちょっと不思議な建物をめぐる奇妙な事件たち。

『七階闘争』『廃墟建築士』『図書館』『蔵守』の四編収録。

『となり町戦争』の終わり方が残念だったので
それ以来、この著者の作品は、読んでいませんでした。

たまたま、手にとって読んでみると
これは、なかなかの拾い物でした。

現実の延長上にある“非日常”といったらいいのか
恒川光太郎とも朱川湊人
はたまた森見登美彦、万城目学とも違う
想像力の展開といったらいいのか。

現実の部分の書き方がしっかりしているので
最初に“非日常”に違和感を覚えるのですが
読みすすめてていくうちに、知らぬ間に
その“非日常”に取り込まれていく
軽い、価値観の逆転が気持ち良いです。

現実との“ズレ”、奇妙な味を楽しむなら、『七階闘争』
著者のイメージの芳醇さを感じるのであれは表題作『廃墟建築士』と『図書館』

特に『図書館』は現実部分との落差が
主人公の“行き場のなさ”として
短いページ数で、しっかりと描かれているところが
舌を巻きました。

こういう作家だったんだ・・・と思った次第です。

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌

22 : 00 : 00 | 本感想 | TB(0) | Comment(0) | UP↑

SKET DANCE (スケット・ダンス) 11巻

SKET DANCE 11 (ジャンプコミックス)SKET DANCE 11 (ジャンプコミックス)
(2010/01/04)
篠原 健太

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SKET DANCE スケット・ダンス 11巻」(感想
(著)篠原 健太

もう、第91話「壊れてしまった特別な・・・」が最高に笑えます。
初期のファミコン世代にピンポイントで訴える笑いがあります。

その他の作品も、前巻からの流れを含めて
感動的なものもあるのですが。

個人的には「壊れてしまった特別な・・・」が
印象が強くて・・・

あと、ライナーノーツで
しっかりと自作の検証を行っている辺り
連載時の評価などもきちんと考えている印象を受けました。

ただ、メイン3人のシリアス・パートも今巻でほぼ終わり
これから、作品をどうするのか?

そういった意味でも楽しみです。

テーマ:感想 - ジャンル:アニメ・コミック

09 : 00 : 00 | コミックス感想 | TB(0) | Comment(0) | UP↑

バクマン。6巻

バクマン。 6 (ジャンプコミックス)バクマン。 6 (ジャンプコミックス)
(2010/01/04)
大場 つぐみ

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バクマン。6巻」(感想
(原作)大場 つぐみ
(漫画)小畑 健

いよいよ、連載で鎬を削るマンガ家たち。
と思いきや、思わぬ障害が主人公・二人の前に立ち塞がります。

展開が早いというのか、もうこのネタ使うの?
といった感じがします。

それにしても・・・ネタバレの為反転。
週間連載は

休んじゃ駄目なんだ!!

魂の叫びですよね・・・

ライバルたちも各々の個性、立ち位置が明確になり
面白くなってきましたが・・・。


休載についてですが
病気なら仕方ないと思えるのですが・・・

この展開、(友情の為に)ボイコットするというのは
少年マンガ的にはOKかもしれないけど・・・。

その連載という椅子、チャンスはもっと多くのマンガ家(予備軍)も含めて
狙っているものであって。

そのイスに座る価値のある人間であることを
他ならぬ“仕事”で証明しなければならないはずでしょうし・・・

そのマンガを楽しみにしている読者への責任とかは
平丸先生は別として(笑)新妻エイジや福田組の面々は
どう思っているんでしょうか。

個人的には、マンガを手段にするんじゃない!!って編集長に
怒ってもらいたかったなぁ・・・

面白ければ全てが肯定される。
それも、一つの絶対的に正しい答えなんですが・・・

昔、『こち亀』の単行本で
漫画家は芸術家ではなく職人であるという著者の言葉に
凄く感動した記憶があるので・・・。

読んでいて、複雑ですね。

サイコーの行為を止めるのも、大人の義務と思いますし

心のどこかで、人は自分の夢に殉ずる権利もあるという考え方にも
共感してしまうので。

単純に割り切れないですね。

一番、プロ根性が据わっているのはサイコーだけですかね。


あと、肝心の作中マンガ『偽探偵 TRAP』が面白く感じません。
アシスタントの高浜さんが描いたマンガの方が読んでみたい気がします。

それにしても、まさかのNHKでのTVアニメ化。
この巻数で大丈夫なんでしょうかねー。

テーマ:感想 - ジャンル:アニメ・コミック

15 : 30 : 00 | コミックス感想 | TB(0) | Comment(4) | UP↑

君に届け 10巻

君に届け 10 (マーガレットコミックス)君に届け 10 (マーガレットコミックス)
(2010/01/13)
椎名 軽穂

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君に届け 10巻」(感想
椎名 軽穂

※ ネタバレを含みます。

購入した裏帯に
“最新10巻の続きが別マ2月号で読めます!!”と書いてあって
正直、テンション下がりました。

まだ、続けんの?って。

まぁ、なんとか、内容的に一応の区切りを迎えます。

本来、タイトルともリンクする、重要な巻なのに・・・
何だろう、この出来は。

前巻からのヒキで、序盤数ページで一気に盛り上がり
(1巻や2巻の感動的なシーンと同じくらいのピークを迎えるのですが・・・)
正直、目頭が熱くなるぐらい感動的だったのですが・・・

その後の、無理のある話の切り方は、何でしょう・・・。
一気に盛り上がったところで
水をかけられたように、いきなり、話の勢いを止めます。

それって、何か意味あるのかな?
何かの時間稼ぎ?

明らかに刈り込める(省略できる)シーンが、今巻は多すぎです。

感じたのは、ラブコメに必要なの(善意の)妨害者の使い方が
下手な気がします。

悪意のある妨害者やライバル(女性キャラクター限定)は
しっかり描けているのに・・・

ジョーとかピンとか・・・
読んでいて、イラッとします。

お願いだから、本筋を進めてくれよ・・・って思います。

善意の妨害者として一番、頭に浮かぶのは。
『めぞん一刻』に登場する、一の瀬さん、四谷さん、朱美さんたちです。

彼らは本来のストーリーを混乱させたり、騒動を起こしたり
誤解を増幅させる役割なんだけれども
彼らの存在だけで面白いという稀有な存在です。

これも高橋留美子という才能の持ち主しか描けないとは
思うのですが・・・


そこまでいかなくても、善意の妨害者に愛着を持たせたり
仕方ないな・・・と読者に思わせることが出来ないと
読んでいてかなり、興醒めしてしまいます。

めぞん一刻 (1) (ビッグコミックス)めぞん一刻 (1) (ビッグコミックス)
(1982/05)
高橋 留美子

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めぞん一刻 (15) (ビッグコミックス)めぞん一刻 (15) (ビッグコミックス)
(1987/05)
高橋 留美子

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あと高橋留美子つながりでいくと
『うる星やつら』の場合は登場人物のほとんどが
妨害者、トラブルメイカーなんですが(笑)

実は一番の妨害者は、主人公・諸星あたるの内面のような気がします。
浮気者とか女好きだけでなく
“愛する女(ラム)につかまってたまるか”という男の願望の一つが
奥底には込められているように思えます。

最初は鬼ごっこ(ラム ← あたる)が追っかける関係が
ラムの好意が確定することによって
(あたる ← ラム)に変化していったように思えます。
うる星やつら (1) (少年サンデーコミックス〈ワイド版〉)うる星やつら (1) (少年サンデーコミックス〈ワイド版〉)
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高橋 留美子

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うる星やつら 34 新装版 (少年サンデーコミックス)うる星やつら 34 新装版 (少年サンデーコミックス)
(2008/03/18)
高橋 留美子

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また話が逸れましたが

前巻から、急に株が上がっている、くるみ。
彼女は今回、数コマしか登場しませんが
その存在感は、著者も気合を入れて描いているのがわかります。

その彼女に爽子は、どう、何を、話しかけるのか。

そこぐらいしか、興味があんまり沸かないですね。

あ、あと、実写映画化ですか・・・
はぁ。

マンガだから表現できること。
アニメでなんとかギリギリ。
実写となると・・・現実の度合いが強すぎて

外見は陰気で「貞子」と呼ばれている少女は
(実は)性格も良くて、面倒見もよくて、可愛らしい・・・
っていう無理のある設定に否が応でも
気がついてしまうと思うんですよね・・・

個人的意見ですが
最近の少女漫画の実写版で成功しているのは
のだめという特異(笑)キャラクターを
上野樹理という女優が、なりふりかまわず演じた
『のだめカンタービレ』ぐらいですかねぇ・・・

作品の方向性とか質が違うので
難しいでしょうね・・・

テーマ:感想 - ジャンル:アニメ・コミック

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バッド・モンキーズ

バッド・モンキーズバッド・モンキーズ
(2009/10)
マット ラフ

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バッド・モンキーズ」(感想
(著)マット ラフ
(訳)横山 啓明

“あたしは悪を殲滅する組織の一員なのさ”
殺人で逮捕された女ジェインは、精神科医にそう告げた。

鮮やかなオレンジ色の銃で悪を葬る―それが自分の任務だと。
標的=幼児連続殺人犯、連続男娼殺し、爆弾魔・・・
ジェインの口から語られる悪との壮絶な対決。

だが、彼女の告白は「真実」なのか?

すべてを監視する「眼」、雑誌に隠された暗号、斧を持つピエロ・・・
都市伝説の不安にアメリカン・コミックのクールネスを搭載、奇術師の周到さで仕立てた、
超鋭利な一気読みハイパーアクション!

最終章のめくるめく反転に瞠目せよ。

うーん。
ラストの受け取り方で評価が変わる作品だと思います。

自分は、三流ゴシップ紙のテキトーな都市伝説と
ジェインの半生が語られる前半の部分が結構好きでした。

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MOON 4巻

MOON 4 (ビッグコミックス)MOON 4 (ビッグコミックス)
(2009/07/30)
曽田 正人

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MOON 4巻―昴ソリチュードスタンディング」(感想
(著)曽田 正人

前巻で、今までの動機を捨てる展開に移ると思いきや
今巻ではそこには触れられず、新しく登場したライバル
シュー・ミンミンに焦点が当てられます。

前作『昴』の頃から数人のライバルが登場してきましたが
(頂点であるプリシラ・ロバーツは別として)
イマイチ、ピンとこないというのか。
主人公・昴に対抗する程の“我”を持っていない印象があったのですが。

今回は昴自身が「なんか、むかつく」という位
“我”を持っています。

そして、パートナーであるニコの不用意な一言が・・・

今巻は次巻での“爆発”の為の布石といった印象です。

テーマ:感想 - ジャンル:アニメ・コミック

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落窪物語 少年少女古典文学館3

落窪物語 (少年少女古典文学館 3)落窪物語 (少年少女古典文学館 3)
(1993/12)
氷室 冴子

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落窪物語 少年少女古典文学館3」(感想
(著)氷室 冴子

『落窪物語』は、早くに母を失った姫君が、継母にいじめられ
苦労しながらも、やがてすばらしい貴公子とめぐりあい、幸せを得る物語である。

このストーリーの基本的なパターンは、シンデレラに代表されるが
古来、世界各地で作られ、今に語り継がれている。

平安時代に書かれたこの物語も、みやびな恋物語というより
生身の人間の喜怒哀楽を興味深く描いた大衆文学として
長く読み継がれ、語り継がれてきたロングセラー小説の一つである。

これも面白かったです。

この著者は自分たちの世代でいうと
『なんて素敵にジャパネスク』や『さようならアルルカン』を
学生時代に
女の子から借りて授業中に読んでいた記憶があります。
なんて素敵にジャパネスク (コバルト文庫)なんて素敵にジャパネスク (コバルト文庫)
(1999/04)
氷室 冴子

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さようならアルルカン (集英社文庫―コバルトシリーズ 52B)さようならアルルカン (集英社文庫―コバルトシリーズ 52B)
(1979/01)
氷室 冴子

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あとは『海がきこえる』も、とてもい青春小説です。
海がきこえる海がきこえる
(1993/02)
氷室 冴子

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大学生の初めての一人暮らしが、あんなに的確に、新鮮に
描写されている作品を他には知りません。

自堕落な学生生活の作品は
それこそ山のようにあるのですが、

初めて、親元から離れて
見知らぬ街にいる、あのなんともいえない開放感。
多少の寂しさと新生活に対する希望と恐れ。

色々なものが混ざったあの感覚を
追体験させてくれるのはこの作品だけです。

話が逸れましたが

少年少女古典文学館は著者がどのように古典を料理するのか。
いかに、若い人たちに興味を持ってもらうのかが
肝心なところなんですが。

今回もやはりお手のもので
ヒロイン・落窪の姫の
単なるシンデレラストーリーとしてだけではなく
(落ち窪んだ間に住まわせてるから、この名で呼ばれているというのもヒドい話なんですが)

落窪の姫と彼女に仕える女房である阿漕。
貴公子で後に姫と結婚する右近の少将と彼の部下兼乳兄弟で阿漕の夫でもある帯刀。
この二つの主従関係と敵役である継母・北の方とのやりとり
その、描写が良いです。

著者自ら

“善玉悪玉のキャラクターがはっきりしていて
なにより目のさめるほどみごとな、ぴかぴかの悪玉の北の方が、最高にすてき”

と書いているぐらいですから
ヒロイン・落窪の姫よりも
敵役である北の方が生き生きとしている印象があります。

古典王朝恋愛物というと
もっと、浮世離れした綺麗な話かと思っていたのですが
結構、人間くさいところが多い話でした。

図や解説も多いことも非常に読むうえで助かります。

タイトルだけで少年少女だけに読ませるなんて
もったいない気がします。

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ベーオウルフ サトクリフ・オリジナル7

ベーオウルフ 妖怪と竜と英雄の物語―サトクリフ・オリジナル〈7〉 (サトクリフ・オリジナル (7))ベーオウルフ 妖怪と竜と英雄の物語―サトクリフ・オリジナル〈7〉 (サトクリフ・オリジナル (7))
(2002/09)
ローズマリ サトクリフ

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ベーオウルフ 妖怪と竜と英雄の物語 サトクリフ・オリジナル 7
感想
(著)ローズマリ・サトクリフ
(訳)井辻 朱美

格調高い文体で語られる、英雄ベーオウルフの二つの戦いの物語。
固有名詞の表記を北欧の読みにあらため、全面的に改稿。
「指輪物語」のトールキンが愛した英国最古の叙事詩を物語に。

ひたすら、格好良いです。

若かりしベーオウルフと
<夜の徘徊者>・人狼・<死の影>と呼ばれる怪物・グレンデル
そして、老境を迎えた彼と<夜陰の飛行者>と呼ばれる火竜との死闘。

英雄と怪物。
本当に単純なんですが、想像力を刺激されるというのか
映像的に場面が浮かびます。


あと、訳者あとがきがそれだけでも読む価値があります。

主人公・ベーオウルフが王子でなく、王の甥という役割。
二つの戦いの意味。
主人公の性格設定。
“勇者がおうおうにして身を滅ぼすもととなる
過大な自負心や大言壮語を持ち合わせない”

正直、かなり日本人好みなストイックな感じがします。

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チッチと子

チッチと子チッチと子
(2009/10/23)
石田 衣良

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チッチと子」(感想
(著)石田 衣良

つぎに「くる」といわれ続けて十年の万年初版作家・青田耕平は小学生の息子と二人暮らし。
将来への不安はつのるばかりだが、ついに「直本賞」の候補に選ばれ注目されるようになる。
周囲の変化に戸惑う耕平。
父(チッチ)と子の二人の物語。

売れない小説家・青田耕平をとおして
「直本賞」(笑)の発表を待つ時の気持ちであったり
初めてのサイン会での戸惑いなど
おそらくは著者も通ったであろう道
そして、現代の“本”とその周囲の人々を描いた作品でもあります。

大きな感動は自分にはありませんでしたが
さらっとした感情表現はこの人の持ち味なんだなぁと
改めて思った次第です。

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capeta(カペタ) 19巻

capeta(カペタ) 19 (KCデラックス)capeta(カペタ) 19 (KCデラックス)
(2009/04/17)
曽田 正人

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capeta(カペタ) 19巻」 (感想
(著)曽田 正人

勝利への渇望・・・? スピードの欲求・・・?
いやいや、もっともっとザラついた感情さ。
“違和感”
そう、それにつきるんだ。5位とか6位とか7位とか。
それは俺の争うべき順位じゃないから、誰がなんと言おうとね!

この居心地のわるさ、違和感を信じて生きよう。
たぶんどんなシゴトでもそうなんだ。
このザラついた気持ちが無くなっていくとき、
全てに納得してしまったとき、
人はきっとコンマ1ずつ遅くなっていく!!
(裏表紙より)

裏表紙の説明文が
少し、語りすぎかなという気もするのですが・・・

(おそらく、著者でない人間が書いている?)

その作品に対する微妙な(心理的な)距離の違いが

作品をまた違った角度から見ることができて
読者にとってもいい効果を与えていると思います。

ちなみにこの“違和感”というキーワード
同著者の『MOON』の5巻でも登場してきます。

自らの信じる自分の価値と世界から与えられる評価とのギャップ。
そこをどのように埋めていくのか。

普通の人間であれば、
「自分の価値はこんなもん」と
痛みを伴いながら納得してしまうでしょうけど・・・

この二人の主人公は
それぞれ、己の方法で“違和感”に対峙していきます。

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MOON 3巻

MOON 3 (ビッグコミックス)MOON 3 (ビッグコミックス)
(2009/03/30)
曽田 正人

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MOON 3巻―昴ソリチュードスタンディング」(感想
(著)曽田 正人

いつも、この著者の主人公は
読者の人生や生活をかき回すような
言葉を言い放ってくれます。

それは、熱を持っていたり
ぞっとするほど、冷たかったり
ある意味、曽田語録というのか。

常人には分からない、主人公たちの思いが
何とか、ぎりぎり形になるような言葉。

「きた、きた、来たー!!」という感じに
読者は軽く、信者みたいに
そのお言葉(笑)を待っている気がします。

今回は自分の演技の
(そして作品そのものの原動力でもある)
ある動機を否定します。

文字通り、鳥肌ものです。
まだ、次に行くのかと。

六田登の『F』、赤木軍馬ですら
最後の方でやっとたどり着いた領域に

この昴というキャラクターは
自ら、向かっていこうとしている気がします。

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古事記 少年少女古典文学館・1

古事記 少年少女古典文学館 (1)古事記 少年少女古典文学館 (1)
(1993/06)
橋本 治

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古事記 少年少女古典文学館1」(感想
(著)橋本 治

日本にまだ固有の文字がなかった八世紀初頭に成立した『古事記』は
漢字の音と訓を利用して、神話や古くからの言い伝えを書き表した
日本最古の書物である。

国の成り立ちを説いた歴史の書にとどまらず
古代の人々の想像力にみちた豊かな文学性を感じさせる。

とりわけここに収めた「上の巻」には
イザナキ・イザナミの国生み、天の岩屋戸、スサノオの八俣の大蛇退治など、
日本神話としてなじみ深い話の数々が、飾り気なく力強く描かれている。
ここには、日本人の心と行動すべての原初の姿を見つけることができる。

面白かったです。

本当に原初の姿というのか
おおらかで、かつ、残酷な神話の世界が楽しめました。

昔『日本の神話』等で読んだりしていたエピソードが
細部まできちんと読めて

「こういうことなんだ」と素直に驚きました。

ヒルコが生まれた原因が
イザナミ(女神)から声をかけたからというあんまりな理由だったり
スサノオの名前が「建速須佐之男命」だったり
ツクヨミが(男神)だったり ←てっきり、女神のイメージがありました。

図や解説も多いことと
そして、何よりやっぱり著者の文章のやわらかさが
とても読みやすかった。

諸星大二郎の傑作
『妖怪ハンター』『暗黒神話』
星野之宣
『ヤマタイカ』『宗像教授伝奇考』なんかが読みたくなりました。

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ハックス! 3巻

ハックス! 3 (アフタヌーンKC)ハックス! 3 (アフタヌーンKC)
(2009/11/20)
今井 哲也

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ハックス! 3巻」(感想
(著)今井 哲也 

自作アニメ動画マンガも3巻目です。

今回は主人公よりもその周囲の人物に
焦点が当てられていて

引っ込み思案な友人のハタノさんが

図書館のカウンター作業しながら
この本、すごくいいですよ!とか思っているところが
(口に出したりしないところも含め)すごく良いです。

生徒会の面々と知り合っていく描写では
もう、親の視点で見てました(笑)
がんばれ!って

あとはやる気の少ない三山先輩や
色々と画策してくる粘着質な映研?部長など。

妙にリアルな登場人津描写が目立ちます。

多数の人物を周囲に配することによって、
一時的な話の勢いは弱まるかもしれませんが
後になって生きてくるような気がします。

それにしても、この表紙はなんとかなりませんか・・・(笑)

いい歳をしたおっさんが購入する際に
少々、躊躇しました。

テーマ:感想 - ジャンル:アニメ・コミック

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とある科学の超電磁砲(レールガン)3・4巻

とある科学の超電磁砲 3―とある魔術の禁書目録外伝 (3) (電撃コミックス)とある科学の超電磁砲 3―とある魔術の禁書目録外伝 (3) (電撃コミックス)
(2009/02)
鎌池 和馬

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とある科学の超電磁砲 4―とある魔術の禁書目録外伝 (電撃コミックス)とある科学の超電磁砲 4―とある魔術の禁書目録外伝 (電撃コミックス)
(2009/10/27)
鎌池 和馬

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とある科学の超電磁砲(レールガン)3・4巻」 (感想
(著)鎌池 和馬 (画)冬川 基 
(キャラクターデザイン)灰村 キヨタカ

4巻の感想を書こうと思ったら
3巻の感想も書いていませんでした。

安定しているな~という印象です。
3巻で、一応の(一つのエピソードが終わり)
その他の後日譚で
少し冗長になってきたかなと思っていたのですが

4巻でまた、逆転したというのか。

落差というか緩急のつけ方が上手いです。

笑える部分から、不意にシリアスな物を投げてくるので
読み手としては、驚かされます。

本編でのダーク・ヒーローらしき人物も登場し
相変わらず、上手いヒキで

原作もアニメも未読、未見なので
(原作)の設定によるものか
描き手の技量によるものかはわかりませんが
マンガとして楽しませてくれます。

テーマ:感想 - ジャンル:アニメ・コミック

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うしろ姿

うしろ姿うしろ姿
(2005/12)
志水 辰夫

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うしろ姿」(感想
(著)志水 辰夫

人生の終着が見えてきたとき、人は何を思うのか…。
あるいは望まない道に引き込まれ、あるいはすすんで荒波の中へ
片隅で生きてきた人間の哀しさ、たくましさを、独特の筆致で描き切る。

再読。

自分たちの時代と実感することも少なく
ましてや時代の寵児であったこともない。
本当に片隅で生きてきた人間たちを主人公に据え

老いであったり、後悔であったり
去来する様々なものを描いた短編集。

考えてみるとうす暗いこの店のなかから、
世の中をのぞいて生きてきたようなものだった。

――すずらんの花

三十五年たってしまった。
長かったようで、短い。
振り返ってみるたび、その間何をしてきたのか、
不完全燃焼のまま、
気がついたら終わっていたという思いがふつふつ湧きあがってくる。

(中略)

それまでの郁雄は、愚直でしかない父親の仕事にずっと批判的だった。
しかし現実に三十余年が流れてみると、父親は信用と、
月に百万円の粗収入があるマンションを一棟残していた。
父親がそれほどの小金をためていようとは、
マンションが建ってみるまで郁雄は夢想だにしたことがなかった。
それだけの金がもし自分の手元にあったら、勝負に何回も勝っていた、と思うのは
単なる結果論にすぎない。
父親は息子を信用しなかったからこそいくばくかの財産を残せたのだと、
いまとなっては彼自身認めざるを得ないのだ。
せがれはとうとう父親に勝てなかった。

――もどり道

作品自体もさることながら、著者のあとがきにも胸を衝かれます。


わたしたちの時代は終わろうとしている。
自分たちのたどってきた道とはいったい何だったのか。
それは経済だけを突出させてきた道にほかならなかったが、
豊かになることが最善だと信じて生きてきたのだから
いまさらとやかく言える資格はない。
手探りしながら生きてきて、
いまたそがれに向かって歩いていることを自覚するだけである。
一緒に歩いてくれた読者がいただけでもしあわせな時代に生まれ合わせたと感謝している。

本当に、この国はどこに向かうのだろうと
不安になりながら読み終えました。

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌

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弩(ど)

弩
(2009/05/11)
下川 博

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弩(ど)」(感想
(著)下川 博

「野武士の一団から村を守る」といってしまうと
あの作品しか頭に思い浮かばないのですが・・・。

これは、なかなかでした。
色んな魅力のある作品というのか。

まずは、登場人物の描き方、見せ方が上手いです。

最近、読んだ小説の中では
一番、登場人物たちが生き生きとしています。

著者は『武蔵某弁慶』や『中学生日記』の脚本家だった経歴もあるためか

人が登場するシーンやと人が出会うシーンなどが
映像的に浮かぶというのか。

メインの登場人物である農民の吾輔の場合
登場する1ページ目から
素朴な欲求を語らせ

(それ自体も、ある伏線になっている巧妙さ)

(現代の)読者に親近感を持たせて
すっと、作品の中になじませる所なんかは
本当にお手本と言っても良いくらいです。

その後に登場する娘・澄であったり
吾輔の妻・小萩。
義兄・義平太。
領主となった称名寺の雑掌(代理)光信など

各々の映像的な描写だけでなく、適度な内面描写を
織り交ぜることにより

ある意味、誰が主人公であってもかまわない。

読者はどの人物にでも感情移入できる。

この辺の技術。

正直、野武士と戦う部分は後半も後半なんですが

そこにいかなくて十分に面白かったです。

農民=弱者、耐え忍ぶ者とせずに
普通の人間として描いたり

タイトルにもなっている“弩”が
なぜ流行らなかったか
独自の見解をだしており

“知らないことを知る”
歴史小説、本来のの楽しみもきちんと味わえました。

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌

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マギ 1~2巻と今週のスーパーヒーロータイム

マギ 1 (少年サンデーコミックス)マギ 1 (少年サンデーコミックス)
(2009/12/18)
大高 忍

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マギ 2 (少年サンデーコミックス)マギ 2 (少年サンデーコミックス)
(2009/12/18)
大高 忍

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マギ 1~2巻」(感想
(著)大高 忍

謎の“魔神”を操る不思議な少年アラジン(1巻表紙)と
一攫千金を狙うアリババ(2巻表紙)
二人が目指すのは14年前より、突如として現われる“迷宮”探索。

見せ方ときちんと考えられた設定で
いくらでも、素材は輝きだすという好例です。

それにしても・・・いや~。
新年早々、『侍戦隊シンケンジャー』にはヤラれてしまいました。
侍戦隊シンケンジャー 第七巻 [DVD]侍戦隊シンケンジャー 第七巻 [DVD]
(2010/01/21)
特撮(映像)

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正直、放送前は息子と共に「このデザインはないよなー」と
高をくくっていたのかったのですが。

これがですね・・・始まってみると、面白くて(笑)

主人公たちがが“まきこまれ型”でなく
きちんと敵に備え、自らを鍛え、覚悟をもった
(この辺が侍らしいというのか・・・)
久しぶりにヒーローらしいヒーローでした。

戦隊もののリーダーである赤色“シンケンレッド”を殿とし
その他の人間を“家臣”とするような
上下関係を取り入れたのも、新鮮で

真面目で寡黙で責任感の強い殿と
最初にあった仲間たちとのギャップが
どんどん、回を重ねるごとに解消されていったり
色々な見所があったのですが。

今週で、まさか、あんな展開にもってくるとは・・・。

今までの戦隊もののパターンを外してくるのと
きちんと伏線を回収していく。
その両方を行ってくるとは思いませんでした。

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(2010/02/21)
桐山漣菅田将暉

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あとは、これまた、お気に入りの『仮面ライダーW』ですが、

小学校一年の息子が主人公の一人、フィリップが
ファングメモリのCMで多用しまくった。
「ゾクゾクするねぇ・・・」を一日中、言っていました。

「TVばっかり、観てないで、ご飯、ちゃんと食べろ」
「ゾクゾクするねぇ・・・」

「お風呂、どうするの?入るの?」
「ゾクゾクするねぇ・・・」

「宿題の一行日記、やったの?」
「ゾクゾクするねぇ・・・」

当然のことながら、家族から、怒られてました・・・・
(*´ο`*)=3

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70億の針 2~3巻

70億の針 2 (MFコミックス フラッパーシリーズ)70億の針 2 (MFコミックス フラッパーシリーズ)
(2009/04/23)
多田乃 伸明

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70億の針 3 (MFコミックス フラッパーシリーズ)70億の針 3 (MFコミックス フラッパーシリーズ)
(2009/10/23)
多田乃伸明

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70億の針 2~3巻 」(感想
(著)多田乃 伸明

この作品も、2巻終盤までは、
ある意味“お約束”をきちんと踏襲してくれていて
正直、軽く読んでいたのですが。

最後で「そうくるか!!」と
見事にヤラレました。

3巻はこれまた見事に、予想の上を行かれて
とても、気持ちの良い展開です。

(まぁ、お気づきでしょうが・・・
自分はあんまり推理とか予想が当たらないタイプです)

次巻がどうなっていくのか楽しみです。

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Another アナザー

AnotherAnother
(2009/10/30)
綾辻 行人

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Another」(感想
(著)綾辻 行人
その「呪い」は26年前、ある「善意」から生まれた―。
1998年、春。
夜見山北中学に転校してきた榊原恒一(15歳)は、
何かに怯えているようなクラスの雰囲気に違和感を覚える。

不思議な存在感を放つ美少女ミサキ・メイに惹かれ、
接触を試みる恒一だが、いっそう謎は深まるばかり。

そんな中、クラス委員長の桜木ゆかりが凄惨な死を遂げた!
この“世界”ではいったい、何が起こっているのか
秘密を探るべく動きはじめた恒一を、さらなる謎と恐怖が待ち受ける…。

ストーリーとしては『六番目の小夜子』を思い出しますが
あれは、原作よりもNHKのドラマが異常に出来が良かったような気がしています。
体育館のシーンとか。

今では実現不可能なキャストになってしまった感じもありますね・・・

六番目の小夜子 (新潮文庫)六番目の小夜子 (新潮文庫)
(2001/01)
恩田 陸

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六番目の小夜子 第一集 [DVD]六番目の小夜子 第一集 [DVD]
(2001/01/17)
鈴木杏栗山千明

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六番目の小夜子 第2章 [DVD]六番目の小夜子 第2章 [DVD]
(2001/02/21)
鈴木杏栗山千明

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六番目の小夜子 第3章 [DVD]六番目の小夜子 第3章 [DVD]
(2001/03/14)
鈴木杏栗山千明

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脱線してしまいましたが
『Another』の感想

あれ・・・これで終わり?

辻褄が合っているようで
どこか、すっきりしない。

何でしょう、釈然としないというのか、

何かを見落としているような気がします。

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