最初にお詫びをしておきますが
いつも以上にグダグダしてますので
以下の文章は読み飛ばしていただけると幸いです。
『ハチワンダイバー』
『嘘食い』
『PLUTO』
最近、失速気味だし・・・
『バガボンド』
このマンガは前半部分が
ものすごいのでどうしても今は見劣りしてしまう感じが・・・
『はじめの一歩』
・・・・まぁ、宮田の骨の脆さは
減量による骨粗鬆症じゃないのかとか
(絶対に違うと思いますが)
そんなことを考えてしまう有様です。
『ラセンバナ』
・・・・まぁ、これはいいか(笑)。
『少女ファイト』
『罪と罰』
この二つは個人的に思い入れが強すぎて
まだ、記事が書けない・・・
『砂糖菓子の弾丸は撃ち抜けない』
『アオイホノオ』
『日本沈没』
『瑠璃の方船』
『3月のライオン』
『おやすみプンプン』
『ぼくらの』
『月光条例』
『惑星のさみだれ』
『浮谷東次郎物語 愛蔵復刻版―俺様の青春ロード』
『リアル』
『MOON』
原作付きの作品か
そうでないかで決めようかとも
思ったのですが・・・
『砂糖菓子の弾丸は撃ち抜けない』
『日本沈没』
『瑠璃の方船』
『浮谷東次郎物語 愛蔵復刻版―俺様の青春ロード』
これらの作品は、原作があったとしても
マンガとして表現するということに
マンガ家としての素晴らしいまでの力を注ぎ込んでおり
原作の引力(着地させようする当然のストーリー)を
マンガとしての力でねじ伏せていたり
もしくは、せめぎ合いながらも
高いレベルで調和しているので
今回はあえて原作の有無は問わないことにします。
消去法でいくならば
『アオイホノオ』
『月光条例』が落ちるかな。
大好きな島本和彦なのに・・・
大好きな藤田和日郎なのに・・・
いいのか、俺。
もうなんか、『逆境ナイン』の不屈闘志の気分です。
マンガとして面白いのは
『惑星のさみだれ』
ストーリーが一番衝撃を受けたのは
(原作を読んでいたにもかかわらず)
『砂糖菓子の弾丸は撃ち抜けない』
『おやすみプンプン』
『ぼくらの』も本当に面白いですが
ここは涙をのんでもらって
個人的に一番泣いた『リアル』
今後の展開が気になる
『3月のライオン』と『MOON』は
あえて、外します。
おそらく、多くの方がすでに知っている作品でしょうし
同様の理由で多くの方が紹介してくれる作品だと思います。
ので
1位『惑星のさみだれ』
2位『砂糖菓子の弾丸は撃ち抜けない』
3位『浮谷東次郎物語 愛蔵復刻版―俺様の青春ロード』
4位『日本沈没』
5位『瑠璃の方船』
次点『リアル』
ということになりました。
今晩一晩、時間を置いてみて
変わりがなければ
正式に投票することにします。
(追記)
・・・募集要項を確認しましたら
再刊・完全版等は投票不可のようです・・・
ということで
最終的な投票はこういう順位となりました。
1位『惑星(ほし)のさみだれ』(著)水上 悟志今、本当に一番、続きが気になるマンガです。
正直、1~2巻までで諦める方もいるかもしれませんが
そこから面白くなってきますから。
続けて読んでみてください。
お願いします。
柔らかい絵柄と突飛な設定ですが
登場人物たちの二面性とひそかに重い内容であったり
いまだ解き明かされない謎(伏線)の数々。
そして何より(個人的に)今、現在のどの少年漫画よりも熱いストーリー展開。
登場人物の散り際が藤田和日郎風というか
確実に読み手に何かを残していく感じも好みです。
2位『砂糖菓子の弾丸は撃ち抜けない』(原作)桜庭 一樹 (著)杉基 イクラちなみに原作はこちら
文庫版
直木賞作家でもある桜庭一樹の救いのない原作を
よくぞここまでマンガ化したなぁと著者の力量に感服した作品です。
繰り返しになりますが
ストーリーをあらかじめ知っていても衝撃を受けました。
(それって、すごいことですよね)
マンガ化をすることで奥行きがでたというのか。
ヒロインたちの閉塞感・無力感であったり
あまり好きになれなかった彼女たちが
鮮明に立ち上がってくるような感じさえ受けました。
原作者である桜庭一樹も
帯のコメントで
“ところどころに混ざりこむ、オリジナルのシーンに情感があって
鮮烈な作品になったなと思います。”
と記す程です。
ただ、うがった見方かもしれませんが
普通、原作者が帯にこんなコメントを書くかな???・・・
混ざりこむ=異物としてとらえている感じが
するのは自分だけでしょうか。
それだけ、原作者も作品そのものに思い入れがあり
なおかつ、そこまで言わせるだけ
マンガとしての完成度が高いという気がします。
一人の表現者として(いい意味で)マンガ版に
嫉妬をしているようにも受け取れます。
(あくまで個人的な印象ですが・・・)
ただ、そういった我(エゴ)がなければ
表現者としては駄目なのかもしれませんし
そういったことまで考えさせられる程の凄い作品でした。
3位『日本沈没』(原作)小松 左京 (著)一色 登希彦原作は
有名な小松左京の原作の“その先”を
なりふりかまわずオリジナルな解釈と独自なストーリー展開を
必死で描き続ける著者の姿に感動を覚えます。
絵の崩れ方=登場人物の置かれている状況の過酷さとあいまって
絵としての魅力は正直・・・ですし
合わない方も多いかもしれません
ストーリーも延々と救われない展開が続きます。
ただそうであったとしても
この作品は余りある魅力があります。
完成されていない荒々しさ、抑制できない衝動のようなもの
日本に対する嫌悪と愛情のようなものが
これでもかと詰め込まれています。
映画も一時的なブームも過ぎ
果たして、このまま連載が無事に終了するのか。
そんな(余計な)心配をしてしまうぐらいです。
ただ、だからこそ、本当にこの著者がどんな結末を用意しているのか
そこが、どうしても見たい作品でもあります。
4位『瑠璃の方船』(原作)夢枕 獏 (著)海埜 ゆうこ原作
こちらは夢枕獏の自伝的小説を原作にしています。
まずは、個人的にものすごく思い入れのある
地味(文庫も絶版?)でありながら熱い原作を
きっちりと完結させていただいたことに感謝しております。
今回は、原作つきの作品が多かったのですが
マンガ化をするそれぞれのアプローチが
どれも違っていたのは面白かったです。
この作品の場合は原作を知らない人にも
(構成を少し変えて)読みやすくしてありますし
そして、原作の魂とも核とも呼ぶべき部分は
きちんと表現してあり非常に丁寧に仕事をされている印象があります。
こういった作品をつくるマンガ家の方・編集者の方
そしてそういった作品が載る舞台である青年誌の存在にも
改めて感謝します。
5位『リアル』(著)井上 雄彦有名な作品なのですが
今年、一番、泣いたマンガです。
本当に、今回の展開は
今までの積み重ねがあったからだと思います。
それがあるからこそ
それぞれの登場人物達が自分の今の状況を受け入れ(受容)し
絶望という自分にのみ向けた視点から
やっと他者に目を向けるようになって
そして、少しずつ希望を見つけていくその姿に感動するのかもしれません。
単なる障害者バスケの話だけではありません。
人間が誰もが経験する危機にどのように
対峙していくのか。
普遍的な人間の姿を描いた作品とも思えます。
次点『浮谷東次郎物語 愛蔵復刻版―俺様の青春ロード』
(著)森田 信吾残念ながら、復刻版は投票の権利がなかったので次点となりましたが
こちらも思い入れの深い作品です。
この本のお陰で多くのことを学びました。
そういった本がどういった経緯で復刻されたかわかりませんんが
この機会に多くの方(特に若い方たちに)
読んでいただきたい作品です。