父の詫び状

父の詫び状 <新装版> (文春文庫)父の詫び状 <新装版> (文春文庫)
(2005/08/03)
向田 邦子

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父の詫び状」(感想
(著)向田 邦子

宴会帰りの父の赤い顔
母に威張り散らす父の高声
朝の食卓で父が広げた新聞・・・
だれの胸の中にもある父のいる懐かしい家庭の息遣いを
ユーモアを交じえて見事に描き出し
“真打ち”と絶賛されたエッセイの最高傑作。

ようやく、読むことができました。

何故か、この“父親”になじめず
最初のあたりで挫折してしまっていたのですが
読んでいくうちに、父親の姿が様々に変わっていく

うーん。違いますね。

・・・同じ人間の色んな姿を娘である著者が
敏感にとらえ、きちんと描いている。

その感性の鋭さと表現力。
まさに名人芸の域です。

特に「ねずみ花火」として題された作品の中で
小学2年生の息子の級友である「富迫くん」に向けられた
父の優しさには・・・
涙がとまりませんでした。

やまねこさん。
いい本を紹介していただきありがとうございました。

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌

20 : 00 : 00 | 未分類 | TB(0) | Comment(0) | UP↑

カラスの親指

カラスの親指 by rule of CROW’s thumbカラスの親指 by rule of CROW’s thumb
(2008/07/23)
道尾 秀介

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カラスの親指」(感想
(著)道尾 秀介

“詐欺”を生業としている、したたかな中年二人組。
ある日突然、彼らの生活に一人の少女が舞い込んだ。
戸惑う二人。
やがて同居人はさらに増え、「他人同士」の奇妙な共同生活が始まった。
失くしてしまったものを取り戻すため
そして自らの過去と訣別するため
彼らが企てた大計画とは。

意外に良かった。
後半の大オチは賛否両論あるでしょうが
(これやったら全て・・・って感じはありますが)

この著者のこんな読後感はある意味、新鮮ですらあります。

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌

15 : 30 : 00 | 未分類 | TB(0) | Comment(0) | UP↑

きりひと讃歌

きりひと讃歌 (上) (Hard comics)きりひと讃歌 (上) (Hard comics)
(1986/08)
手塚 治虫

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きりひと讃歌 (下) (Hard comics)きりひと讃歌 (下) (Hard comics)
(1986/08)
手塚 治虫

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きりひと讃歌」(感想
(著)手塚 治虫

本棚の整理をしていて、ふと手に取(以下略)

M大医学部付属病院は世界に誇る近代医療設備と
アカデミックな研究機関を擁して
国内だけでなく海外からも患者たちをひきつけ
充分その期待に応えているのだったが
隔離病棟第六十六号室の患者に関しては
ほとんどお手上げの状態であった。

主人公の青年医師小山内桐人(きりひと)は
その謎の風土病“モンモウ病”のデータを取るために
1ヶ月の予定で犬神沢村へ向かうのだが・・・

最初に読んだのは高校生の頃だったのですが
衝撃的な内容でした。

人間とは?
病とは?
差別とは?
数奇な運命で世界を放浪し
悩みぬいた主人公の得た結論とは。

重要な登場人物である(はず)の占部や麗花の扱いが
あまりにも無造作だったり
ラストは期待していた形ではありませんでしたが。

(何故か、この作品を読むと『モンテ・クリスト伯』を思い出してしまいます)

それらを差し引いても傑作というスゴイ作品の一つです。

今、再読してもそのインパクトは変わらず
改めて読んでみて
作品の内容もさることながら

読者にどうしたら伝えられるか
様々な取り組みを試みている
著者の貪欲さに恐ろしさすら感じてしまいます。

あと、読み返した時に
前半部分の主人公の顔に
ものすごく違和感を感じました。

やはり、主人公の顔は
悩み、苦しみぬいた“あの顔”でないといけない、と
(自分は)無意識のうちに感じでいるようです。

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21 : 00 : 00 | 未分類 | TB(0) | Comment(2) | UP↑

名犬フーバーの事件簿

名犬フーバーの事件簿 (光文社文庫)名犬フーバーの事件簿 (光文社文庫)
(2004/08)
笠原 靖

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名犬フーバーの事件簿」(感想
(著)笠原 靖

警視庁捜査第一課長を最後にリタイアした長源寺大志。
今は、若い頃から興味のあった、映画やテレビドラマのエキストラを務めている。
愛犬の名前はフーバー。
犬の種類はクーバーズという、ハンガリー原産の白い巻毛の大型犬だ。
彼らの周辺で巻き起こる様々な“事件”。
その解決にむけて、長源寺・フーバーの名コンビが大活躍する。

仕事の大先輩の奥様からお借りしました。
7篇収録の短編集。

正直、2時間サスペンス・ドラマのような設定なんですが
文章の力でしっかりと読ませます。

主人公の長源寺や登場する人物たちが
リタイヤ後の人物たちが多く
現代の日本に対する憂いの念であったり
他者への感謝であったり
独特の味があります。

『鬼平犯科帳』や『剣客商売』のような雰囲気もあります。

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌

16 : 00 : 00 | 未分類 | TB(0) | Comment(0) | UP↑

光と影

光と影光と影
(2009/05/27)
ハナレグミ

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光と影」(感想
(アーティスト)ハナレグミ

1.光と影
2.PEOPLE GET READY
3.音タイム
4.明日天気になれ

お目当ては2曲目の
「PEOPLE GET READY」

ハウスメイトのCMで流れていて
「その人生に、いい部屋を。」
(このCMもすごく出来が良いです。
HPで観ることができます)

ようやく音源化。

その曲だけでなく
他の曲もどれも素晴らしい。

“どこへだって行ける”
                ――「光と影」

“今から 旅に出よう 荷物は何もいらないさ
夢見た場所が どこにあるさ
それだけで それだけで”
                ――「PEOPLE GET READY」  

ある程度の年齢になり
自分の人生が固まってくるにつれ
容易に口にだせない言葉を
歌ってくれる。

決して、滑らかではないのだが
その歌声にはほっとします。

テーマ:音楽 - ジャンル:音楽

09 : 00 : 00 | 未分類 | TB(0) | Comment(0) | UP↑

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Author:かんりにん きみやす
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