『こすヨメγ'10』の自分の投票する順位を焦りながら考えてみる。
『家族ランドマーク』
『アオイホノオ』
『百舌谷さん逆上する』
『雨無村役場産業課兼観光係』
『GIANT KILLING』
『星は歌う』
『ミスミソウ』
『RIN』
『バクマン』
『お茶にごす』
『きのう何食べた?』
『ちはやふる』
『ハックス!』
『空色動画』
『3月のライオン』
『ぼくらの』
『宇宙兄弟』
『ささめきこと』
『聖☆おにいさん』
『弑逆契約者ファウスツ』
『シグルイ』
『阿房列車』
『坂道のアポロン』
『月光条例』
『春期限定いちごタルト事件』
『PLUTO』
『ヒストリエ』
『ヴィランド・サガ』
『天顕祭』
『HELLSING』
『70億の針』
『桶狭間戦記』
『ネムルバカ』
『夏目友人帳』
『サマーウォーズ』
『友達100人できるかな』
『ラブロマ』
『オトノハコ』
『のだめカンタービレ』
『乙嫁語り』
『ゆうやみ特攻隊』
『ブラック・ラグーン』
『惑星のさみだれ』
『俺はまだ本気出していないだけ』
『ONE PIECE』
『リアル』
『クーベルチュール』
『へうげもの』
『おおきく振りかぶって』
『おれはキャプテン』
『君に届け』
『ハチワンダイバー』
まぁ、『WORST』は読むことなくなりましたし
『アイシールド』は何とか完結してもらってほっとしたというのか。
今年は完結した作品が多かったのですが
正直、期待していた以上の喜びはなかった気がしています。
『ぼくらの』『日本沈没』も『のだめカンタービレ』・・・
『ミスミソウ』はつた様(現)新春げきがウるふ様の
予想していた展開の方が、個人的に好みだったし・・・
『HELLSING』
『PLUTO』もまぁ、こんなところでしょうか。
自分の中で興味を失っていったマンガも多く
『おやすみプンプン』
『はじめの一歩』もちょっと・・・
『月光条例』
なんでしょう?
おとぎばなしという金の鉱脈を見つけているはずなのに
あと、本当に少し、ピントが合っていないというのか。
主人公の周囲の人間が役割というか
もはや型が決まっていて、その辺がもったいないというのか・・・
赤ずきん編の最後も『うしおととら』のくまさんシャンプーの話や
『からくりサーカス』のれんげが大事にする絵本を彷彿とさせてくれて
涙が出てきたり
あのパトラッシュに向かって
「この駄犬」なんて言ってくれて、本当に胸がすく思いがしたり
するんですけどね。
『とある科学の超電磁砲(レールガン)』
も記事は書いていませんが4巻はおもしろかったです。
『八チワンダイバー』
勢いが戻った感じがします。
特に、新しい登場人物の“右角”が
格好よくて、格好よくて。
オンガクで人格が変身する棋士なんて
この著者以外、考えつかないと思います。
ということで
1位『惑星のさみだれ』(著)水上 悟志
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今年も1位はやはりこの作品です。
最新刊で今までの伏線の周到さに唸りました。
主人公たちの(肉体的・精神的)成長が感じられ
話も、いよいよ終盤を迎え
どういう風に話しが展開していくのか。
仲間である獣の騎士団の面々に思い入れが出てくれば
出てくるだけ
ストーリーの展開上必要であれば
無造作にキャラクターを殺すことのできる著者なだけに
その点でも目が離せません。
今ならまだ間に合います(笑)
おもしろいマンガをお探しであれば、是非。
2位『リアル』(著)井上 雄彦
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ようやく、一人の登場人物の元にほんの僅かですが、光がさしてきます。
本当に、今回のラストページにたどり着くまでに
どれだけの時間が必要だったのか。
その登場人物の前には母や父、医師、同級生、彼女?など多くの人間が現われ
彼を覆う絶望を振り払うために努力をします。
ただ、そのあまりの絶望の大きさに
彼らだけでは足りずに前巻、前々巻から登場した
花咲君とプロレスラーの白鳥、彼らの存在が必要だったように思えます。
いわば、彼等は触媒の役目を果たし“彼”はようやく
絶望の底にたどりついたように思えます。
そして、やっと彼は今の状況を受け入れ(受容)ようと始めています。
あとは、もう一人の主人公である野宮の姿、セリフにも感動します。
3位『友達100人できるかな』(著)とよ田 みのる
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去年の『こすヨメ』で紹介していただいた本の中でも
かなり気に入った作品『FLIP-FLAP』
その著者の新作です。
会話と描き文字のセンスの良さが
地球の存亡を賭けた友達づくりを盛り上げてくれます。
単なるノスタルジーにならないところも
主人公が大人と子供の両面の視点を有しているからかもしれません。
オススメです。
4位"『少女ファイト』(著)日本橋 ヨヲコ
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相変わらず、この著者の作品は
一つ一つのセリフが胸に突き刺さります。
3位と4位は迷ったのですが
今巻は同著者の大傑作『G戦場ヘブンズドア』の登場人物たちが登場するために
個人的には大満足なんですが
この作品、単体としてはどうだろうと思ったので
この順位とさせていただきました。
5位"『ちはやふる』 (著)末次 由紀
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まぁ、今年楽しませていただいたマンガとして
やはりこの作品は避けて通れない気がします。
素材そのものの魅力。
登場人物の魅力。
競技マンガ、部活マンガとしての魅力。
著者のマンガに賭ける思いと
登場人物たちの思いがあいまって
素晴らしいものになっています。
同著者の新作『クーベルチュール』もオススメです。