終末のパラドックス

終末のパラドックス終末のパラドックス
(2008/09/26)
桂木 希

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終末のパラドックス」(感想
(著)桂木 希
渋谷で爆破予告が入る。
爆発すれば、ウイルスの飛散で被害者は数百万人に上る
高名な老科学者・北村正平が容疑者として逮捕された。

北村は世界平和実現を各国首脳に要求し
それが呑まれなければ、世界30カ国に仕掛けた同種の爆弾を
7日後に一斉に爆発させるというのだ。

世界平和実現のために
人類全てを人質に取るという矛盾した方法だった。

捜査陣は北村の真の動機を探るべく奔走する。
そして、爆弾解除の鍵を握るのは、彼のたった一人の孫娘だと判明するのだが・・・

前作と同様に世界を舞台にした物語。

全体的に硬い。
話の内容と登場人物が遊離しているというか

文章も各種設定などの説明文の要素が多く
登場人物の行動も、描写等の不足によるものか

著者から与えられたような役割を演じているような
そんな印象を受けました。

話も二転三転はするのですが・・・
イマイチ入り込めない。

良くも悪くも、どこかでみたようなマンガ的な印象を受けます。

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11 : 00 : 00 | 本感想 | TB(0) | Comment(0) | UP↑

ポップ1280

ポップ1280ポップ1280
(2000/02)
ジム トンプスン

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ポップ1280」(感想
(著)ジム・トンプスン

再読。
主人公に感情移入のできない
気持ち悪さを感じるといえばこの作品。

同著者の『内なる殺人者』も有名ですが
個人的にはこちらの主人公の崩れ方が好きです。

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20 : 00 : 00 | 本感想 | TB(0) | Comment(0) | UP↑

昭和歌謡大全集

昭和歌謡大全集 (集英社文庫)昭和歌謡大全集 (集英社文庫)
(1997/01)
村上 龍

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昭和歌謡大全集」(感想
(著)村上 龍

孤独なコンピュータおたくたちと
ミドリ会という名のおばさんのグループ
ふたつのグループの殺し合いを描く。

再読。

内容自体は本当にしょーもない。
普通は考え付かないし、ついても、正直、文章化しないと思う。
ただ、変な魅力があります。

通常であったら、殺しあう理由なんかに強引にテーマらしきものを
匂わせたりするはずなんですが
この作品にはそれがありません。

ラストの終わらせ方も笑ってしまいましたし
妙な清清しさまで感じさせます。

同じ登場人物が登場する
『半島を出よ』も良いんですが

この本当に“なにもない”
人間の形をした別の生き物のような人物像は
この時期の著者しか書けないような気がします。

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23 : 50 : 00 | 本感想 | TB(0) | Comment(0) | UP↑

宙のまにまに 1巻

宙のまにまに 1 (1)宙のまにまに 1 (1)
(2006/06/23)
柏原 麻実

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宙のまにまに 1巻」(感想
(著)柏原 麻実

仕事先に営業で来られるMさんから貸していただきました。

Mさんは、久しぶりに、仕事も出来るが手を抜くところは全力をもって抜く。

最近、見ない営業マンのタイプですね。

単身赴任であることをいいことに

新作アニメを網羅してみたり
マンガを大人買いしてみたり
勇者となって世界を救っておられたり

ああ、まだ、こんな風に遊んでもいいんだと
勇気?を与えてくれる方です。

感想としては、正統派ラブコメで
最近、多い地味(失礼)部活作品です。

絵もキレイでかわいいし
天文部の活動もしっかり、わかっていいのですが
明るくて、楽しいんですが・・・

何か、もう一味欲しい。
そんな感じがします。

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19 : 00 : 00 | コミックス感想 | TB(0) | Comment(4) | UP↑

ラブホテル

ラブホテル [DVD]ラブホテル [DVD]
(1998/11/06)
速水典子

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ラブホテル」(感想
(監督)相米 慎二
(脚本)石井 隆
(出演)寺田 農 速水典子

自らの出版会社を倒産させ、妻をヤクザに凌辱され
人生に絶望した男・村木は最期にホテトル嬢・名美を指名する。

・・・2年後、タクシー運転手となっていた村木は
客として名美を乗せる。

この映画も本当に好き。

最初に見たのは高校生の頃
深夜のTVで何の気なしに観ていたのが
ラストシーンまで、一気に見入ってしまったのをおぼえています。

中年の男と若い女。
それまで観ていた映画の“綺麗な”登場人物と違っていて
無様で不器用な二人が本当に格好が良いし、いとおしい。

作中での音楽の使い方もすごくて
山口百恵の「夜へ・・・」や
モンタ&ブラザーズ「赤いアンブレラ」が
印象的でした。
A Face in a Vision(初回生産限定盤)(紙ジャケット仕様)A Face in a Vision(初回生産限定盤)(紙ジャケット仕様)
(2004/07/22)
山口百恵

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NEW BESTNEW BEST
(1993/05/26)
もんた&ブラザーズ

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ヒロイン・名美が不倫相手の電話に
(実は途中で相手は切ってしまうのですが)
延々と(4分半!)自分の心情を吐露するシーンがとても好きです。

簡単なんですね。

あのヒステリーには なんていってとりつくろったの?
あんな泥棒猫、はなっから本気で付き合うわけないじゃないか

ホテル代、誰が出したんですか?
いつもだれがリザーブしたの

私はいつもシングルを予約して
残業中のあんたに電話して
いつだって、夜中の一時頃には私を残して帰っていって

私はね、
それからね、私は一人で考えましたよ。
わたしはなんなんだろうってね
あんたはいいわよね。

どっかで会社の接待やってた時間で私を抱いてたわけだし
奥さんにばれる心配もないしね

私だってお宅に一度だって電話した事ないでしょう。
あなたの言うとおりにやってたでしょう。

わたしだって考えてんのよ。
このままいったって、どうしようもないことわかってんのよ。
奥さんがいるんだもんね。

私は都合のいい女なんですよね
もうやめたら、そういう関係。

ホンと言うとね
恋人いるんだよね。

すっごく、うぶな人なんだよね
うぶすぎてさ
わたしなんかもったいない

あんたと同じぐらいの年なんだけどね
月とすっぽんなのよね
考え方、思想がね。
女を女と思っている人なんだよ

好きなんだよね、あたし、あの人。
・・・だけど、あんたが先だったからさ
あんたに遠慮してさ
返事、渋ってたんだよねぇ
だけど、今日はっきりわかった。
あんたなんて最低。
あのヒステリー女とあのご立派なマンションでいちゃついてりゃいい

私にはあの人がいるの
私をね。天使だって
あんたなんかわかんないでしょう
私はね、天使なんだよ
いい子なんだよ・・・(嗚咽)



あとは、ラストシーン。
階段ですれ違う二人の女
-名美と村木の偽装離婚した妻-

無造作に投じられたような桜吹雪が凄く印象的でした。

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23 : 55 : 00 | 映画・アニメ・DVD・TV感想 | TB(0) | Comment(0) | UP↑

ture tears

true tears vol.1 [DVD]true tears vol.1 [DVD]
(2008/03/25)
高垣彩陽石井真

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true tears vol.2 [DVD]true tears vol.2 [DVD]
(2008/04/25)
石井真高垣彩陽

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true tears vol.3 [DVD]true tears vol.3 [DVD]
(2008/05/23)
石井真高垣彩陽

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true tears vol.4 [DVD]true tears vol.4 [DVD]
(2008/06/25)
名塚佳織吉野裕行

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true tears vol.5 [DVD]true tears vol.5 [DVD]
(2008/07/25)
石井真名塚佳織

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true tears vol.6 [DVD]true tears vol.6 [DVD]
(2008/08/22)
石井真名塚佳織

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true tears vol.7 [DVD]true tears vol.7 [DVD]
(2008/09/26)
石井真高垣彩陽

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ture tears」(感想
(監督)西村 純二

前の職場の後輩と話しているときに
「これは、おススメです!」と熱く語られ
昨日、DVDを全巻貸していただきました。

正直、表紙に気後れした部分はあったのですが・・・
観始めたら、止まりませんでした。

主人公の仲上眞一郎は、富山の造り酒屋・仲上家の長男。
絵本作家を目指している。

ある日、学校の裏庭で木に登って降りられなくなった少女
石動乃絵と出会う。

彼女との出会いをきっかけに
両親の死により同居することとなった幼馴染・湯浅比呂美や
親友・野伏三代吉の彼女でもある、もう一人の幼馴染・安藤愛子との関係に
変化が生じてきて・・・・

まず、感情表現が豊か。
セリフ、声の演技。間。絵。
細かな仕草や動きに秘められた感情。

とくに、アニメは意図や意志があって
絵が生み出されていく訳ですから
一つ一つのシーンがきっちりと描かれていることに
正直、感動しました。

あとは、良くありがちな設定を
いかに崩していくのか
スタッフがそこににかなりこだわっているのが
感じられました。

まずは
幼馴染で同居・才色兼備(優等生でなおかつバスケ部所属)
という、「どこの完璧超人よ」といいたくなるようなヒロインの一人。
湯浅比呂美。

変わり者でありながら独特の感性と洞察力をもつ
ヒロインの一人、石動乃絵。
彼女との出会いによって主人公の変化・成長が促されていき
彼女自身も主人公によって、様々な感情を知り、変わっていくことになります。

(彼女がいなければ、その他の登場人物もここまで動かなかったはずですので
この物語のもっとも重要なキーマンは彼女のような気がします)

最後に一つ年上の幼馴染で
なおかつ主人公の親友・三代吉の彼女でもある安藤愛子。

3人がそれぞれの魅力を持ちながら
決して、男性の都合の良いヒロインではなく
綺麗事だけでない感情をもっているところにも感心しました。

あとは、物語中盤までの各話のヒキの上手さ。
次がどうなるの?という
すごくシンプルで強い気持ちで観つづけました。

あとはネタバレを含む感想なので
(個人的願望含む)反転します。


まずは物語の序盤から目を引く
湯浅比呂美に辛くあたる主人公の母親との関係。

正確には主人公の母親と湯浅母との因縁が何だったのか。
具体的に語られなかったのが、残念でした。

(ただ、単に主人公の母が息子を溺愛するあまり
同居する湯浅比呂美に牽制として言ったのかもしれませんが・・・・)

父親との関係ももう少し掘り下げてももらいたかった。

主人公とこのヒロインの間の大きな障壁であるはず
(韓流ドラマ的な)秘密が?あっさりと勘違い・・・・
かなりの肩透かしでした。

ただ、このヒロインのセリフや
感情の強さ(気持ちのぶり返し)
外見では明らかにならない
後半での自己主張を含めた行動力

優柔不断な主人公に
決断を(それとなく)強いるところなど

単なる記号では語れない
人間らしさのあるキャラクターでした。

特にラストの最終的な告白を
受けてからのセリフ回しは絶妙。

あと、残念なのは主人公である
仲上眞一郎の優柔不断さが
(キャラクターとしての弱さも)
後半の勢いを弱めたもう一つの原因だと思います。

勿体ない。

確かにストーリーの構造上、最後にどのヒロインと結ばれるのかが
謎にならなければ盛り上がらないわけですが

ラストにしてもおかしくないような出来の10話をみた後は
あとは自分の意志で
(誰かに言われたわけじゃなく)
自分がこれから誰を大事にしていくのか
きちんと別れを告げて欲しかったなぁ・・・と思います。

石動乃絵。
単なる変わり者のヒロインから
(登場人物のなかでも幼かった彼女が)
人に好かれること、人を好きになることで変わっていく様は
本当に見ごたえがありました。

後半は話の都合上、出番があまりなかったのですが

そこでの一人の人間の気持ちの不確かさなどを
かみ締める辺りなど、本当に切ないものがあります。

“アブラムシの歌”があんなに効果的に使われるとは・・・

まぁ、ラストは・・・一番良い終わり方だったような気がします。

安藤愛子。
後半は話の都合上、出番はほとんどなかったのですが
自分はこのキャラクターの持っているせつなさが一番好きでした。

自分が好きだった眞一郎から紹介を受けて
彼の親友である三代吉付き合うことにする彼女。

(自棄になったのか、三代吉そのものにも魅力があったためか
その両方かもしれませんが、作中では詳しくは語られませんが・・・)

“お姉さん”として自分の役割を規定しながらも
封印もしくは忘れようしていた眞一郎への気持ちが
少しずつ、石動乃絵や湯浅比呂美という存在によって
表面化していくあたりがとても良かった。

後半の部分では、泥沼化を防ぐためか
蚊帳の外というのか・・・
三代吉との関係だけに話が絞られましたが

個人的にはこの三角関係に介入してきてもらって
同じ幼馴染である(はず?)の湯浅比呂美との関係や
石動乃絵が今川焼き屋あいちゃんに登場するところなど
見てみたかった気もします。

最後に野伏三代吉。
主人公の親友 本当に良い男です。

現実にこういったことに巻き込まれて
こんな風な対応はできないなと・・・

自分の気持ちに手一杯なキャラクターたちの中で
一番の大人だったような気がします。

それ以外にも
色々と設定の段階で謎が多い作品ではあります
何故、愛子は今川焼き屋をやっているのか、とか。

美術も、音楽も、絵も、本当に手を抜かず
丁寧に作った作品だと思います。

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21 : 00 : 00 | 映画・アニメ・DVD・TV感想 | TB(0) | Comment(0) | UP↑

人生とは素晴らしいものだ

人生は素晴らしいものだ人生は素晴らしいものだ
(2002/10)
オグ・マンディーノ

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人生は素晴らしいものだ」(感想
(著)オグ・マンディーノ
(訳)伊藤 和子

小学校4年生の娘が学校の図書館で借りてきていました。

どうやら、図書館のオススメに『十二番目の天使』があったんで
探したのだが見つからず、同著者のこれを借りてきたそうです。

・・・小学校4年生でオグ・マンディーノ。
いや、悪くはないのですが、微妙な気分です。

本の内容に関しては非常に良い本です。

物語形式のビジネス書としては
内容もわかりやすく
聖書に出てくる金持ちの収税人ザアカイを主人公に
成功のための十の智恵(ルール)を説明していきます。

1)日々熱心に仕事に取り組みなさい。
その働き方があなたの未来を決定する。

2)忍耐によって
運命を支配できる事を学びなさい。

3)航路を明確に海図に書き込みなさい。
漂流者とならないために。

4)陽光の中を旅する間に
暗闇に備えなさい。

5)微笑みをもって逆境に立ち向かい、
屈服させなさい。

6)行動なき計画は
消え去る夢に過ぎないことを悟りなさい。

7)心にかかるクモの巣を一掃しなさい。
それが心をふさぐ前に。

8)荷を軽くしなさい。
目的地に到着できるように。

9)心にかかることを、今行ないなさい。
それができるうちに。

10)他の何者かではなく、
自分自身であるために努力しなさい。


忍耐がしっかり記されているところが良い。

大体のこういった物語形式のビジネス書では
目的の重要性がおおきく取り上げられますが

あまりにも当たり前すぎで
(なおかつ地味なために)
こういった本では
逆に取り上げられることの少ない忍耐をしっかりと
明記してあるところに
著者の誠意を感じます。

真理というものは特別な隠れているものではなくて
周囲に普通・普遍的に存在しているものであるから
逆に忘れやすいもののように思えます。

良いビジネス書というものは
気づきを与えてくれるものだと個人的には考えています。

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レベル3

レベル3 (異色作家短篇集)レベル3 (異色作家短篇集)
(2006/09)
ジャック フィニイ

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レベル3」(感想
(著)ジャック フィニイ

著者の第一短編集。
グランド・セントラル駅に存在しない地下三階
“レベル3”
そこに迷い込んだ男を描いた表題作。

ノスタルジーと短編としての切れ味が
両立している素晴らしい作品です。

古い作品集なのでアイデアやオチは
さすがに物足りなく感じるかもしれませんが

高所恐怖症ぎみの方にはおススメできない
『死者のポケットの中には』の緊迫感など
個人的には好きな作品集です。

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ゲイルズバーグの春を愛す

ゲイルズバーグの春を愛す  ハヤカワ文庫 FT 26ゲイルズバーグの春を愛す ハヤカワ文庫 FT 26
(1980/11)
ジャック・フィニイ

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ゲイルズバーグの春を愛す」(感想
(著)ジャック・フィニイ
(訳)福島 正実

『ジェニーの肖像』を読み終えたあとに
どうしても、読みたくなって本棚をひっくり返しました。

著者の第二短編集。

表題作もさることながら
この中に収録されている
『愛の手紙』は本当にとても良い作品です。

購入した時代ものの机の隠し抽斗(ひきだし)
その中に残されていた一つの手紙。
それが、現代の青年と過去の乙女の恋愛の始まりだった・・・。

短編なのにここまで切なく
相手に何かを伝えようとする恋愛小説は
そうはないのでしょうか。

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21 : 00 : 00 | 本感想 | TB(0) | Comment(0) | UP↑

ジェニーの肖像

ジェニーの肖像 (創元推理文庫)ジェニーの肖像 (創元推理文庫)
(2005/05/23)
ロバート・ネイサン

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ジェニーの肖像」(感想
(著)ロバート・ネイサン
(訳)大友 香奈子

1938年冬のニューヨーク。
貧しい青年画家イーベンは、夕暮れの公園で一人の少女に出会った。
彼女の名はジェニー。
数日後に再会したとき、彼女はなぜか数年経たように成長していた・・・

もう、この文章だけでも察しの良い方なら
話の展開などは想像がつくかもしれません。

しかし、それでも・・・
ラストの余韻にはしみじみとしてしまします。

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おとうさんがいっぱい

おとうさんがいっぱい (新・名作の愛蔵版)おとうさんがいっぱい (新・名作の愛蔵版)
(2003/02)
三田村 信行

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おとうさんがいっぱい」(感想
(著)三田村 信行
(絵)佐々木 マキ

十数年か二十年ぶりぐらいに再読。

この柔らかそうなタイトルと絵にだまされてはいけません。

肝が、冷えるというのか。
子供の時に読んだときよりも
さらに怖さが増しています。

ネタバレの為反転。

自分というものがかけがえのないものではなく
代理可能なのものでしかないというものを
思い知らされ、なおかつ
選別する立場から選別される立場に変わった時の何ともいえない
恐怖や不安感。


さめない悪夢のような短編集。

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09 : 00 : 00 | 本感想 | TB(0) | Comment(0) | UP↑

雨やどりはすべり台の下で

雨やどりはすべり台の下で (偕成社文庫)雨やどりはすべり台の下で (偕成社文庫)
(1990/04)
岡田 淳

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雨やどりはすべり台の下で」(感想
(著)岡田 淳

一郎たちとおなじアパートに住む雨森さん。
いつも無口で、人づきあいもまるでなし。
でも、雨森さんってほんとうは魔法つかいなのかもしれない。
だって、ふしぎな話がどんどん出てくるんです。
サンケイ児童出版文化賞受賞。

スカイハイツマンションの子供たちが
雨やどりのために入ったすべり台の中で語りだす<雨森さん>のこと。

語り手が一章ごとに変わり
雨森さんのことや不思議な出来事を語っていくのですが

実は個々の子供たちの置かれた状況なんかも
さらりと読者に提示されます。

不思議な事を語っても
作中で遊離しないのは、やはりこの著者のもつ丁寧さだと思います。
登場人物たちの名前や
子供たちの住んでいる環境などをはしょらず
きちんと言葉を費やす事により
そのリアルさが重みを持ち
絶妙なバランスで、作品世界が作られている感じがします。

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夏目友人帳 6巻

夏目友人帳 6 (花とゆめCOMICS)夏目友人帳 6 (花とゆめCOMICS)
(2008/07/05)
緑川 ゆき

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夏目友人帳 6巻」(感想
(著)緑川 ゆき

祖母の遺品である「友人帳」は
多くの妖(あやかし)を統べる契約書。
それを受け継ぎ、中に記された妖達の名を返していく
主人公・夏目の物語。

シリーズ6巻目。

「タカシの友人」

人間と妖怪の中間に位置する夏目の立ち位置を示した作品。
ここまで巻数がなければ
人間たちに対する情も、夏目は持ち得なかったと思うので
非常に良い時期に書かれたような気がします。

「夏目観察帳」
・・・・しかし、この子狐の可愛らしさは(笑)

同時収録されている
短編の『まなびやの隅』も良いです。

著者が大人なので
恋愛を絶対の価値としないところが読んでいて気持ちがいい。

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砂の器

砂の器 デジタルリマスター版 [DVD]砂の器 デジタルリマスター版 [DVD]
(2005/10/29)
松本清張野村芳太郎

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砂の器」(感想
(原作)松本 清張
(監督)野村 芳太郎

これも貸していたDVDが返ってきたので
ラストのところだけ観ようとして
結局は、最初から観ることになりました(笑)。

もはや、失われた古い日本の景色の中を
二人の刑事はある一つの事件を追っていきます。

そして明らかになってくる、多くの事柄。

忘れてはならないこと、忘れられないこと。

そんなことををラストでは考えながら
目頭を熱くしながら、見終えました。

やはり、日本映画の傑作の一つです。

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人魚の傷

人魚の傷 (るーみっくわーるどスペシャル)人魚の傷 (るーみっくわーるどスペシャル)
(1992/12)
高橋 留美子

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人魚の傷」(感想
(著)高橋 留美子

人魚シリーズ2作目。

『夢の終わり』
『約束の明日』(前後編)
『人魚の傷』(前後編)
『舎利姫』の4篇収録。

やはり、表題作の『人魚の傷』が他の作品よりも
1枚も2枚も上のような気がします。

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人魚の森

人魚の森 (るーみっくわーるどスペシャル)人魚の森 (るーみっくわーるどスペシャル)
(1992/12)
高橋 留美子

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人魚の森」(感想
(著)高橋 留美子

先日、お盆で、実家に帰ってきました。

実家といっても、車で30分程度のところにあるため
あまり、郷愁や感慨といったものは全く感じません(笑)。
(当たり前ですが)

祖母や祖父に、想いを馳せたあとは
実家の倉庫をガサゴソと探してきました。

大きめのコミックスやハードカバーの本をいくつか。
家内の呆れたような視線は、気がつかないフリをしましたが・・・(汗)

ということで、今回はその中の一つ
自分が、この著者の中で一番好きなシリーズです。

ちなみに、短編では『忘れて眠れ』『闇を駆けるまなざし』『笑う標的』とか
子供の頃に読んでかなりショックを受けた記憶があります。

(『炎トリッパー』の話の終わらせ方にも、すげー!と感心しました)

『人魚は笑わない』(前後編)
『闘魚の里』(前後編)
『人魚の森』(前後編)の3篇収録。

不老不死というテーマに取り組んだ作品です。

『語り尽くせ熱愛時代』という対談集でも
犬神明・ウルフガイシリーズの影響について語っていましたが

(ヤング)ウルフガイが不死身→兵士(兵器)といった形に
話が展開していくのに対して

人魚シリーズは不老不死→人間の業を描くホラー作品に
変わっていくのは

この差が非常に面白い。
個々の作家の資質によるものでしょうか
やはり、男女の差というのも大きく関係しているような気がします。

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犬嶋高校行進曲 全3巻

犬嶋高校行進曲 1巻 (ヤングキングコミックス)犬嶋高校行進曲 1巻 (ヤングキングコミックス)
(2004/02/12)
小松 大幹

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犬嶋高校行進曲 2巻 (ヤングキングコミックス)犬嶋高校行進曲 2巻 (ヤングキングコミックス)
(2004/05/26)
小松 大幹

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犬嶋高校行進曲 3巻 (ヤングキングコミックス)犬嶋高校行進曲 3巻 (ヤングキングコミックス)
(2004/08/27)
小松 大幹

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自堕落とオタクの寄せ集め、県下最弱の犬嶋高校。
通称ワンコー。
ただ時間の過ぎるままに日々を過ごしていた
ミチロウ達の前に
幼なじみの暴力大将・サダキチが帰還・・・。
しみったれた毎日が彩りを増していく。

個人的に好きなマンガの一つです。

不良漫画の中でも
主人公たちが女にもモテず
ケンカも勉強もできない
「さえないバカ」たち。

なんか、ありのままの
不様な感じがすごく、しっくりきます。

著者のあとがきもすごく共感が持てるというのか。
等身大な感じが、良いです。

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青に候

青に候青に候
(2007/02/22)
志水 辰夫

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青に候」(感想
(著)志水 辰夫

心ならずも国を追われ江戸へもどってきたものの、なぜか行く手に波紋が起こる。
秘めた想いが心の支え。出会いと別れ、許しと再生。
会心の時代小説デビュー作。

再読。
この著者にしては普通というのか
以前の作品にあった

後半になっての異常なまでの盛り上がりもなく
何とかまとめた印象。

日本の冒険小説の中でも
一際、輝いていた著者だけに
惜しい気がしてならない。

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ムンジャクンジュは毛虫じゃない

ムンジャクンジュは毛虫じゃない (子どもの文学 31)ムンジャクンジュは毛虫じゃない (子どもの文学 31)
(1979/01)
岡田 淳

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ムンジャクンジュは毛虫じゃない」(感想
(著)岡田 淳

著者のデビュー作。

処女作にはその作家の全てが込められているというのは
あながち間違いではないのかもしれません。

子供たちが親の目を離れて遊べる場所。
ムンジャクンジュなる不思議な生き物と子供たち。
担任教師との関係。

謎の山・クロヤマの山頂に咲くクロヤマソウ(表紙参照)
冒頭の部分からそのイメージの強さに引っ張られていきます。

良枝がそこでぬいぐるみのような謎の生き物を見つけ
同級生の稔と克彦と共にを育てようとするのだが・・・・

この作品の面白さは色々あるのですが
“余地がのこっている”所に一番の面白さを感じます。

ムンジャクンジュとは何だったのか?
その他にも、何故というようなことが山積みなんですが
その解明されてない部分=読者が様々に考える余地がある。

それが逆に新鮮で面白かった。

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美丘

美丘美丘
(2006/11/01)
石田 衣良

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美丘」(感想
(著)石田 衣良

美丘、きみは覚えているだろうか。
ぼくときみがいっしょに暮らしはじめた八月。
あの夏の光と夜のやさしさを――。

かつてこれほどまで気高い恋人たちが存在しただろうか?
石田衣良が描いた、究極の恋。 (帯より)

・・・・うーん。
帯を書いているだけで気恥ずかしい。

表紙や帯のあまりにも狙った文章で敬遠していた本作品。
図書館にあったので読了。

まぁ、作中でも言及されているある作品を
(ある意味)石田衣良がどのように語り直すのかと
いう感じで読ませてもらいました。。

ヒロインの美丘(みおか)を最初はエキセントリックに描いておいて
後半の展開で共感の持てるキャラクターに変化させる辺りは
お約束ながら上手いです。

ネタバレのため反転。
まぁ、「難病悲恋物」なのですが

前半の三角関係の部分であったり
命を燃やすといった意味での多くのセックス描写が
従来の“純愛物”の脱却を図っているように思えます。

設定された難病(失礼な言い方かもしれませんが)も、
きちんと新聞を読むと公言している著者だけあって
この病気を持ってくるかと・・・
いささかその“狙いすぎな”感じにうんざりしました。

個人的には、この病気ではないのですが
身内の一人が同じような状態に陥り
苦しんだ経験があるので
単純に割り切っては読めませんでした。

ただ、前半の三角関係の部分のリアルさ。
主人公の心がどちらに向いているのかを気づかせる描写や
前述した難病に関しても
普通の作家であれば、どうしても
仕入れた知識のレポートになりがちなところが
違和感なく小説として読める辺りは流石といったところでしょうか


あと、ラストに関しては
(パターン崩しとしての)意図はわかるのですが
著者が期待した程ではないというか・・・

全体的には
(自分も含め)この著者のファンであれば
オススメできますが、そうでなければキビシイかもしれません。

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世界がぼくを笑っても

世界がぼくを笑っても世界がぼくを笑っても
(2009/05/26)
笹生 陽子

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世界がぼくを笑っても」(感想
(著)笹生 陽子
(装画)うめ

北村ハルトは中学2年。
彼の新しい担任は、転任してきた小津ケイイチロウ先生。
この先生がとんでもないダメ教師みたいで……。

待望の新作。

本当に、少しヒネた(醒めた)今の中学生の生態を描くのが上手い。

パターンというか家庭環境にいささか問題のある為に
少し大人びたところのある少年を主人公にして

本来ならば、もう少しドラマチックしてもいいようなところを
淡々と、抑えて書くことによって、独特の味を生んでいます。

同著者の『ぼくは悪党になりたい』や
現時点での最高傑作ともいえる『楽園のつくりかた』に比べると
いくぶん不満はありますが・・・。

ぼくは悪党になりたいぼくは悪党になりたい
(2004/07)
笹生 陽子

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文庫版
ぼくは悪党になりたい (角川文庫)ぼくは悪党になりたい (角川文庫)
(2007/06)
笹生 陽子

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楽園のつくりかた楽園のつくりかた
(2002/07/12)
笹生 陽子

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文庫版
楽園のつくりかた (角川文庫)楽園のつくりかた (角川文庫)
(2005/06/25)
笹生 陽子

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さよならワルガキング

さよならワルガキングさよならワルガキング
(2001/12)
笹生 陽子じびき なおこ

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さよならワルガキング」(感想
(著)笹生 陽子
(絵)じびき なおこ

おかんのさいふに手をつけた。
ぬすんだ金は三百円。
うまいことやったつもりでいたけど・・・・

定番の児童文学といった感じです。
直球ではあるのですが
そこまで目を瞠るようなスピードではないというのか。

少年二人の友情ものとしても
まぁ、予想の範囲を超えてない感じです。

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五人対賭博場

五人対賭博場 (1977年) (ハヤカワ・ミステリ文庫)五人対賭博場 (1977年) (ハヤカワ・ミステリ文庫)
(1977/01)
ジャック・フィニィ

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五人対賭博場」(感想
(著)ジャック・フィニィ
(訳)伊東 守男

何日も降り続く雨のせいで、暇を持て余す四人の若者たち。
退屈しのぎの無駄話から、ある一つの計画を思いつく
そして、その計画はあることから別の形を取り始め・・・

ネバダ州のレノ。
そこの世界最大といわれる賭博場<ハロルド・クラブ>の
現金強奪へと変わっていく。

再読。

優れた青春小説としても読める内容です。

単なるお遊びであった計画があることによって
実行に進んでいく展開の上手さ。

計画、実行までの準備をきっちりと描くことによって
どんどん面白みが増してきます。
襲撃は成功するのか、否か?

いくぶんの古さは否めませんが、面白い本です。

初期の山田正紀作品を彷彿とさせます。

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独白するユニバーサル横メルカトル

独白するユニバーサル横メルカトル独白するユニバーサル横メルカトル
(2006/08/22)
平山 夢明

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独白するユニバーサル横メルカトル」(感想
(著)平山 夢明

読了。
正直、期待をしていなかったので、面白かったというのか。

懸念していたグロさに対しては
一話目で、いい意味でどうでもよくなってしまい
あとはへー。といった感じで読み進めていくことができました。

かなり無理のある設定を
半ば強引に短編にまとめてしまう著者の力技には
驚かされました。

おもしろかったのは表題作と『Ωの晩餐』
価値観が逆転する『無垢の祈り』ですかね。

『すまじき熱帯』での言葉に対するこだわりは
おおっ!と思ったのですが、内容そのものはあまり・・・

あとは『C10H14N2(ニコチン)と少年』のタイトルの意味に気がついた
時には、苦笑しました。

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pay off

Pay Off (ヤングマガジンコミックス)Pay Off (ヤングマガジンコミックス)
(2004/03/05)
むとう ひろしきうち かずひろ

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pay off」(感想
(著)むとう ひろし
(原作)きうち かずひろ

こっちの方の主人公のナメた感じが
個人的に好みの作品です。

主人公の名前はおろか
殺し屋になった過去や経緯には一切、触れずに
仕事をこなしていく。

主人公を含め、登場人物のほとんどがバカなので
暗くならずに楽しめます。        

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今日からヒットマン1巻~

今日からヒットマン 1巻 (1) (ニチブンコミックス)今日からヒットマン 1巻 (1) (ニチブンコミックス)
(2006/01/10)
むとう ひろし

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今日からヒットマン 1巻~」(感想
(著)むとう ひろし

主人公・稲葉十吉は、偶然知り合った
瀕死の重傷を負ったヒットマン“二丁”により
二代目“二丁”になることを余儀なくされる。

突如始まったサラリーマン&ヒットマンの二重生活の行方は・・・・

最初は結構良いのですが、
中弛みがヒドイです。

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神様のパズル

神様のパズル (ハルキ文庫)神様のパズル (ハルキ文庫)
(2006/05)
機本 伸司

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神様のパズル」(感想
(著)機本 伸司
「宇宙を作ることはできるのか?」

その究極とも言える問いに天才女子高生と留年寸前の大学生“僕”は
宇宙が作れることを立証しなければならなるハメに・・・。

再読。
まぁ、もうちょっとの感じは否めず。

“僕”が読者と同じ視点を持つために
かなり基礎的なこともわからないのはご愛嬌といったところです。

その他の登場人物のホームズネタなどの小ネタなどもありますが・・・・

肝心の“宇宙を作る”といったことに関しては
いささか、肩透かしの印象を受けました。

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ハイペリオン

ハイペリオン (海外SFノヴェルズ)ハイペリオン (海外SFノヴェルズ)
(1994/12)
ダン シモンズ

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ハイペリオン」(感想
(著)ダン・シモンズ

再読。
何回、読んでもおもしろさが減らない、不思議な小説の一つ。

文庫版はこちら
ハイペリオン〈上〉 (ハヤカワ文庫SF)ハイペリオン〈上〉 (ハヤカワ文庫SF)
(2000/11)
ダン シモンズ

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ハイペリオン〈下〉 (ハヤカワ文庫SF)ハイペリオン〈下〉 (ハヤカワ文庫SF)
(2000/11)
ダン シモンズ

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父の詫び状

父の詫び状 <新装版> (文春文庫)父の詫び状 <新装版> (文春文庫)
(2005/08/03)
向田 邦子

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父の詫び状」(感想
(著)向田 邦子

宴会帰りの父の赤い顔
母に威張り散らす父の高声
朝の食卓で父が広げた新聞・・・
だれの胸の中にもある父のいる懐かしい家庭の息遣いを
ユーモアを交じえて見事に描き出し
“真打ち”と絶賛されたエッセイの最高傑作。

ようやく、読むことができました。

何故か、この“父親”になじめず
最初のあたりで挫折してしまっていたのですが
読んでいくうちに、父親の姿が様々に変わっていく

うーん。違いますね。

・・・同じ人間の色んな姿を娘である著者が
敏感にとらえ、きちんと描いている。

その感性の鋭さと表現力。
まさに名人芸の域です。

特に「ねずみ花火」として題された作品の中で
小学2年生の息子の級友である「富迫くん」に向けられた
父の優しさには・・・
涙がとまりませんでした。

やまねこさん。
いい本を紹介していただきありがとうございました。

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20 : 00 : 00 | 本感想 | TB(0) | Comment(4) | UP↑

カラスの親指

カラスの親指 by rule of CROW’s thumbカラスの親指 by rule of CROW’s thumb
(2008/07/23)
道尾 秀介

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カラスの親指」(感想
(著)道尾 秀介

“詐欺”を生業としている、したたかな中年二人組。
ある日突然、彼らの生活に一人の少女が舞い込んだ。
戸惑う二人。
やがて同居人はさらに増え、「他人同士」の奇妙な共同生活が始まった。
失くしてしまったものを取り戻すため
そして自らの過去と訣別するため
彼らが企てた大計画とは。

意外に良かった。
後半の大オチは賛否両論あるでしょうが
(これやったら全て・・・って感じはありますが)

この著者のこんな読後感はある意味、新鮮ですらあります。

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