アバウト・シュミット
2005/03/27 ( Sun )
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「アバウト・シュミット」 (感想)
(著)ルイス・ビグレー (訳)高橋 結花
アルバート・シュミット。年齢60歳。元弁護士。
妻には半年前に先立たれ、一人娘はロクでもない男に嫁いでしまう。
せっかく早期退職したというのに、人生をかけて築いたものは何だったんだろうか?
感想としては
「何でこれを最後まで読んでしまうのだろうか?」という気持ちが強いです。
個人的には、このアルバートというキャラクターが・・・
妻に先立たれ、娘は結婚を決めてしまう。
彼を癒してくれるのは、ウエイトレスとの会話が唯一の交流
といえば良い感じなんですが。
結構、浮気男なのでなんか興醒めというか
・・・微妙な感じです。
ただ、最後まで読んでしまうのは
どんな人間にもある(はずの)老後の孤独であったり
人生の決して綺麗ではない、不恰好なゴツゴツとした手触りのようなものを
感じさせるからかもしれません。
訳の上手さも読みやすさを助けている印象です。
映画はだいぶ評判が良いようですが・・・